西園美彌 Blog ~情熱的にGoing My Way~

バレエ・モダン・コンテンポラリーダンサー 振付家 西園美彌(Miya Nishizono)のブログです。

近況

2013-10-31 13:28:30 | 日記
こんにちは!

昨日に引き続き秋晴れですね~



ずっとブログを更新しようと思いつつ、手がこちらに伸びなかったので書けなかったのですが



自分の体に対するいろんな気づきがこの数日あらわれていて


変化の速度も速く、うまくまとめられず





実は、


この数週間、腰を痛めていました


ホーンテッドマンションの時も実は結構痛くて


痛みを誤魔化しながら上手く踊れる踊り方を模索している状況でした



その時の原因は自分なりになんとなく分かっていたので整体などにはいかずに、身体の使い方やメンテナンスを試行錯誤で行いながら過ごしていたら



治りました




これには自分でも驚いていて


もう治らない痛みのような気がしていたからです。


なのでまだまだ自分は大丈夫だ!と自分に自信がつきました




あまり単純にここで書きすぎると読者の方に身体に対する誤解を与えてしまいそうなので書きにくいのですが




大切なことや自分の欠点は以下の通り。


・インナーマッスル
・左右差
・裏側の意識(足裏・親指・ハムストリングス・お尻・背骨・脇・二の腕)
・捻り




メンテナンスも以前より時間をかけ、意識を高くしてやるようになりました。



やっぱり私はなるべく長く踊りたいので、大事に身体を労わってあげながら鍛練を重ねて行きたいと思います。



鍛錬がより楽しくなってきて、本当に四六時中、体のことを考えています(笑)



これからも私の成長をどうぞ見守ってください








さて、先日私は栃木のとあるお教室より、



ゲスト出演依頼を受けました



初ゲスト



バレエ作品「パキータ」のエトワール(主役)

そして

コンテンポラリー作品を発表してきます。





バレエ作品のヴァリエーション1曲、そしてコーダでの32回フェッテ。


コンテンポラリー作品も4分半、元気で踊り切る作品なので、



体力つけなれば・・・






今はそのゲストとして踊るコンテンポラリー作品を練っているところです。


タイトルは「Orange」。




何度も何度も曲を聞いてイメージを膨らませたり動いてみたり。






腰痛改善の時からの身体改革、開眼!な変化によりよい動き方ができるようになってくると



表現の幅や身体へのアプローチ、イメージの膨らみ方に大きな変化があらわれました。



そしてそれは日常生活にも影響を及ぼし



家でも動いたり
バレエ本を読み返したり
身体動作系本を読み返したり
身体にいい物を食べたり




生きてて楽しいです




自分のそうして取り入れた知識と経験は、子どもクラスや大人クラスの方々にどんどん還元しています。



良い事・良い物はどんどん共有したい性格なので



還元できる場があるからこそ、自分の成長を楽しめるという側面もあります。


今の環境に感謝しています。







今日は我が家でのんびり優雅にブランチを食べながらチェロ演奏によるバッハの曲を聞いたりしていると


新しいこと浮かんできました。




1.知り合いから教えてもらった曲で作る作品。ソロ。

仲良しの写真家さんの壮大な自然の写真をバックに。



2.友達ダンサーとのデュオ。

バッハ(チェロ演奏)の曲を使ってネオクラシックを作りたい。





これらはまたスタジオパフォーマンスで発表しようかなと思っています!

ではこのへんで!




「ホーンテッドマンション」報告と雑感

2013-10-17 01:11:47 | 舞台

台風は過ぎましたね。良かった~

 

さて、10月12・13日に行われた

第二回D‐Life公演(Dance Wonderland Vol.2)

「ホーンテッドマンション」

 

無事に終えることができました~

 

参加してくださった方々、見に来てくださった方々、

 

ありがとうございました!!

