Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

続報

2012-03-09 14:43:44 | Weblog
 祖母の病状。前回の記事を書いた段階では「あと数週間、上手くいけばひと月くらいは持つんじゃね?」という感覚でいたのだけど、あの直後に母の元へ届いた連絡によると今はほとんど昏睡状態に陥ってしまったようで。いよいよ難しい局面に入った、と。

 病院から母が帰ってきて、落ち込んじゃってないかというのが一番心配だったんだけど、もう半分腹を括ったような感じでさ。心根は優しい人だからショックがないはずはないわけで、息子の前では努めて気丈に振る舞っているのかと考えると、素直に偉いなぁと思った。オレがリビングのテレビで野球を観ていたから気を遣ったのもあったんだろう。

 祖母は、癌の告知をされたとき腰が抜けて立てなくなり、その後も事あるごとに病気や死への恐怖を口にしていたんだって。まだ辛うじて元気だった数週間前にも「私はどうせ死ぬ身だから」と言っていたらしく、そうやって死を恐れる人でも結局は亡くなっちゃう現実がオレの中で非常に重くのしかかってきてる。自分が死ぬことばかり考えてる人間だからなおさら、ドラマのようにきれいな最期ばかりではないんだってことが、上手く言えないけれど、あえて分かりやすい言葉を使うならば、怖い。

 そういう恐怖ってどうしたところで克服は難しくて、唯一の解決策があるとすれば自殺くらいだと思う。死の恐怖とは言い換えれば死を待つ恐怖で、待ちたくないのなら自分から死んでしまうほかない。ものすごく本末転倒だけどね(笑)。