西園美彌 Blog ~情熱的にGoing My Way~

バレエ・モダン・コンテンポラリーダンサー 振付家 西園美彌(Miya Nishizono)のブログです。

SWING SET 報告 その1

2014-03-29 10:18:35 | 舞台
昨日無事、つくばパフォーマンスフェスティバル SWING SET を終えました。


ご来場頂いた皆様、ありがとうございました


楽しんでいただけたでしょうか


私は「Orange」という作品を踊らせていただきました。



大好きな曲にのって、素敵な衣装を着て、照明を浴びながら舞台上で踊る。


これ以上幸せなことは無いです。




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昨日の一日の動きは


午前中につくばスタジオでオープンクラス中級を受け、


15時から舞台リハーサル、


20時出番。






舞台リハーサルを行った後、


踊りを観てたであろう人々にどんな印象をもったか聞いてまわって


また通しのビデオを見返して


闘志を燃やしました(笑)



自分のイメージと実際、

自分の中での気持ちよさと見ている人に伝わるもの・伝わらないものとを、



もう一度よく考えて



部分的に舞台リハーサルとは違う振り付けに変えて本番に臨みました。





それぞれの出演者は予めコメントを提出し、それを演技の前に司会の方に読んでもらうことなっていました。



自分の出番となり幕袖でスタンバイしながら聞いていたのですが



自分の想いのつまったものだったので、自分で作った文章なのに泣きそうになりました。



でもそのお陰で、より自分の中に入り込めたのではと思います。




本番、



楽しかったです







課題はやはりいろいろとありますがそれは自分の中に入れておくとして、、、
ビデオ見るのが怖いなぁ・・・






客席の空気を感じながら笑顔で踊れたことは本当に幸せでした。



客出しに行った際にお客様の「感動しました~!」という感想を聞くと本当に救われた気持ちになります






司会のTAIHEY先生が私の作品後にこんなコメントを下さいました。


「彼女はオレンジ以外にもいろんなカラーを持っています」


す、素敵なお言葉・・・


ありがとうございました



私はどこを目指してるとかではなく、いろんな踊りを踊って楽しみたい人間です。



その過程で本当にあらゆること、様々なことを学ばせてもらえるわけで、


その経験が私のクラスを受けて下さる方々、関わって下さる方々と共有するのが私の進んでいく道だと思っています。



これからももっといろんなカラーの出せるダンサーに


またそれぞれのカラーの色も濃くしていけるように



これからも日々精進していきたいと思います。




もし良ければ、私のパフォーマンスの感想などお聞かせいただけたら嬉しいです。
お気軽にコメント欄やメールの方に感想をお寄せ下さい




今後とも西園美彌をどうぞよろしくお願い致します。








「SWING SET 報告 その2」


は楽屋写真を載せたいと思います





















ヴァリエーション講座、二日目♪

2014-03-27 23:03:03 | 指導者として
さて、ヴァリエーション講座2日目。



みんな足が痛いところでしょうが弱音を吐きませんでした。



強くなったきたね



やはり連続して受けることは、身体と頭の記憶が鮮明なうちにステップアップするのでとても良いはずです。



昨日は踊るということ、アピールするというところを指導しましたが


今日は技術的なところのアドバイスを。

昨日も今日も出来ていなかったところは自分で解決しにくいところなので意識の置き方、足の運び方などを注意しました。





2日目の今日は、技術的に伸びた部分もあるし、表現することに少しずつチャレンジしていこうという姿勢が見えました。






・・・ちょうど2~3日前、

出来上がった先日の発表会DVDのチェックをしていたのですが



バレエもコンテもみんな、表情が生き生きとしていました




みんなの成長した姿、楽しんでいる姿が本当に嬉しかったです。



表情は表現の一部。


表情まで意識できるレベルに達するにはそれなりの経験を積まなければならないわけですが、


思っていた以上に下を向いて踊る子が少なくて、笑顔の光る子がたくさんいたのでした。





そのビデオを見てから今回のヴァリエーション講座を指導して、納得なのでした。




彼らは、これから咲こうとしている花たち


ちょうど今この時期のちらほら見られる桜の蕾のよう。


いつ咲くのだろう、
どんな花を咲かせるのだろう、


今か今かと待ち構え、私はワクワクしています



彼らがちょうどいい頃合いで素敵な花を咲かせられるよう、


これからも見守り、促し、愛情を注いであげられたらと思いました。



3時間のヴァリエーション講座はこれで終了ですが、


Sクラスの子達は4月から、レッスン後(週一回)にヴァリエーション練習をしていきます。


かけた時間の分だけ、身体は裏切らない


今回のヴァリエーション練習を受けてくれた子達には練習で見い出した課題に向けて、日々のレッスンをより充実したものにしてもらいたいと思います。



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さぁ、いよいよ明日はSWING SET!!



