西園美彌 Blog ~情熱的にGoing My Way~

バレエ・モダン・コンテンポラリーダンサー 振付家 西園美彌(Miya Nishizono)のブログです。

プロの世界の舞台裏

2016-11-11 23:32:12 | 舞台
これが、プロの世界…



自分がここにいるのが本当に不思議です。



作曲家、機材関係者、劇場、劇場スタッフ、関係者、指揮者、オーケストラ奏者、振付家、ダンサー、海外からのスタッフ、メディア、、あー書ききれない


ものすごい人々がこの公演のために尽力していて、毎晩寝ずに作業をしていて、自分のやるべきことに没頭していて、、



緊張感のある皆さんのそばで、

ひとり空気の違う自分、流れている時間が皆さんと違う自分が少し寂しかったり。


でも私もこの現場、この公演の一員として、出演者の方々の力に少しでもなれたらと思い存在してました。


本当に最後の最後まで諦めない、
クオリティをどんどん上げていく、
皆と息を合わせる、
自分のやるべきことに没頭する、



お客様に届けたい、届いてほしい一心で…。



でもピリピリとした空気を撒き散らす人は誰もいなくて。


良い雰囲気で、


「頑張りましよう」と。



(集中するのは、誰も見ていないところで、なのかな)






外からの見え方ではなく

内側・裏側の様子。

裏側にいてこそ見えるもの。




それを私は見ている。これこそがなによりも財産なのだなと幸せに思います。




鳴り止まなかった観客の拍手。


終演後、ダンサーたちとのハグ。




目に映るもの
耳に残るもの
皮膚の感触

言葉、音楽、踊り



半分出演者で

半分観客で

客観的に見ることができている今のこの私は


実は一番幸せなんじゃなかろうか。



明日、残り2回。


私は引き続き、裏からバックアップします。




11月のレッスン

2016-11-11 09:00:40 | Miya Ballet Class

11月のオープンクラスのお知らせです。


11/27(日)
つくばカピオ リハーサル室1


13:00~14:15
・ボディコンティショニング+足の集中トレーニング

14:30~16:00
・バレエ入門~初級

16:15~17:30
・ボディコンティショニング+軸を強くするターンアウトトレーニング

17:45~19:15
・バレエ初級~中級(ジャンプは軽め、回転系の確認)
(定員に達したため締め切ります)


19:30~21:00
・コンテンポラリーダンス
(定員に達したため締め切ります)

21:00~22:00
・じっくりストレッチ





【New!】
西園美彌コンテンポラリーダンス、開講です。
まずはフロアから。徐々にダイナミックな動きへ。最後は表現系へ。
コンテンポラリーダンスはこれというかたちはありません。私の表現に触れることで各々豊かになってもらったりすることが大事なのかなと思っています。ダンス経験は問いません。

・1レッスン¥2000

※21:00~22:00のじっくりストレッチクラスのみ¥1000

お申し込みは

miya.b.tsukuba☆gmail.com
(☆→@に変えて下さい)

へ、タイトルに「お名前」、内容に「受講希望クラス(複数記入可)」を書いて送ってください。




12月は

11日(日)13:00〜17:00


です!

よろしくお願いいたします。


今日明日の公演、見に来てくださる方々、どうぞお楽しみに!

西園美彌


誕生日は福岡にて

2016-11-09 23:59:22 | 日記
11月7日、

今年の誕生日は地元福岡で迎えました。



(大学時代の恩師との食事がたまたま誕生日当日に。お祝いしていただきました。)


今回短い帰省でしたが、やっぱり故郷は特別な場所でした。

誕生日の早朝に福岡着、そしてそのままお墓参りへ。父のお墓の前で手を合わせ、約3年ぶりの報告。

私の父は33歳の若さでこの世を去りました。(姉が4歳、私が2歳)

私が今こうして踊る生き方をし多くの方々に囲まれ応援してもらえる人生を歩んでいられるのは、父のお陰でもあると思って生きています。父の分まで、私は生き抜きたいです。


(父の眠るお墓は、父の大好きな海に面したところにあります。この日は吸い込まれそうなほどの良い天気でした。)


私はいつか地元福岡で踊る日を夢見ていましたが、今回それがぐっと近づきました。しっかり磨いておかないと。今回のご縁も、誰かがどこかで見てくれているものなんだと、自分のやり方を貫いてきて良かったと思いました。感謝。

身体の感覚として、福岡という土地に来るとやっぱりなにかが変わります。ふわっと。だからきっと福岡で踊る踊りは、関東では出てこないような何かが少し違う私になれるような気がします。楽しみです。

最近の私…身を守るために覆っていた分厚い鎧を脱ぎ、少しずつ柔らかく、また軽さを得てきました。それはそれでしなやかではあるものの、やわらかい部分を覆わないため傷付きやすくなっていると感じます。でもその痛みに耐えることがこれからの私の課題なのだろうと思います。

負けない。この痛み、深みこそ魅力になると思って。


こんな私ですが、皆様どうぞこれからもよろしくお願い致します。

西園美彌

ダンス新人大会の審査員 in 栃木県

2016-11-04 15:38:05 | 指導者として
昨日は栃木県にて、高体連ダンス新人大会の審査員を勤めさせていただきました!