 

 

今回、茎崎のふれあいプラザという初めての会場でした。

 

舞台セット、入り口の看板、会場の飾りなどは再びスタッフの手作りです。

 

 

 

 

ゼロからアイデアを生み出し、イメージを具現化できるなんて

本当に技術の高いアーティスト集団

 

 

私は館の中を浮遊する亡霊役でした。

 

「亡霊の先生たち・・・・・みやは魔女ね!」

 

と言い渡され、魔女役を楽しんできました(笑)

 

 

(撮影:林田先生)

↑↑↑林田先生に乗せられて・・・w

 

 

音楽の選曲・編集、配役、振付、構成・・・

お客様に楽しんでいただけるものにするべく工夫を凝らしてきましたが、いかがだったでしょうか。

 

 

A公演・B公演・C公演、

気軽に舞台に立ち、人前で踊る機会を与えたいという気持ちから、それぞれ一部の出演者は変わるという初めての試みもありました。

ちびっこたちは可愛かったし、大人の出演者もとーーーーっても楽しんでいましたね(笑)

お客様もほとんどの方が仮装して来場してくださっていました

仮装パーティー、良いですね~

 

 

今回の来場者数は、合計574名

ありがとうございました

 

 

              

 

さてここからは私の個人的な雑感です。

 

 

バレエ・コンテに限らずストリートの生徒たちも見ていて思ったのは

 

多くの生徒たちそれぞれに成長が見られ、みんなのガッツは素晴らしい!ということ。

 

 

ストリートの子達は演技も迫力も見事でした。

お客様に向かって踊る!ということに長けています

 

 

 

一方、私の生徒であるバレエの子たち・・・

Sクラスは役柄が幽霊ということもあり控えめな感じではありましたが、

お客様に対して笑顔を見せたり、心を開き全身で踊るという点では

ストリートの子達の方が優っている気がしました。

 

 

ストリートの子達は全員ではないにしろ、自分たちでチームを組んで作品をつくり、

練習したりコンテストに出たりと人前でパフォーマンスをしているので、

その経験の違いでしょうか。

 

 

 

バレエやコンテの子達にも 

少し難しい表情の作り方も練習してほしいし、

さらに手先足先まで行き届いた踊りを心がけてほしいなと思いました。

 

 

 

 

もちろん、今回の舞台だけでも成長は認めています

みんなよく頑張っていました

 

 

ダンスの種類によってアピールの仕方に違いがあるのは分かっています。

ですが、振付けられた動きをこなすだけに精一杯になるのではなく

観客をまっすぐ見つめられるところまで行ってほしいです。

練習時間が短かったことはなるべく言い訳にせずに。

 

 

Sクラスは今年は舞台に立つ機会が例年より多く、いろいろな刺激を受け取っているはず。

今年の成果は今度の発表会、もしくは来年以降に表れてくるのかな??

 

 

笑顔は・・・私の指導の仕方なのでしょうか、、

 

 

自信があれば笑顔になれるはず。

みんなに自信をつけさせてあげられるのはなんなのだろう。

 

 

 

 

また今回もう一つ思ったのは

 

・やはり技術力・表現力そして精神力が大きく変化する高校生は別次元にいる

・存在感に大きさと深みが出てくる

 

ということ。

 

 

自分の生徒だからでしょうか。。。

主役の女の子を踊った千優の演技に私は感動したのでした。。。

 

 

私の年齢あたりで成熟ならば

小学生は種

中学生は芽

高校生は蕾

 

 

こんな花が咲くの・・か・・も?な蕾です(笑)

少し“見え”はじめる、のがこの年齢なのかなと。

 

もちろん成長の度合いは人それぞれなのでもっと早い子ももちろんいると思います。

 

特に体得するのに時間のかかるバレエやコンテでは、

体得するまでの段階で心身ともにかなりの強制を強いられるので心を出しにくくなってしまいます。

自由に踊ってはいけないバレエだからこそ均等のとれた基礎基本(これが美しさにつながる)が身につくのですが

ここからさぁ心を解放しなさい、身体を解放させなさいというのは本当に難しいとは思っています。

(私もその壁を経験してきました~そして今でもその難しさに直面しているのですが

 
 

 

