ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

どんどん好きになっていく

2019-07-08 21:42:13 | 日常

曇りから快晴へ。23-18℃

 

 

クロが年老いて多飲多尿、腎不全の傾向が出てきて、自分をグルーミングしない。

腎不全の餌は文句たらたら。

爪も伸びた。ブラッシングを暇があるたびにしているが、しつこくすると嫌われてしまう。

 

メンテナンス。生きるにはメンテナンスが欠かせない。

 

今日はもう一挺のバイオリンのメンテナンス。

相互登録の方のお父様の形見、国産の手作り品のおさがりを頂いたものだ。新品同様で数曲弾いて諦めてしまった模様でピカピカ。指板の丸い印も初心を思い出す。取らないでおいている。

駒とテールピースと魂柱と弓を修繕に出して、定期的にいじっている。余りにも素敵なバイオリンで勿体なくて使えない。

しかし、今使っているバイオリンの弦は一年近く弦の交換をしていない、発表会で切れてしまったらと思ったわけだ。

少し油断していたら、全部の弦が緩々になっていた。ブリッジは接着されているわけではない、4つの弦で支えられているわけだから、修理前のように倒れてしまうところだった…。

こちらはペグを回しても回しても、弦が新しいから、すぐ巻き戻ってしまう 、これにはいらいらして午前中過ごした。こういう時は、弦楽器は好きだが、調弦やメンテナンスがない楽器の方が全然良いと思う。

古い方の楽器は、専用のクリーナ―で、感謝を込めて磨いた。

 

 

 

外は段々晴れてきて、スズメたちがインコのおこぼれを待っている。おそらくスズメのメンバーは変わっている、でも、なんて毎日変わり映えの無い風景の繰り返しなのだと思う。

そして、この自分ときたらどうだ。変わり映えの無い人生。

いや、私、去年よりは色々思い出したし、色々覚えたじゃないかって。

調弦だって一年前よりはマシ、楽譜だって読める、諦めてこのまま死んでいくところだったって。音楽を中心に書いているけど、他の諦めてしまった事も沢山思い出した。

ボロボロの自分をメンテナンスしながら、まだまだ、これからなのだ。

これからも、これからは、迷わず、自分が幸せだ思う道を、自分の出来る範囲で選択し、真っ直ぐ進んでいくのだ。

私は、音楽がどんどん好きになっていく。それにつれて、人生もだ。

 

 

残り少なく、みそぼらしくなった西洋ニンジンボクの花を、クマバチがせっせと蜜を集めている。

クマバチの外見もだいぶ衰えたと思う。

けれども、花もミツバチもそのことを憂いてもいないし、ひたすら、生きる事に忠実なだけである。蜂は蜂蜜を集めるのに夢中で、天国も地獄も死も考えていない。

ふと蜂蜜から思い出す。

中学生一年の頃で、イギリスの有名な詩人の詩集だったと思う、あれは戦場における兵士の歌だった。戦下の兵士が故郷の長閑な風景を思い出して歌い「ああ、まだ蜂蜜なんてものはあるのか」で〆ていた。戦争反対と唱えないで唱えるやり方だと思う、それ以上は思い出せない、、、

忘れていた記憶はボロボロとよみがえり、そしてまた去っていく。失われた欠損は美しいもので埋めればいい、一生メンテナンスだ。

 

日向ぼっこをしながら私を待つ猫達。

運動もしなくては。

 

日が伸びて、6時でもこの青空。

 

綺麗だ。本当に綺麗。

 

 

 

Celtic Woman - Máiréad - Granuaile's Dance [HD]

※どんなに踊っても、腕の基本の三角形が崩れないようにしている。弾きながらここまで踊れることが凄いのだが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする