西園美彌 Blog ~情熱的にGoing My Way~

バレエ・モダン・コンテンポラリーダンサー 振付家 西園美彌(Miya Nishizono)のブログです。

原点回帰

2015-09-29 23:00:40 | ドイツ生活
ミュンヘンも紅葉の季節。

落ち葉をザクザク鳴らすお散歩が心地よい季節になりました

てかもう冬用のコート着ています。

秋の9~10月はいつも体調を崩していた私ですが、今年もこの一か月はやはり体調が思わしくなかったものの、

今年はなんとなく良い調子です。

来たる10月(たくさんお出かけ)、ハッピーな(はずの)11月が待ち構えていますからね


さて今日は二つの「原点回帰」。


…………………………


理学療法士さん(以下マサさん)との最後のリハビリでわかったこと。

「腸腰筋が硬い。」

これ、

最初のリハビリでマサさんが私の身体について指摘して下さったことでした。

「あ~結局ここだったんですね。原点回帰っすね~。」

最初のリハビリではまだ私は松葉杖をついていたこともあり、たいして動けなかったわけですが、確かにマサさんは指摘してくださっていたのでした。

この3ヶ月間、私の希望に合わせてエクササイズを教えてもらったりマッサージしてもらったりなど、身体のあちこちを診ていただいたのですが

最近はピラティスやジャイロのエクササイズから感じていた自分の課題とを加味させて相談させてもらっていました。

結局動きの悪いところは悪いままですが、筋肉が固まってしまうところの関連性が自分でもよく分かってきて

最後の最後で繋がりました。私がずっと求めていたものが。

いろいろ試した価値、あったなと。

てか「マサさん凄いわ」という話。



さてこの-「腸腰筋の張り」-


これは、今ダンサーサポートをしているバレエダンサーのボンちゃんにも言えることでした。


昨今のバレエ界において、バレエとモダンやコンテを行き来できる身体は必須となってきています。


キーワードの一つかもしれませんね。まだまだ、氷山の一角でしょうが、これからもっと勉強していきます。


余談ですが


先日私は彼女のオステオパシーの治療家さん(日本人)の元での施術に同行しました。

ダンサーと治療家とのパイプ役として。

やはりバレエとスポーツは目的が異なるゆえ、現場を知ってるか知らないかは大きく違います。

なので、バレエを知らない治療家と身体の知識を持たないダンサーとの間に入る自分は、存在意義があったと思います。

その治療家さんともまた深い話をしており、、それについてはまた今度


…………………………


さてもう一つの「原点回帰」。


バレエはすべてのダンスの基礎になる

というのはダンス界では鉄板ですが

ここ1~2年、トンネルに入っちゃったんですよね。

「あれ?私の理論は間違っていた?」と。

ここ数年、ダンサーとして自分の身体を高めようとしてきましたが、

身体への意識と表現という次元での自分の身体に対する信頼がガラガラと崩れてしまっていたんですね。芯を持つことを嫌がった、というか。

バレエの身体とモダンの身体の狭間で揺れ動いていました。

いろんな治療家の知り合いの話を聞いたり、調べたり、踊ったり実験したりして

さらにこの怪我をきっかけに

再び身体について考え、仮説と検証を重ねてみました。


身体の反応(結果や症状)というのは身体運動の結果のみならず、

心に由来する時や
内臓に由来する時や
季節や気候に由来する時など

多岐に渡ります。

東洋医学・西洋医学・多種多様なセラピー・治療家の理論も様々。




そこにこの私の脳みそが、、、

単純に考えればいいものを、、、




勝手に複雑に考えてトンネルに入っちゃう。

めんどくさいやつ(泣)。

でもその遠回りによって、いろんな人の気持ちを共感してあげられるわけだから、これでイイ(笑)


で、

バレエとモダンの身体は同じなのか?!

身体活動の根っこは一つなのか?!



という疑問に


「同じはず」


が長年の私の考えでしたが


それが揺らいでいたんですね。


でも、やっぱり同じみたいです。


それを、

上記の腸腰筋の硬さと骨盤の動き、胸の張り、首のこわばり、足指の機能を自主トレしながら


原点回帰だな」


と思ったのでした。


バレエで身体をつくること。

そのアプローチで良い、と。



迷いに迷ったけれど、私の最初の直感は間違ってなかった。


まだまだ深めていきたいです。


…………………………



さぁ、原点回帰したところで


“何をするか”が大事ですよね。



自分の身体を知る。
自分の性格を受け入れる。


そして身体への気づきと共に


現在・過去・未来を俯瞰する。



人生は続く。

3ヶ月

2015-09-28 15:00:30 | ドイツ生活
骨折の怪我から今週で3ヶ月です。


お世話になっていた日本人の理学療法士さんとのリハビリは、今日が最後でした。


私の怪我はまだ全快ではありませんが、病院から出してもらったリハビリ回数(処方箋のようなもの)が終わったのと、その理学療法士さんがpraxisを移ることになったからです。



まぁ、3ヶ月というのはある意味、節目なのかなと。




ドイツに来て怪我をしたタイミングもちょうど3ヶ月。

リハビリ終了のタイミングも怪我して3ヶ月。

なにか意味がある節目だったりするのかなぁなんて。



なのでここで、理学療法士さんからも卒業しよう、と。

きっと自分でもできる。

(・・・リハビリってそういうんじゃないかもしれませんけどね(笑)なにかあったら連絡していいと言われています。)


最近いろんな人と関わっているせいもありますが、“独りの世界”に浸りたい。




足の状態は、ここ2~3日で急に感じが変わってきていて

少しずつ片足で立てるようにもなってきたし、復帰に向けて加速させていきたいと思います。




理学療法士さんには、治療に関しても、トレーニングやエクササイズに関しても、たくさんたくさん教えていただきました。

本当に感謝です。

理学療法士というお仕事を改めて尊敬しなおす機会になりました。

その方もドイツで夢を追いかけている真っ最中。

心の底から応援しています!



