西園美彌 Blog ~情熱的にGoing My Way~

バレエ・モダン・コンテンポラリーダンサー 振付家 西園美彌(Miya Nishizono)のブログです。

回復状況・術後3ヶ月半

2015-10-16 00:00:29 | ドイツ生活
ただいま3カ月半が経ちました。

感覚的には日に日に回復してってる感じです!


骨格や筋肉の重要な知識を得ることはものすごく大事なことは周知の事実だけど、

今回怪我をしてリハビリを経たことで、自分の身体を通してより理解を深められていると思います。


体力や筋力、関節のゆるさ、コントロールや痛みに対して、私の身体は弱い。弱いまま放っておいた自分が悪いのだけど。(筋力と骨格とか、いろんな面で欧米人と比べたらもう、その差は歴然)

最近はピラティスにもはまっていて、毎回、身体やトレーニングの新発見があって楽しいです。

バレエは初級クラスを受けていますが、なくなってしまった感覚を取り戻す感じでいつも「くっそー!」と思いながらやってます(笑)

でも踊るとやっぱり嬉しくて、幸せで、美しい瞬間はある。だから頑張れる。

怪我してマイナスからのスタートだから、怪我する前よりプラスにもっていくにはまだまだ遠い道のり。

床を押す、アンデオール、骨盤のプレースメント、背骨の動かし方…骨と関節と筋肉…じっくりゆっくり、基礎固め!

これまで自分の弱さをごまかしながら踊ってきたので、今やっとそれと向き合っていると思います。

やっぱり怪我して良かったんじゃないかな(笑)

今日は片足ルルベのキープ、ピルエット(1回転)、軽い両足ジャンプまでできた!フォンデュの軸足の時ガクガクになるけど、3日前よりはしっかりプリエできた。筋肉は日々育っているんですね。

“正確に”バレエをやろうとすると、足は上がらないし(体幹の弱さ)、バランス崩れるし(これも引き上げ=体幹の弱さ)、ホントに下手くそ過ぎて泣けてくる…。

でも

できるようになりたい。
成長が楽しい。
バレエの基礎はモダンにもコンテにも通じる。



だから頑張りまーす!!



今の思い

2015-10-14 00:00:33 | ドイツ生活
謙虚に生きよう

上には上がいて
そこに一歩でも近づくためには
謙虚に歩みを進めるしかない
何もモノ言わず耐えて生きる人の生き方がかっこいい
自惚れて才能におごって
偉そうに声をあげることの恥ずかしさったらない

自分の良いところに目を向けることが大事なのも分かったけれど
ただの残念な人にもなりかねない
人にあれこれ宣言して人の目があることをモチベーションにしていたけれど
自分を見失わないようにしないとね

好きなことをして生きていくということの本当の意味
海外に出て素敵な人達に出逢えて教えてもらった

どんなに小さな存在でも
確実になにかに影響を与えているはずだから
私の小さな生き方も
どこかで誰かとつながって
意味のあるものになることを祈って

人としての基本を身につけなおすことから始めようかな
きちんとした生活
責任を放棄しない
相手の気持ちを思いやる

この自信の無さもきっと大切なんだろう
自信がないことに自信をなくすのではなく
自信がないことも良い結果に繋がるはず

お母さんが言ってた
ないものねだりをするな
あなたがあなたのカタチで生まれてきたことには必ず意味がある、と

謙虚になると楽になる
私の素の部分だからかもしれない

自信持て!とか
もっと胸張って!とか
身体が固まってしまうということは強度が合ってなかったのかもしれない
結局自分は弱いことを受け入れるしかなかったということで腑に落ちた

10センチ上に背伸びをしようとするんじゃなくて1ミリ地面に根を下ろそう

そんな感じ


ヴッパタール、ピナ・バウシュ、再会!

2015-10-11 15:00:00 | ドイツ生活
ピナ・バウシュのヴッパタール舞踊団!

本場ヴッパタールの劇場で鑑賞しました。

ドイツにいるんだからいつか行かなきゃって思ってた場所に来れたー!!