 

何が言いたいのかというと、

高校生でやっと

「自分が持っているもので何かを表現するとはどういうことか」 というのが分かってくるんじゃないかなと思います。

 

 

好きだからこそ、その年齢まで踊り続けているのでしょうし

きっと一番楽しく踊れる時期なので

 

 

様々な感情を経験し、人と対峙し、自分と向き合い、踊りに立ち向かう中で何かを見出し

一皮向けた踊りができるのではと思います。

 

 

そうしてそれを下の子が見て、憧れを抱く。

そういう流れもできてほしい。

 

 

やはり先生がいくら踊っても、「先生だから」と次元の違うことにしてしまうと思います。

身近で、自分と近い年齢と子が良い演技をしてこそ刺激になるような気がします。

高校生になっても頑張る子… ・・・そんな子が増えたらいいなぁ・・・

 

 

まぁ生徒それぞれの方向性と気持ち次第なので、無理強いはしないです。

ただ、みんな、 せめて

笑顔で踊れるようになろうね(笑) ※年齢に関係なく

 

 

さぁ、今度は発表会に向けて、(コンクールに出る子はその練習も)、

バリバリ練習しましょう~

 

 


アックアセレーナのバレエ教室

2013-10-09 21:16:08 | 指導者として
こんばんは


8月よりバレエ教室の指導に行っているアックアセレーナさん。


館内冊子が毎月発行されているそうなのですが、今月号に私のレッスンについてを特集していただきました。





アックアセレーナの施設内に置かれているfree冊子なのですが、


プロのカメラマンによる写真なので、さすが素敵に撮っていただいてます


指導している姿を自分で見るのは始めてで、こんな感じなんだ~と思いました




文章については、レッスン後に30分ほどインタビューを受け、答えていったものを編集していただいたのですが、



私について、そして私の伝えてたいことについてがわかりやすくスッキリまとまっていて、この中に凝縮されています



是非多くの方に見てもらいたいです



てことで、


もし欲しいという方がいましたら、、、こっそり私まで言って下さい



……………


さて、

今日も都内でリハーサルでした。



折田克子先生の作品に再び出演させていただくことになっています。



本番は

1月15日(水)・16日(木) 2回公演!
@東京芸術劇場(池袋)


今回は前回(7月の公演)よりも身体を酷使しております

毎回、その日から筋肉痛です(笑)



ややゴツくなりました…
ちょっと栄養を蓄えたこともありますが…


でもやはり動けば動くほど、踊れば踊るほど学びや得るものが多く、表現するための自由で強い身体を得ている気がして楽しいです。



今年はなんだか、仕事やプライベート、ダンス活動の中で、目の前に起こる様々な事象についていろいろ考えさせれているような気がします。





そんな中でいつも問う、

「私は何故踊るのか」
「ダンスの意味は何か」
「どんな踊りをしたいのか」

ということ。



これはもう考えない時はないというほど考えてきました。




ただただ楽しいから踊っている、という面もありますが


私はそこに意味付けをしたくなる性格です。



特に悶々として気持ちも身体も動きたくないような状況に陥ったとき、納得のいく答えが出るまでは何も出来ないです。



そしてこれは、置かれている状況により変化していっているのですが



究極的には


「生命」


というのがキーワードではないかということに至りました。



多くのダンス作品やダンサーを見たりしても、一体



ー 人を感動させるもの ー



はというと


ジャンル・方法・レベルに関係なく
そこにある共通点は



ー 「生命」を感じさせる何か ー




だからこそ、毎回身体は酷使しなければならないのだと思います。(私の場合は)






・・・てことで、より高みを目指して!


頑張ります



…………………


そして今週末は「ホーンテッドマンション」


月曜日のオープンクラスのバレエ入門クラスの前に練習していたコンテSクラスの練習を見て、


「すごい迫力!舞台で見たいです!」


とチケットを買って下さった方がいらっしゃいました



C公演に続いてB公演もチケット残りわずか!

A公演も是非


皆様、会場でお待ちしております










第二回D-Life公演「ホーンテッドマンション」!