夜の大人クラスを終え最終調整をしましたが


ヤバイ



わたくし、テンション高~い(笑)







明日は私の衣装を作ってくださった方をはじめ、子供たち、大人クラスの生徒さんたち、私の踊りを観たことのない方々など



私の踊りがたくさんの方々の目に触れるわけですが



私の踊りを観て、一瞬でも感動していただけたら嬉しいです。



明日は楽しみたいと思います






ヴァリエーション講座 一日目♪

2014-03-26 22:58:38 | 指導者として

こんばんは

春めいてきて心地良い季節になってきましたね

 

終了式や卒業式・・・進級したり新しい事を始める準備をする時期・・・

あちらこちらでいろいろ動きが変わる時期は身体も変わる時期です。

気温も暖かくなってきて身体を動かしたくなるし、筋肉の伸び方がよくなってきた気がします

 

最近自分の体についてわかってきたこと、それは内臓と筋肉の関係

 

これまでも自分の身体でいろいろと試してきましたが、良い発見がありました。

でも万人に当てはまることではないと思うのであえて伏せておきます。

この季節、この体脂肪、今の調子にはこの食事方法だろう、ということが分かってきたわけです。

良い筋肉は柔らかい。

柔らかい筋肉の状態のときはうきうきしちゃいます(笑)

 

________________

 

さて、今日と明日は

みや先生の「ヴァリエーションを踊ってみよう!」講座。

 

 

一日目の今日はとてもいいレッスンになったと思います。

生徒によってはコンクールも見据えた練習となっており、そういう子達の中で練習をするだけでも刺激を受け合うことでしょう。

 

 

今回は自分で踊る曲を選んでもらいました。

よくあるヴァリエーションの曲以外にも、「〇年前の発表会で〇〇ちゃんのあの踊りを踊りたい」と、なかなかマイナーな選曲をした子もいました。

私としてはそういうのもとても嬉しくて、その子の憧れの気持ちの込められた踊りはやはり何かが違いました。

気持ちが込もった踊りは見ていて気持ちの良いものです。

 

 

クラシックバレエ特有の、振りの決まった踊りを踊る中で技術を磨きつつ、

その踊りを“自分のもの”にしていく練習は

モダンやコンテンポラリーのそれとはまた違うものですが

一体どちらが難しいのだろう・・・よくそんな疑問がわきます。

でも比較する部分が違うもの。そしてきっと得意不得意があるし、人それぞれでしょうね。

 

 

でも向かうところが明確なので、取組みやすさはあると思います。

明確な分、失敗や荒が露呈しやすいという点も。

しかし「型」の習得は、つまりは「美しさ」に向かうわけなので

やはり私はみるみる生徒たちの中にある美しさが引き出されていくことにやりがいを感じます。

 

 

クラシックバレエは「型にはめる」舞踊。

「型」という基本を学ぶことの大切さと基盤づくりは多くの人の認知しているところだと思います。

 

 

 

-【型】とは?-

使い勝手のいい道具であるとともに、

「型にはまる」ためには自分というサイズではいられない

「型にはめる」、そうすることで自分の可能性が広がってくる

 

これは狂言師・野村萬斎さんの言葉です。

 

 

深いですよね。

私が長年感じていたことが言葉にされたので、す~っと身体に沁みました。

これは、テレビを見ながら、忘れないように手帳にメモしていました。

 

 

日々のバレエの練習で型を学びながら、身体をプログラミングしていく。

そしてそこから、その機能をどう活かすかが個性によって変化していくところだと思います。

 

 

今日受講してくれた子達それぞれに個性があり、

それぞれの性格もこれまでの成長の過程も見てきた私にとっては

ひとつ上を目指そう、自分で踊ってみようという姿に本当に嬉しくなりました。

 

 

でも

みんな自分のイメージと身体をコントロールするレベル(現実)とが釣り合わないことが多いので、まだまだ基礎の見直しが必要だなという結論です。

「もっとバレエの基礎・型を身に付けよう!身体を鍛えよう!」

 

 

 

 

主観も客観もつねに必要です。

客観的になりすぎて主観をどこかに忘れてしまうののがバレエダンサーにありがちなことなので

私の生徒たちにはバランスよく身に付けてもらいたいなと思っています。

 

 

自分の身体の声を聞きながら、人からどう見えているのか・自分の長所は何かを理解できている

 

これは、どんな人でも社会に出たときに自分を壊すことなくしっかりと生き抜くために身に付けておいた方がいい力だと思います。

 

私がやりたいことはバレエを手段として教育すること。

バレエは地味で地道な練習の積み重ねこそが後々大きな可能性を引き出してくれるものなので

しなやかな身体、豊かな心、そして自分と向き合う力を育ててくれます。

 

何か一つをやり抜くことは人生の大きな財産となり自信となります。

 

自分と関わったすべての人に何か一つでも種を植えることが出来たら本望です

 

明日も頑張ります

 

 


SWING SET!!!