作品は
「DER FENSTERPUTZER」(THE WINDOW WASHER)


(パンフレット)


この作品を観れて良かった。本当に良かった。美し過ぎた。あまり再演されない作品らしい。
贅沢にも2日連続で鑑賞。

1日目は卒業以来の大学同期と。
2日目はアムステルダムのダンサー友達と。


※Tanztheater Wuppertal - Pina Bausch
HP→http://www.pina-bausch.de/en/dancetheatre/index.php


具体的な感想はうまく書けません。

すごい、そして美しい。

でもこの美しさを理解できるようになれた自分に嬉しく思います。

(ポストカード(右下)買っちゃった)


……………


【デュッセルドルフで大学同期と再会】

ミュンヘンからデュッセルドルフは電車(ICE)で5~6時間。


デュッセルドルフは「ドイツの中の日本」と呼ばれるほど日本人の多く住む町。またタンツハウスなどがあり昔からのダンスのメッカということで興味がありました。

約1ヶ月ほど前に、大学同期タカが日本からデュッセルドルフに行くというのを聞いて即連絡!

大学時代の私達はほぼ接点がなく、皆それぞれ部活ごとに行動していたため、彼女と私はすれ違い様に少し話す程度でしたが、Facebookで近況を見ては互いに興味を持っていたのでした。

タカは私がダンサーということで、ちようど公演時期が重なっていたピナの舞台を観に行こうということに。

彼女は日本でも公開された映画「Pina」を観てピナ・バウシュに興味を持ったのだそう!映画化に感謝。ていうか、もっと広まらないかな、この世界。


デュッセルドルフには本当にたくさんの“日本”がありました。

とりあえずラーメンを食べ(半年ぶりのラーメン。メニューが日本語!笑)、
(タカです)

観光を全くせずにひたすらしゃべる私たち。
(カフェにて)


大学時代一度も語ったことなんてない関係だったのに、ドイツで再会するなんて。人生は不思議なことだらけだなぁ。

タカの人生もまた面白く、バリバリの体育人だったのが卒業後ドイツで3年半自由人として過ごし、今は地元で伝統工芸のお弟子さんなのです。


タカの友達と合流し3人でピナの舞台を観に行きました。
ピナの劇場はデュッセルドルフから電車で30分のヴッパタールというところにあります(だからヴッパタール舞踊団)。

ヴッパタールの名物、モノレールにも乗りました!
(あ、モノレールは写ってない…)


Opernhaus Wuppertal!!

1等席のセンター、見やすくて良い席で鑑賞♪最高でした。





この日はデュッセルドルフのタカの友達の家に泊まらせてもらい、3人で飲んで語る。タカの友達は芸術系だったので話も楽しくて。


ピナの舞台もそれぞれに感想を語り合いました。

「舞台を純粋に楽しむ」


ホント、それに尽きるなと。

……………

【ピナの舞台2日目はダンサー友達と】


さて今回私は、帰りの電車のチケットを1日間違って買ってしまいました。


「まぁ、ひとりで観光してもいいかな~」と考えていたところ、たまたまその時メールしてた友達が「私も行きたい!」と言うので彼女と合流することに。ダンサー友達の彼女とは怪我して以来の再会だったし、間違えて良かった♪(笑)


彼女もダンサー。やはり本場ヴッパタールで舞台を観に行きたいということになり、私もせっかくだしと思って2日連続でピナの舞台を観に行きました。連続で観るとまた違う楽しみ方ができるし♪



合流した私達は奮発してお寿司を食べ


またもや観光をせずに近況を延々語り合うってゆー(笑)

(こころちゃん)



劇場に着くと、なんと大学時代にお世話になった舞踊関係の先生がいらっしゃって、その先生から「1枚キャンセルが出て余ってるから」と1等席を1枚いただいてしまい、2人で前半と後半で交互に1等席で観ました。


この日私達が買っていたのは3階席。でも3階席の1列目のセンターだったし悪くはなかったのですが、やはり場所によって受ける印象やダンサーのエネルギーは変わるものなのだなというのが分かりました。

2日連続、3箇所からの鑑賞。
ラッキーだ~!

