Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

漫才23~2006年総括~

2007-01-01 18:24:24 | 漫才
明けましておめでとうございます。さて、新春一発目は2006年を総括の漫才。ホントは大晦日に公開したかったのだけれど、1日ずれて年が変わってからになってしまいました。だって年末忙しかったんだもん。それでは初笑いをどうぞ。

「今年ももうあと僅かだけど、色んな出来事があったよね」
「オレ、生まれて始めて夢精を経験」
「どうでもいいよ、そんな個人的なこと!」
「中学時代のテニス部顧問、冬の夜に野垂れ死に」
「それは本当だけど、そんな言い方はないだろ! まぁとにかく本当に色々あったけど、特に目立ったのがスポーツ選手の引退」
「ああ、そうだね。例えばハルウララとか」
「確かにひっそり引退したけど、もっと他にいるだろ!」
「あとは東北楽天ゴールデンイーグルスのカツノリとか」
「だから何でそういうマイナーな奴ばかり取り上げるんだよ」
「しかしカツノリの引退試合では親子揃って涙を流していたね」
「ああ、そうだね。あれは感動的なシーンだった」
「でも片一方で、実力の世界なんだから、もっと他の捕手を使うべきだって声もあったよね」
「まぁね」
「だから野村監督、反論をしてたもんな。正捕手として使ったのは『余人を持って代え難いからだ』って」
「それは石原慎太郎だろ! しかし今後、カツノリはコーチをやるそうだけど」
「え、大井競馬場あたりで『お兄ちゃん、ワシな、今日は儲かって儲かって仕方ないんや。そんなワシの予想、聞いてみたいと思わへんか』とかやっちゃうわけ?」
「それはコーチ屋だろ! そうじゃなくて、楽天の2軍コーチを務めるんだ」
「それからディープインパクトも引退」
「ああ、残念だったよねぇ、凱旋門賞。普段は、武豊曰く『飛ぶような走り』だそうだけど、あの日は飛ばなかったようだね」
「オレも昔はそれこそ顔に届きそうなくらい飛んだもんだけどね。最近は数日のスパンがないと全く飛ばなくなっちゃって」
「何の話だ! くだらないよ!」
「しかしディープはレース後の検査で禁止薬物が検出されたんだろ」
「ああ、そうなんだよね」
「だから最近は田代まさしも“芸能界のディープインパクト”と名乗っているらしい」
「クスリ繋がりか! そんないいもんじゃないだろ」
「ま、そもそもディープは追い込みだけど、田代まさしは逃げだからな」
「どういうことだよ」
「♪ランナウェイ~」
「うまくねぇよ! それからサッカーの中田もユニフォームを脱いだね」
「キングカズはテレビのインタビューに答えたりしてたけど。心なしか寂しげだったな」
「そりゃそうだよ。自分より年下の選手がどんどんいなくなっちゃうわけだから」
「だから最近は“サッカー界の森繁久彌”と呼ばれているらしい」
「呼ばれてねぇよ!」
「順番を守れ!」
「うるさいよ! 今年は芸能界の話題も多かったけど、特に印象に残ったのは元極楽とんぼの山本圭一による淫行騒動」
「しかし以前に女子大生の前で脱いじゃったこともあるんだろ。ちょっと行動が軽率だよな」
「確かに」
「軽率といえば、あの記者会見もいかがなもんだろうか」
「え、山本、なんか言ったの?」
「入れたかと言えば……入れちゃったんですよねぇ」
「それは村上社長の『聞いたと言えば、聞いちゃった』だろ!」
「それからKKコンビの桑田投手が、アメリカの球団に入団することが決まったな」
「ああ、そうそう。ピッツバーグ・パイレーツね」
「無茶な挑戦だっちゅーの」
「ボケがベタすぎるよ! それから秋には植草教授が今度は痴漢で逮捕された」
「しかし、この人の会見も滑稽だったな」
「ああ、確かにね」
「触ったといえば……触っちゃったんですよねぇ」
「それはもうさっき使っただろ! ネタを使いまわすな!」
「でも植草教授も経済学者としては優秀なんだから、夢を持って再浮上を目指して欲しいね」
「まぁ確かにそれもそうだね」
「“夢は痴漢を裏切らない”って言うし」
「言わねぇよ! いい加減にしろ!」