2013-10-06 14:20:33 | 公演情報

こんにちは

キンモクセイの良い香りがする季節になりましたね


長らくブログをお休みしておりましたが

来週末のD-Life公演「ホーンテッドマンション」について告知いたします!


…………………



D-Life公演企画、ダンスワンダーランドは8月に「オズの魔法使い」を盛大に開催しましたが


今回はハロウィン空気の漂うこの時期に「ホーンテッドマンション」という舞台を作り上げます!!



D-Lifeダンススクールのトップクラスが総出演


ストリートダンス茨城県代表の講師陣もがっつり踊り


舞台セットも衣装も本格的で豪華な舞台です
・・・D-Lifeスタッフ手作り大道具や衣装も!夜な夜な内職をしているそうです。それもぜひ見ていただきたい!



A・B・Cの3公演は10月12、13日の2日間に渡り行われます。

トップクラスは全公演に出演し、それぞれの公演には有志でワークショップに参加して出演する子もいます。



バレエ・コンテのワークショップ参加者はA公演に出演します♪
どんな出来になっているかは本番まで楽しみをとっておこうと思っています☆



………………



さて、私も亡霊役でちょっとだけ出演させていただいています。


今日はさぬきスタジオで行われた合同練習に参加し、トップクラスの子達の演技を見てきました


「コンテS、ネコちゃん可愛い…

「バレエSクラス、頑張ってるなぁ…

「ストリートトップSはさすが…!!


とため息ばかりでした(笑)


見応えのある公演となるでしょう。
C公演はすでに完売ですし





イベントが目白押しの中、

先生方は忙しい中で振付・構成を考え、教え、指導し、舞台準備に尽力している様子に(私は傍観者となってはいけないところですが)、本当に頭が上がりません。


ダンサーのバイタリティ溢れるアクティブでクリエイティブな空間にいるだけでも私はなんだか幸せです。(それだけじゃダメなんだけど!!…お力になれずすみません)


私は今日は都内での練習に向かうため少ししか子供たちと接することができませんでしたが、バレエSクラスには


「もっと幽霊になりなさい」


とちょっとだけアドバイスをしてきました(笑)
よく頑張ってるだけに、惜しいところが目について…



今年度トップクラスは舞台数が多く、出演者は覚えては練習し覚えては練習しと大変だと思います
(もちろん、保護者の方々も!いつもありがとうございますm(__)m)



それでもしっかり取り組み、役になりきろうと努力している様子が伺えます。よく動けるようにもなってきました。・・・やはり舞台数を踏むと違うなぁと感じた次第です。





プロの世界、というと大袈裟かもしれませんが


そういう世界でどういう人が選ばれ、残っていくかというと


“対応力の速さ”


が大きなポイントです。


足が上がる・たくさん回れる、などの一つ一つの技術も大事なことですが


◆求められているイメージやその空間の一員になり、溶け込むことができる

◆振付、立ち位置、変更などを即座に覚える

◆問題が起こってもすぐに対応できる



これはレッスン場ではなく舞台という場所に臨まなければ身につかないものです。緊張感も集中力も違うからです。


このような能力は、ダンサーとしてプロにならなくても社会に出てから必ず試されるものだと思います。


知らず知らずのうちに身についている、ということでも良いかもしれませんが、そういうことを意識して取り組むと成長の仕方がぐんと変わってくると思います。

そしてそれを自分の人生に応用できるようになっていければたいしたものです!( ̄◇ ̄)




私たちでは伝えきれないかもしれないので、このブログを読んで下さっている保護者の方がいましたら、ぜひ子供たちに伝えてほしいと思います。



…………………


今回私は12日のみの出演です。

ストリートダンサーの中に混じっても浮かないように、悪目立ちをしないパフォーマンスを目指しています。


いろんなダンス経験が自分の踊りの幅を広げてくれます。


こんな場所、なかなか無いです。


何はともあれ、楽しんで踊ります



皆様ぜひ遊びに来てください




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