終演は23時前(結構遅い)。帰りになんと電車が止まるというハプニングがあり、ホテルに辿り着いたのが午前1時過ぎ。これも良い経験(笑)

そしてそこから徹夜で語り合いました。



話す内容も違えば、受け取り方も違うもの。楽しみ方も変わってる。

深みというか厚みというか。
よりオープンに、よりシンプルに。

良い時間を過ごしました。


……………


最近会う人会う人、延々と語っています。なぜこんなに語れるのか。こんなこと、私の人生で初めてです。

この現象はたぶん、海外にいるということそれだけで、皆いろんなことを考えるからなのでしょう。私だけがしゃべっているわけではなく、お互いに喋りたい・共有したいことがあるからこそ時間が足りなくなる。



海外経験組として・ダンサーとして・人として


具体的な経験は全然違うけれど、共通する部分はたくさんある。


私自身、話をしながら、「(自分自身が)変わってきてるなー」と思う部分もあったり。


自分に対して、周りに対して、必要以上に臆病になっていたことや神経質になっていたものが、良い意味でゆるく寛容になっているように感じます。



…もうずっと踊りという踊りをしてない私ですが、踊るとどう変わってるんだろう。いい成長ができているといいな。

(劇場にて)

……………


「海外を経験することを日本にいる人に勧めるかどうか」



を時々考えます。

私は、どっちとも言えない。

でもやはり変化は生じるので

「面白いと思うよ」

と言うかなぁ~というのが半年たった私の意見です。

また半年後に変わってるかも(笑)





オクトーバーフェスト!その4

2015-10-05 08:00:05 | ドイツ生活
オクトーバーフェスト2015

まさかの4回目(笑)



昨日の日曜日が最終日でした



昨日は観覧車に乗りました。





こちらの観覧車は

日本の、あの超スローな観覧車ではありません。

日本の5倍以上のスピードでした。

「観覧車の一番上で…」なんて情緒はまったくありません(笑)



ぎゅーんと上に行き、止まる。(人を乗せてる間)

そのあと、ぐるんぐるん4周くらいしました(笑)



景色は最高!

人いっぱい!!!








この日乗った乗り物は観覧車だけでした。

あとはテントの中で


可愛いボンちゃんを載せておきます。


楽しかったー!!!



…………………………


ちなみに


今年のミュンヘンのオクトーバーフェストは例年よりも来場者数が少なかったのだとか。


私は平日は行ってませんが、すごく少なかったと聞きます。


私がテントに入って飲む時、


仲間入りさせてもらったグループがあらかじめ席を予約をしていた時もありましたが


予約せず並びもせずに席につけた時もありました。それは、どうやらその来場者の少なさがあったようです。


ビール1杯の値段がまた高くなっていたからではないか?という声もあがっていましたが


難民問題に対する人々の反応でしょう。。。


…………………………




しかしながら飲んで食べてを繰り返した身体・・・


この重たい感じを治すべく


ストレッチや調整の研究をする私です。



内臓が固まってる、、
この骨の動きが悪い、、
リンパの流れをよくして、、
ここに呼吸を入れるような感じかな?、、


などなど。




イベント盛りだくさんの日々。

遊んでしかいない。

いや、すべてが素晴らしい経験。



今月も元気に楽しく過ごせますように~!!


新しいこと。

2015-10-01 15:00:51 | ドイツ生活
10月1日。快晴。





私の中に、新しい動きが。

一つの区切りがついて、次の次元へ。

実は少し前に動き出そうとしたプランがあったのですが、それができなくなって、舞い上がってた目が覚めました。

また別のことでも少し動いていて、それも「違うな」という感じがして、やめました。

そして少し考えて、「あ、私、こっちだ」というのを感じて、そっちに動き始めたら

いろんなものが私の引力についてくるかのように入ってきました。不思議。

小さな小さなアクションだけど、何かに繋がりそうな、ワクワクするものを感じるものに、直感のままに動いています。

実際の行動だけじゃなく、“気持ちの傾き”を変えただけでも流れるエネルギーには変化が生まれるものですね。


…………………………



「純粋」であること。何事も。

純粋な気持ちの引力は強いのではと思う今日この頃です。

そこに辿り着くまでに、そういう身体を目指すことをしてきたからこそ、見えてきたのかなと。

新たなスタートラインに立った心地は、この天気のように、清々しい。