西園美彌 Blog ~情熱的にGoing My Way~

バレエ・モダン・コンテンポラリーダンサー 振付家 西園美彌(Miya Nishizono)のブログです。

途中経過

2015-05-24 23:00:20 | ドイツ生活
西園美彌、ただいま30歳。

進路に悩むお年頃




現在、ダンサーや経験者などに相談中。




今私が考えている方向性に、


賛否両論。




一生懸命に“いま”を楽しみ、“いま”を生きる甥っ子をお手本にしながら、直感が降りてくるのを待っています。




この一週間の間にいくつもアクションを起こし、また様々なことが起こり、


その都度、その意味や自分の意思、未来の自分像と照らし合わせ、考えています。




前回の記事に、心配してくださっている方々がもしかしたらいるかも?と思い更新いたしました。というか母からのお達しがあり。



答えを固めた時、その過程も合わせてここに綴るつもりです。



現実を突きつけられる

2015-05-18 23:00:51 | ドイツ生活
・・・まあ、


そうだよなぁと。



こればっかりは、



どうしようもない。



さて、どうするか。自分。



でも少し目が覚めたかも。



…………



さて今日は快晴

本日のミュンヘンをどうぞ








目が覚めて(?)



ふと周りを見渡してみると



素敵な街に住んでいるんだと



やっと自覚←遅すぎ








本当に素敵な建造物ばかりの街並み。


今はほぼ自転車(マウンテンバイク)移動。


ミュンヘンは歩道と自転車道が分かれており車と並んでビュンビュン走れて爽快です。


立地の良い場所に住んでいるのでスタジオへも劇場へもほとんど自転車でOK。


ミュンヘン市内の地理もだんだん分かってきました。



わたし、この街が好きです。
(魔女の宅急便風)




読者からの質問「怪我をした時には」

2015-05-15 18:00:02 | 読者からの質問

読者の方からご質問がありました。

「ダンスに支障が出るほどの怪我をしたことはありますか?

また、その時のケアや心持ちはどのようにしていましたか?」



お答えします



1.ダンス歴23年間の中でダンスに支障が出た怪我の経験


・左足首捻挫・剥離骨折(小6)
・左足小指骨折(大学2年)
・頚椎捻挫(大学院2年)


上記3つは完全に動けなくなるものだったので病院に通い治療に専念しました。


その他は幸い大事には至らないものだったため運動負荷を抑えるなどして騙し騙しやってきた感じです。軽い肉離れや軽い頚椎捻挫もよくやってましたし、背中を痛めたり腰を痛めたりもありました。でも少し違和感を感じるとすぐに対処するようにしていたので酷くならなかったのだと思います。


しかしながら、私は痛みにさほど強くなく、いつも自分に甘いため、酷使してこなかっただけということも考えられます(笑)なので痛める人は少々のことにはめげないがんばり屋さんなのだと思っています。なので、私はそういう方を尊敬しています


私の場合、痛めるたびに自分の身体の使い方を反省し、その原因を探るようにしていました。


怪我や痛める原因のほとんどは身体を“固めて使う”ことにより一部分に大きな負荷がかかることで起こっているようなので、

怪我をするたびにいろいろな発見がありました。


怪我の巧妙」という言葉があるように、その怪我は私に何かを気づかせるためのもの、そしてチャンスであると捉えるようにしています。


怪我をして踊れない期間に何を考えるか、どんな行動をするか、ではないでしょうか。


私の場合、

小6の捻挫・剥離骨折の時は、

レッスンが出来ない代わりに、医者から止められていた2週間、毎日お教室へ見学しに行き、先生の注意を一語一句もらさぬようメモを取っていました。この時のノートは今でも宝物です。


大学2年(19歳)の骨折の時は、

骨折の原因がダンス中ではなくかなりドジなものだったのでアホとしか言いようがなかった怪我でしたが…

大学にリハビリ施設があったため、トレーナーさんについてもらいリハビリと共に課題であった体幹を鍛えました。そのお陰で復帰後は見違えるように上手くなりました。


大学院2年(23歳)の時の頚椎捻挫では、

首を振り回した時に起こった怪我で、それはもう酷い痛みで筋肉注射も打ちましたが、回復のため1ヶ月ほど首にカラーを巻いてすごしたら、今まで凝り固まっていた首の筋肉が落ち、初めて本当の脱力の感覚を手に入れました。この時、首に力を入れて軸をつくるバレエの身体から、身体の重さを利用するモダンやコンテの動きへと自分の身体が変化しました。


怪我のたびに進化する私。


まさに「怪我の巧妙」(笑)



