ペーター！

ハイジの方ではありません。


ミスタードーナツの箱が、40周年という事で、懐かしのペーター佐藤デザインに！
わーい、素敵だ！
ペーターさんの描く子供は、本当にいい顔している。


小学生の時にペーター佐藤さんのイラストが好きだった。
横浜に出かけた時、母にお願いして買ってもらったペーター佐藤レターセットは、
ここぞの時しか使わない、お気に入りだった。
（にしても、小学生の私にとっていつが「ここぞ」だったのだろうか）


そしてしばらくして、母が読んでいた「美味しいもの特集」の本でコメントしていた
ペーター佐藤さんのお顔を初めて見て、
「あ、日本人なんだ」と思ったのと同時に、
「この人のオススメしているゲンコツ大のシュークリーム、すごく美味しそうだ」と、
二つの別々の感情が入り組んだのでした。

そして、その10年後。
ペーター佐藤さんが勧めていた「シュークリーム」のお店である老舗洋菓子店に、
「ここのシュークリームが大好き」と面接で語り、激戦をくぐりぬけ採用、
３年もバイトすることになるとは、またまた思いもよらない話。


こうして人はかつての記憶同士を勝手に紡いでいくし、
新しい未来と、現在を、これまた勝手に紡いでいる。

今度の未来と、この話がどのように紡いでいかれるのかは、謎。

そして、そんな話なぞ、誰も興味ないだろう。


それは、本人だけにしかわからないジンワリな気持ち。