……………


さて、来月10月はなんと

デュッセルドルフ、ヴッパタール、ニュルンベルク、サンクト・ペルテン へ!

舞台を観に行ってきます。

友達と。(独りの世界に浸りたいとか言っときながら!笑)




たまたまなんですけどね~
まさかこんなことになるとは。



そんな10月になるので


次の3ヶ月は


たくさんの舞台に触れる期間で


最後の3ヶ月は


踊れるって流れかしら?!


ってね(笑)




そうだといいなぁ。


……………


海外生活も半年が過ぎました。

大海に浮かび、漂っているような心地です。

流れに身を任せ、漂いながらも、流れ着く場所は

自然と自分が選択しているのだろうなと思います。





オクトーバーフェスト!その3

2015-09-28 07:00:09 | ドイツ生活
3回目ー!!

快晴の日曜日、

人がいーっぱいでした!




ボンちゃんがミュンヘンに来たため、2人でディアンドル着て♪♪♪

友達(真ん中)にリードしてもらい、楽しんできました~




楽しみ方をよく知る友達と来ると違うもんですね!



遊園地って何年ぶりだろう?!子供の時の記憶しかない(笑)

ほとんどがド派手な絶叫系で、それらが目立つため、このくらいのやつが楽しそうじゃない~??で乗ったやつでも結構な勢いがありました(笑)







昔ながらのオクトーバーフェストの乗り物も残っていて、それにも乗りました。

ただ揺られたりぐるぐる回るだけなのに、なんでこんなに楽しいんだろう!




テントにも入りました!

本場ミュンヘンのオクトーバーフェスト~!



・1リットルジョッキでビールを飲む
・椅子の上に立って騒ぐ
・近くの人と友達になる
・めっちゃ笑う




…………………………

怪我をしてなかったら、

こんな友達とは出会えなかったです。

そしてミュンヘンを満喫出来てなかったと思います。



幸せ!

神様

2015-09-25 00:00:27 | ドイツ生活
わたしはワガママだ。

甘えに甘えて生きている。



ただ

わたしには生きる使命がある気がする。



なぜわたしが踊ることにこんなにも躍起になるか。

わたしが踊ること

そして踊りに向き合うことは

自分のためだけに留まらない

なにか使命があるのではと思う。

じゃなければわたしはとうの昔に死んでいる。

私は幾度となくバレエやダンスに助けられてきた。




わたしがドイツに来た理由はなにか。



それは多分

わたしの中にある家族とのわだかまりを解くため。

子供のころから押し込めて蓋をしていた感情を吐き出すため。

姉の子育てを見たり姉と話をするうちに

わたしの中の

言葉に出してこなかった想いが

少しずつ解かれていく。

春の雪解けのように。

この雪解けは

わたしの踊りに大きく影響を及ぼすだろう。




しかしながら

わたしという人間の生き方や踊りは

やはりただのワガママな自己実現でしかないのか。



わたしはわたしでいいのだろうか。



神様


そんな生き方をしていても良いでしょうか。




オクトーバーフェスト!その2

2015-09-20 22:45:26 | ドイツ生活
今日はどんより曇り空

たまに雨もちらついたミュンヘンでした



今日は私もディアンドルを着て、

いざオクトーバーフェストへ



…「さぁ行くよ!そんなに頑張らなくてももう十分綺麗だから、、早く行こうよ!」とパパ(姉夫)に言われる姉と私・・・(笑)…



今日はたくさんのパレードを見ました。









民族衣装を着る人々ってカッコいい。


猟師たちの行進。

各国・各地方の伝統衣装は本当に素敵。これはポーランド。

これはギリシャ。



衣装のデザインや配色、髪型や髪飾りを見ちゃいますね~

バレエの舞台ではよく各国の民族衣装を着たキャラクターが出てくるので、まさにそのままの世界!って感じ


警察官も楽しんでます。



たまに泣き出す甥っ子(笑)


写真たくさん撮りましたが全部アップしきれないですね。。残念。。



パレードを見終わったら移動してオクトーバーフェストの会場へ。

今日私たち家族が行ったのは併設されている“Traditional”エリア。ここは予約なしでも席が空いてれば座れて、家族連れが多く来るテント。馬鹿騒ぎはせずにゆっくり楽しみたい人が集まる場所です。

(いわゆる普通の会場は、観光客や、わいわい騒ぎたい人々が集まります。予約しないと座れないそうです。世界中から人が集まるため席をとるのはかなり大変とのこと。)

でもこのテントでも十分人が混んでいて、賑わっていました!


生演奏!踊り子と一般人とが混ざり合って踊る♪


1リットルのビールジョッキ


オクトーバーフェストで振舞われるビールは少しアルコール度数が高めなのだそう。早々に酔っ払いました(笑)

美味しかったなぁ~

楽しかったなぁ~(笑)


その頃姪っ子ちゃんは


スヤスヤ眠ってました(笑)
お外でもよく寝る子です。




店員さんは皆さん怪力。女性も怪力。このビールジョッキ、1つだけでも重いのに、それを両手で合わせて6~8本持ってたりする。混んでるからどんどん運ばないといけない。

観客も店員もエネルギッシュ!


帰りはオクトーバーフェストの遊園地を軽く見てまわって帰宅しました。


疲れた!(笑)


まだあと2週間開催されるオクトーバーフェスト。また誰かと行けるかな?

今日はこのへんで