さて、がっぴーさんは膝の痛みということですが・・・
私が膝が痛いと感じた時に考えるのは


股関節・膝関節・足関節のどこかで捻れが生じてアライメントが乱れている←鏡の前でスクワットしてみて自分で確認するor理学療法士に相談


インナーマッスルが使えていないことで関節を通り抜けるはずの力が膝にかかっている←インナーマッスルを鍛えるorバレエなどで内側の筋肉を鍛える


無理な負荷がかかっている←痩せる



アライメントが崩れる一因として、内側の筋肉と外側の筋肉の偏りが生じている場合があります。誤解してほしくないのは、内側の筋肉=インナーマッスルではありません。しかし大きく関係しています。なのでインナーマッスルを鍛えることは一つの改善策になり得ます。


ちなみに、私も大学1年の時に膝に痛みが出たことがありました。その時先輩から言われたのは

「美彌、それ、太ってるからだから」

・・・ガーン

実際、かなり太ってましたからね~
痩せると痛みは消えました(笑)




最近の私↓




実は3月からずっと左足首に違和感がありました。

爪先立ちをすると足首が痛くて力が入らず、軸がぶれぶれだったのですが、

股関節に原因があるはずと思ってこっちにきてからのレッスンで意識を向けて動いてきたら、痛みが少し減ってきました。



アライメントの問題、インナーマッスルの問題、重心位置の問題をパズルのように組み立てて考えます。



自信満々に書いてますが間違っている可能性ももちろんあるため、専門家に聞くのが最短だとは思うんですけどね。私は人体実験をするのが好きなので楽しみつつやってます


自分の身体なのでどうかなってしまえば自分で責任をとるつもりですけど、他人の身体は無責任にできないですから、私の自己流のやり方は、あまりオススメもできないんですが(とかいってブログに書いてる…)





2.怪我をした時の心持ちについて



“身体の声”を聞くこと
ポジティブにいること
そして
ピンチをチャンスに変えること


を自分はしています。




しかし、

どうしてもネガティヴから抜け出せないような時は、自分でどん底まで行きます。すると、必ず上を向きたくなるんですよね~不思議と。

例えば、

(あぁこんなことで失敗するなんて、自分はなんてつまらない人間なんだ)
→(自分には生きている価値はない)
→(いっそ死んでしまいたい)
→(死ぬか)
→(…自分が死んだって誰も関心ないはず…)
→(そうだ、他人はたいして人に関心など持っていない)
→(ならこんな自分が生きていたっていっか)
→(自由になったら何がしたい?)
→(踊りたい!)

→はい、元気!(笑)


ぐるっと一周するんです。


急には元気にならなくても、ネガティヴな時は動きたくなくなるものですから「とりあえずちょっとだけ動いてみよう」「机に向かってみよう」くらいで小さなことから始め、できた自分を褒めてあげるようにしていけば、ネガティヴだった重い身体が不思議と身軽になっていきます。



ポジティブであれネガティヴであれ、立ち止まらなければどこかに辿り着くような気がします。


そしてその間にアドバイスをくれる人や応援してくれる人がいることに気づき、普段気にしてなかったことに感謝する気持ちを持てるようになったりするものだと思いますよ。



がっぴーさんのダンス活動、応援しています!

頑張ってください


日本が誇る世界的ダンサー、まりこと!

2015-05-14 01:00:42 | ドイツ生活
今朝、たまたまFacebookを見てたら


世界で活躍するダンサー柿崎麻莉子(ダンス部の後輩)が


「ミュンヘンで踊りまーす♪」と投稿しているのを見つけ、即彼女にメール!


5/7~17の10日間、

ミュンヘンではダンスフェスティバル(主にコンテ)が開催されており

既に私は同じ時間の別の舞台チケットを買っていたのですが



「これは麻莉子の舞台の方を見るべきだ!」



と思い、すぐにチケットをお願いしました!



プロになった彼女の踊りを客席から見るのは、実は初めて。


ずっと彼女の踊りを見てみたかったのです!!





もうね、、、



ヤバかったです。




それはもう、観客の拍手・テンションも上がりまくりで。




ダンサー全員がモンスターでした。

もちろん

麻莉子もモンスターでした。







一番すごいと思ったのは


彼女がカンパニーの中に“馴染んでる”こと。


個性を出すことも大変難しいと思いますが


馴染むことの方が難しいと思います。





公演後、彼女と劇場近くのバーで飲んできました。




彼女と2時間以上マシンガントーク!

いやー楽しかった!!



こんなところで再会できるなんて!

こんなミラクルって!!



明日は彼女とミュンヘン観光してきま~す♪♪♪


………追記………


ミュンヘン観光、楽しかった!




(この後、ドイツ人のおっちゃんグループに絡まれるっていう・・・(笑)ザ・ドイツ人って人たちでした…みんな陽気だ!)

進路について、少しずつ、、

2015-05-12 21:00:34 | ドイツ生活
最近の私、


身体の動きが良くなって、振り覚えも速くなってきました!!!


