西園美彌 Blog ~情熱的にGoing My Way~

バレエ・モダン・コンテンポラリーダンサー 振付家 西園美彌(Miya Nishizono)のブログです。

ブログ移転のお知らせ

2016-12-12 14:04:51 | 日記

この度、

西園美彌Webサイトを開設いたしました。


miyanishizono.com


今後、公演・パフォーマンス情報およびブログはこちらから発信いたします。

(過去のgooブログ記事はすべて新しいウェブページのブログに移転されております。)



冨田勲×初音ミク「Dr.コッペリウス」公演からなかなか記事を書けずにおりました。


でも書きたいことが溜まりに溜まっております。スマホのメモ機能、そして手帳にはたくさんストックが、、


なるべくならリアルな感情とリラルな感覚を、言葉としてこういう場に残したい性格なのですが、

整理できないくらい情報量が多かったこともありますし、大切にしたいと思える経験や感覚を様々な読者に伝えるための言葉に変換するのはどうなのかという気持ちがありました。今まで通り好き勝手に書けばいいのでしょうけれど、やはり変換しようとする自分がいて、そのモードになかなか切り替わるタイミングがありませんでした。

あとは、新しいウェブサイトの公開後も手直しをいろいろしていて時間がかかってしまったり。

でも再び、書き綴っていこうと思っております。

ブログはだいたい作成時間が長く、何度も校正を重ねるためそれなりの時間を設けることになりますが

Twitterではほぼリアルタイムなことを発信しております。日々感じていること、考えていること、ちょっとした自慢など、つぶやいています。

興味のある方はTwitterをどうぞ。

@miyanishizono




怒涛の12月、駆け抜けます!









誕生日は福岡にて

2016-11-09 23:59:22 | 日記
11月7日、

今年の誕生日は地元福岡で迎えました。



(大学時代の恩師との食事がたまたま誕生日当日に。お祝いしていただきました。)


今回短い帰省でしたが、やっぱり故郷は特別な場所でした。

誕生日の早朝に福岡着、そしてそのままお墓参りへ。父のお墓の前で手を合わせ、約3年ぶりの報告。

私の父は33歳の若さでこの世を去りました。(姉が4歳、私が2歳)

私が今こうして踊る生き方をし多くの方々に囲まれ応援してもらえる人生を歩んでいられるのは、父のお陰でもあると思って生きています。父の分まで、私は生き抜きたいです。


(父の眠るお墓は、父の大好きな海に面したところにあります。この日は吸い込まれそうなほどの良い天気でした。)


私はいつか地元福岡で踊る日を夢見ていましたが、今回それがぐっと近づきました。しっかり磨いておかないと。今回のご縁も、誰かがどこかで見てくれているものなんだと、自分のやり方を貫いてきて良かったと思いました。感謝。

身体の感覚として、福岡という土地に来るとやっぱりなにかが変わります。ふわっと。だからきっと福岡で踊る踊りは、関東では出てこないような何かが少し違う私になれるような気がします。楽しみです。

最近の私…身を守るために覆っていた分厚い鎧を脱ぎ、少しずつ柔らかく、また軽さを得てきました。それはそれでしなやかではあるものの、やわらかい部分を覆わないため傷付きやすくなっていると感じます。でもその痛みに耐えることがこれからの私の課題なのだろうと思います。

負けない。この痛み、深みこそ魅力になると思って。


こんな私ですが、皆様どうぞこれからもよろしくお願い致します。

西園美彌

岡山へ向かっています

2016-10-28 10:00:25 | 日記
最近手帳を開かない日はありません。
目まぐるしい日常ですが、電車や自転車、徒歩の移動時間が頭を落ち着かせる時間です。今日は、中島みゆきの「糸」「時代」を急に聴きたくなって聴いていると、いろんなことが走馬灯のように頭を駆け巡り、涙が出てきそうになったり。でも出ないんですよね。出せたらもう少し楽になれるはずなのに、と思いつつ。

ただ今私は、岡山へ向かっています。

舞台直前の心境はその時々によって違います。誰とも接したくない時もあれば誰かといないと不安な時もあるし、SNSで発信したくなるときもあれば自分の殻に閉じこもりたくなる時もあります。

いろんなことを同時進行でこなしながらダンサーとしての自分や作品に向き合っている日々の中、本来の考え込みやすい性格上、よく混線状態に陥ります。
自分の課題をクリアにしたい欲求、時々刻々と変化する身体に追いつこうとする思考、学びたい気持ち、指導者としての振る舞い、人としてありたい姿勢、作品創作の振付や発展、生徒ひとりひとりのこと、家族の問題、他人との距離感、新しいプロジェクト、これから訪れるであろう試練、、、

(舞台直前の緊張感で頭が休まらないため、こうしてブログに書いてアウトプットしたり人に聞いてもらわないと頭の中がパンクしそうになります。なので今回は書きました。書いて発散。)