2014-03-23 12:15:08 | ダンス・動画
いよいよ今週金曜日に迫りました


つくばカピオの舞台「SWINGSET」


一週間前まで怪我でうまく体が動かなかったこともあり、現在痛みが引いてきて踊れる喜びに溢れている美彌です(笑)



伸ばせるところや動かせるところは動かすようにしていましたが、背中を痛めると体を捻じることが出来ず、また跳ぶのもバランスをとるのも出来なかったため、



すぐさま体幹にお肉が・・・


怪我はホントにしたくないなと思った次第です





さて作品をよりよくするために練習を重ねています。


私は“踊る”のは好きですが、“つくる”のはあまり得意ではありません。




でも踊る喜びが伝わるような踊りをやはり多くの人の目に触れたい、ダンスの素晴らしさに感動してもらいたいという気持ちがあり、そのためには頑張らねばという感じでモチベーションを上げています。



舞踊作品は、動く身体と作品として成り立たせる構成があってこそ。

そしてそこに私はどんな“心”と“イメージ”を植えるのか。


日々修行です・・・



数々の受賞歴のある方と肩を並べる今回の舞台。



そんなプロフェッショナルな舞台にこんな私が出ても大丈夫なのかと思いつつ、


観にきてくれた方々を楽しませることができるか、どうしたら惹きつけることができるかと試行錯誤の創作の日々。



つくっては壊しつくっては壊しの繰り返し。



練習は自分の踊りをビデオにとって、「ここはもっとゆっくりタメた方がいいな」「ここのテンポ良くないな」と落胆しつつも、少し客観的になれるようになってきた自分の成長も感じたり。



本番まであともう少し。
みっちり仕込みます




観に来て下さる方々、楽しみにしてて下さい








つくばパフォーマンスフェスティバル
「SWING SET」

3/28(日) つくばカピオ

18:00開場、18:30開演

大人2000円・高校生以下1500円(当日券500円増し)


HP→http://das-dance.com/blog/2014/03/03_1421/


チケットは私か、HPからお願い致します

動きながら考える。

2014-03-18 01:31:34 | 日記

2014年も3月半ば。

「今年は怪我に注意して」と手相見てもらった時に言われて、

気をつけないとなぁと思いながらも、


首~右肩の痺れ(頸椎捻挫)+左足首捻挫+背中を痛める・・・



今に始まったことではないにしろ、毎日コツコツと身体を労りメンテナンスをやっていかないと長く踊っていけないだろうなという反省の日々です。でも怪我は自分を成長させる絶好のタイミング。身体への知識が深まってそれもまた楽しいです。

 



それまで自力で治していた怪我ですが、最近は知り合いのアドバイスや治療を受け、感覚と理論の両面から身体強化を図っています。




でも自分に優しくなったり、厳しくしたり、そのバランスって本当に難しいです。


「自分を受け入れること」。それを突き詰めていった先に見えたものをまた「受け入れる」ことを繰り返して、涙を流したり。


一人で立つ自分を応援したいけれど人に寄り掛かる心も持ちたい。


あぁ・・・



さて、2週間を切った舞台に向けて、頑張るぞ~!



3/28(金)Swing Set (つくばカピオ)



あとこっちもあります。新しい試みも始めています。



5/14(水)ダンス創世記(北沢タウンホール)
7/1(火)舞踊作家協会(ティアラこうとう)
8/31(日)スタジオパフォーマンス(スタジオトゥーループ:中野)

再演や新作を考えたり想像したり、日々頭の中に流れる思考から作品を思いついたり。自分と向きあう作業は無意識的にやっています。



こうして文章にまとめることで整理できることもあれば、やり過ぎて頭も身体も固まってしまうなんて結果にもなったりするから注意。でもアウトプットすることも身体に溜め込まないために必要であったり。
 

ダンサーとして一体何ができるのか、動きながら考えるしかないのです。