やっぱり毎日やるって違いますね。

私の身体は良い成長をしています。




しかもなんと今日も、

今日初めて受けたクラスの先生から、



「君、すごく良いよ!基礎も動きもフィーリングも僕はとても好きだ。…(略)…、もっとトレーニングしにおいで。そして何か良い話がきたら君に言うから、その時は僕達話し合おう!」



って言われました!わーお!

今日はネオクラシック系の先生でした。


以前からやってみたかったネオクラシックで、

気持ち良く踊れて自分の成長を感じれたし

その先生に褒められたのは


ものすごく嬉しかったです



・・・前に褒めてもらえた先生も好きだけど、

この先生の感じの踊りの方が好き…



………………


さて本日のミラクルは他にもあります。



連絡が途絶えたかと思ってたバレエアカデミーから返信があり、その学校へ、相談&コンテのレッスンを受けに行ってきました。


このバレエアカデミーとは、
主なレッスンはクラシックバレエ(ワガノワメソッド)、生徒のほとんどが10代、そして大半が日本人という学校です。舞台も多く、モダンやコンテンポラリーの作品をたくさん踊れるのが魅力だなぁと思いました。


前回コンテクラスを受けてみて、私の好きな感覚の先生だったのでコンスタントに受けたいと思い、学校にメールをしたのですが

1週間以上返信がなく、無視されちゃったのかーと思っていたら「メール返してなくてごめんなさい!」と返信が来て(笑)、今日行くことになったわけです。



ですがまたタイミング良し!



バレエアカデミーへ行く前のバレエクラスで、フリーランスの人にそのバレエアカデミーの話をしたら

「私もそこに数年前に通ったの!あそこはとてもハードだけどすごく良いトレーニングができるわ!それにいろんな先生が出入りしてるし、繋がりが持てるはず。そこで私も今のカンパニーと今のスタイルになったのよ。」(たぶんこんな感じ)と教えてくれたのです。

その学校はほとんど選択肢には入れてなかったのですが、すぐに「それは魅力的な場所だ」と思い、早速バレエアカデミーで校長先生とお話した際に

「コンテだけじゃなくてバレエのレッスンも受けてみたい」と申し出てみました。すると

「じゃあ来週バレエクラスを受けてみていいわよ。難しいクラスだけど。そして決めたらいいわ

と快く承諾してださいました


先週だったらそんな申し出をしなかったでしょう。


この2週間の間に、いろいろなことを考えていました。


本当に今日で良かった!!


(このバレエアカデミーの生徒が出演する公演のフライヤー)


………………



上記に書いた、ここ2週間考えていたことについて。


先日舞台を見て「優れたダンサーなんてたくさんいる。プロフェッショナルになるってヤバいレベルなんだ。」と感じました。


そして私は「ここからどうする?」と自分に問いかけ、


「楽しく生きたら(踊ったら)ええんやない?」という考えが湧き、


最終的には

「“どう在りたいか”が重要なんだよな。」
というところに辿り着きました。



なのでずっと「自分はどう在りたいか」を考えてました。



ぼんやりと・・・

レッスン中や移動中、お布団の中でも・・・


でもやっぱりオープンクラスを受けるしかないのかもしれない。ならば、どういうことを得るつもりで受けたらいいのか、とか。


バレエアカデミーは9月始まりの1年間。
ここに入学し、身体を鍛えてからカンパニーを探すのも手かも。。。



と考えながらの今日のネオクラシックのレッスンだったのですが、上記に書いたように、めっちゃ褒められるってゆー。


…私にいろいろな選択肢が舞い込んできている…


………………


1ヶ月が過ぎ、毎日オープンクラスを受けてきましたが、

正直なところオープンクラスをただ受けていてもそこそこのレベル止まりだなと感じていました。やっぱり舞台を踏んで成長したい。

ただ世界のレベルは高い。

なので、バレエアカデミーのようなプロ養成所に入ってトレーニングを積んだ方が良いのでは?(学生ビザもおりるだろうし。)という選択肢が。

でもスタジオの先生の反応はまずまずだが。。(信じきっちゃうのは危険だけど。。)

ミュンヘンってやはりダンスシーンや勢いや機会に関しては少なくて。


日本人のダンサー友達からは、ダンスフェスティバル(7~8月のオフシーズン、2週間~1ヶ月とかの期間ワークショップがどどーんとヨーロッパ各地で行われるためいろんなダンサーや振付家と知り合えるチャンス)も勧められたけれど、フェスティバルの様子の映像を見たところ、うーん、どうかな~と思って。。





でもまだまだ考えて続けて

チャンスを見つけていけたらいいなぁと思っています



バレエアカデミー…ネオクラシックの先生の言葉…


私には


“なにか”に近づいているかもしれない。


自分に待ちかまえている運命とは?



・・・つづく