やっぱり悔いのない人生を歩みたいなと思います。そして誰かのためになる生き方を、と。

コンテンポラリーダンスの動作研究

2016-10-26 14:05:22 | 日記

今日は母校である筑波大学の実験研究施設SPECにてコンテンポラリーダンス研究のための実験の被験者をしてきました。

 

SPECは、

1階が学群・院生時代に所属していたスポーツバイオメカニクス研究室で、

2階が足を骨折したときトレーナーさんと一緒にリハビリしていたトレーニングクリニック(通称トレクリ)。

私にとってダンス場と同じくらいかそれ以上に思い出深い場所です。

 

今回は舞踊研究室の院生の実験でした。

 

すごぉく懐かしかしかったです!

一気にいろんな記憶が蘇るものですね。

 

数年ぶりに訪れた研究室は

 

VICON(カメラ)増えてる!

 

フォースプレート増えてる!

 

マーカーの張り付けがスーツになってる!

(ここまで反ったり脚を上げたりはしてなかったですが、ここから上げた脚を後ろへ〜というムーブメントなどを撮影しました)

 

 

という驚きや感動が(笑)

 

研究室の先生方にもご挨拶をし自分の近況報告も。

 

私は筑波大学体育研究科(修士課程)のおいて、この最先端技術を使用した動作分析をする研究室でダンスの研究をしていました。

 

そしてその経験が、つい先日、ある特別な仕事に繋がりました。

人生、何がいつ好転するか分からないもの。

 

何か恩返しができればという気持ちを抱いていたときに、このようなお仕事のお話しをいただきました。なんて幸せものなんでしょう。

こうして自分の育ってきた場所にダンサーとして戻りお役に立てたこと、またダンス界の研究と発展に貢献できることが嬉しかったです!

 


書類選考を通過。しかも2つ。

2016-10-25 23:45:06 | 日記
私って考えてること変わらない…


2年前の今日、私はこんなブログを書いていたみたいです。

「魂を込めて」


バレエのレッスン、それも良いレッスンだったときにはその都度幸せを感じます。


やっぱり私はバレエが大好きです。


先日は仕事のご縁で繋がったダンサーの方に、「美彌さんも良ければどうぞ」ってプロフェッショナル向けのバレエクラスに誘っていただき、レッスンを受けてきました。

つくばからそのスタジオまで2時間近くかかりますが、そのクラスがもう楽しくて。

私は全然下手だけど、正しい身体、「本物のバレエ」の時間が楽しくて。ご縁というのは本当にありがたいですね。


学ぶこと、成長すること、踊ることは
悦びであり、当たり前なこと、そして祈り。



バレエから始まった私の舞踊人生は今、面白い流れが来ています。


去年の脛骨骨折という大怪我したのに(怪我したから??)、帰国後すぐ舞台の依頼をいただいたり、世界最先端技術とコラボしたり世界をまたにかけて活躍するダンサー・振り付け家とご一緒する機会をいただいたり。

運が良すぎてこわいです。。


そして、ご報告。

書類選考で採用された方のみ参加が可能、という企画に応募したら通りました。二つも!

両方とも絶対に受けたいと思っていたもの。今だからこそ!今じゃないとダメだ!と。だから本当に嬉しいです。



一つはフェスティバル/トーキョー16主催プログラム、16年ぶりに来日するスザンネ・リンケによるワークショップ。スザンネ・リンケはピナ・バウシュらと共に現代ドイツの舞踊表現を牽引してきた方。私はダンスの歴史を学び、体験し、できることなら継承する人間になりたいと思っているので、絶対受かりたいと思っていたのです。俄然ヤル気満々!!

もう一つはフォーサイスカンパニーで活躍した島地保武さんとアマンシオ・ゴンザレスさんによる連続5日間のワークショップ。一日6時間を、5日。フォーサイスのエッセンスを学べるまたとない機会。新たな自分、未知なる自分を拓くことができるかという、自分への挑戦ですね。早くも緊張しています。たくさんの応募の中から若干名のみという中に滑り込んだわけなので、吸収しまくろうと思います。


「とにかく学びたい!」と思っている私をダンスの神様は見ていてくださっているのかなぁー。

たまたまかもしれないけれど、どちらもドイツ。ドイツ留学中に、私はピナのカンパニーに魅了され、フォーサイスカンパニーのラスト公演も見ることができました。やっぱり人生、どこに付箋が貼られているか分からない。



バレエ、
モダンダンス、
コンテンポラリーダンス、


技術も歴史も文化もぜーんぶ編み物のようにクロスさせて、縫い合わせていった先には、果たしてどんなモノが出来上がっているのか。

それらを楽しむためにも、基礎を日々磨かなくては。もちろんバレエで。


頑張ります。