ミヤソノブログ

美味しいものと、趣味の演劇・美術鑑賞、
そして浪費コレクションの一部を公開。
たまに日記あり。

食いしん坊にも程がある

2006年11月06日 | 他愛ないこと
市原悦子の台詞と台詞の間の不自然な「間」、
絶対台詞思い出しながらしゃべってると思うんだけど。


子供の頃、美味しそうな食べ物の描写がされている本が大好きだった。
「ちびくろサンボ」の「トラから出来たホットケーキ」、
「ぐりとぐら」の「かすてら」、
「からすのぱんやさん」の作ったパン などなど。
あまり読まなかった漫画も「ミスター味っ子」だけは単行本を持ってた(笑)

それは今も変わらず。
美味しそうな食べ物の記述だけで、その本が好きになったりもする。
今は「面白いお母さん化」している平野レミさんのお料理本も、
料理のレシピだけでなく、その食に対する思い出、エッセイがなんとも面白くって、
母の本棚からこっそりだして、何度も何度もよんだっけ。
(でもこの本、なくしてしまって、しかも絶版。すっごく残念。)

そんな私の最近のお気に入りはこちら。
石井 好子薯「巴里の空の下 オムレツのにおいは流れる」。
シャンソン歌手で某オムレツやさんも経営していた石井さんの
食に関するエッセイ。
装丁、挿絵は花森安治さんでとっても素敵。実はジャケ買いだったりする。
昭和30年代に執筆されているので、ピロシキやチーズフォンデュ、
私の大好きなクロックムッシュは珍しいものだった様子。
でも今読んでも古臭くない、あったかい本です。
料理が特別好きでない方も絶対楽しめます。

この本読んでいたら、美味しいオムレツやオニオングラタンスープを
自分で作れるようになりたい!という想いが再燃。
(オニオングラタンスープは一時非常に凝ったのだった)
頑張って作ってみようっと!!