Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

無力

2012-03-07 17:51:55 | Weblog
 母方の祖母(オレがローズキングダムだとするとロゼカラーにあたる人)が癌で闘病中なのだけど、まぁ今はあんまり具合が良くないようでして。家族がお医者さんに「あと半年くらいは大丈夫でしょうか?」と水を向けると「いえいえ、とても……」みたいな反応だったんだって。

 ここだけの話、オレはあの家との折り合いが悪く、一度もお見舞いにも行っていないんだけど、気の毒なのは、うちの母親が結構落ち込んだ感じでさ。昨日も泣いちゃっていて、そういう姿を見るのは息子として非常に辛いものがあるよね。

 こういう状況になると、己の無力さを痛感するというかさ。要するに、今できるのはせいぜい話を聞くことくらいなんだけど、自分は気の利いたアドバイスをしてあげられる人間でもないわけでしょ。「遺産が入ったら久々にご飯でも食べに行こうぜ」とか言えるならともかく、そんな時期はとうに過ぎ去ってるから、オレが得意とする茶化して笑いにするパターンを封じられると、途端に喋ることがなくなっちゃう。情けないほどに。

 実際、悩み事ができたとき、オレだったらオレを相談相手には選ばないもの。ただ、一方で、頼ってもらうのが嬉しいという感性は意外と持っていて、聞くこと自体も嫌ではないから、あとは周りが話したいと思ってくれるような人間になるだけか。「だけ」って、そこが一番難しいんだけど(笑)。でも、家族や友達が追い詰められて霊能者みたいな奴に騙されたら、それこそ自責の念に駆られるだろうしなぁ。

 何だか今日は自分を良く書きすぎちゃったんで最後にぶっちゃけておくと、今最も気が重いのは、葬式で親戚に会って、オレの近況を根掘り葉掘り聞かれることだったりする(笑)。←最低すぎる人間