私、審査員は初体験。

この話が決まってから、審査員をされた経験のある方々にアドバイスを求めたり、ダンス部の顧問をしていて神戸の全国大会で優勝経験のあるダンス部同期に会いに行き、話を聞くなどしてきました。


栃木県で行われている高校生のダンス専門部の大会は年2回あり、今回の大会は新人大会という1~2年生が創った作品で競い合う場。


今大会、この2年で約100名も参加人数が増えたのだとか!

ダンスの人気、ダンスの熱気は上がっているようです。

【創作部門】は11校、【参加発表部門】18校。

現役の高校ダンス部の顧問をしている同期に言われたのは、

「神戸大会という先を見据えたものではなく(それも大事なことだけれど)、

ダンサーとしての感性で、フラットな目で作品を見てほしい。」

でした。なので、私はそのまま純粋につけました。

他の先生方と全然違ったらどうしよう・・・とか内心どきどきしながら、でも私はこれだ!と点数をつけました。

すると、ほぼそのままの結果に。


つまり好みも多少あれど、入賞する作品と、その結果というのは「誰の目にも明らかである」ということかなと。


身体の出来上がり、構成力・展開。


どの学校もよく作り込み、情熱をもって向き合っていることが伝わってきました。ナイスチャレンジ!な作品や振り付けもたくさん。


しかし結果は出てしまう。これはもう、仕方のないことですね。勝負の世界。どれだけの時間をかけたのか、それは誤魔化しようのないところ。


受賞された方々、本当におめでとうございました!!


総評で審査員長の生沼先生がおっしゃったこと、それがすべてかなと思います。それを心でも身体でも受けとめて、次へのステップにつなげてくれることを切に願っています。


今回審査員をさせていただきましたが、高校生のダンサーたちからたくさんのことを学ばせていただきました。




他の審査員の先生方とお話しさせていただいた時間も大変有意義なものでした。


このような機会をいただけて本当に光栄です。ありがとうございました。




・・・ちょっと一言。

実は数年前、私はあるイベントのスタッフとして、審査員対応の仕事をしたことがありました。その時私は、

「いつかこの席(審査員)に座るんだ…!」

と思いました。

…いつかはなりたい…
…そこまで行きたい…

と。そしたら実現しました。

なんとまぁ。

私だけが特別なのでしょうか。いえ違うと思います。



【思いは、届く。】


さぁまた、次のステップへ。

親子教室 in 沼崎小学校

2016-11-02 23:30:55 | 指導者として

昨日は沼崎小学校にて

1学年の親子対象の、「親子教室」の講師を勤めさせてただきました。

約100組、200名のお父さん/お母さんと子供たちが参加されていました。




45分弱という短い時間。

子供たちは【お父さんお母さんと触れ合うこと】、大人にとっては【運動不足の身体を少しでもやわらかく動かすこと】を大事にしたいと思いました。



「お父さんお母さん、うつ伏せに寝て下さ〜い。・・・そして子供たち、お父さんお母さんの肩や背中をさすってあげてください。いつも美味しいご飯をつくってくれたり、いろいろしてくれてありがとう〜って気持ちでさすってあげてね♪はい、今度はパタパタパターっと叩いてあげましょう!気持ち良いですよ〜♪」


→人の手の気持ち良さ、コミュニケーションのため。「子供たちの手がとっても温かかった〜!」の声。ニヤリ☆





「子供たちの後ろにお父さんお母さんは座ってください。そして、左右に揺らしま〜す。ダラーンダラーン、ダラーンダラーン、はい、倒しま〜す♪」




「お父さんお母さんはうつ伏せで力を抜ききってください。じゃあみんな、お父さんお母さんの脚をもって、運んでみましょう!お腹に力入れて!床をしっかり踏んでみて!
・・・じゃあ今度は、お父さんお母さん、お腹にぐっと力を入れてください。子供たち、もう一回運んでみますよ〜せーの!」
(動いたー!!)

→子供たちに、大人の体の重さを感じてもらうこと、全身を使わないと動かないくらい重たいものを運ぶ経験をしてもらいたかったのです。


途中、体幹を鍛えることもしました。

大人にも子供たちにも「何秒にしますか〜??」と質問しました。子供たちはなんと30秒をリクエスト。プルプルしながらもほとんどの子達が30秒をクリア!(このとき大人は姿勢をチェックしてます)
子供たちのガッツに脱帽。

あっという間に時間が来てしまいましたが、たまたまそこに参加されていた知り合いの方がいたため感想を聞いたところ、

「そんなに激しく動いた感じでもないと思っていたのに、二の腕に筋肉痛が。子供も楽しかったようで、ずっとニコニコでした。引っ張られるのが面白かったみたいです♪親子でストレッチまたやってみます。」

とのこと。
良かった!

……………………………………



親子教室の前後に、学校の先生にヒヤリングをさせていただきました。

“いまの子供たち”のことを。



ニュースでとりだたされることと実際はどうなのか、現場の先生方の生の声を聞きたくて。


そしたらとーっても良いお話を聞けました。

私もバレエの先生として、子供たちの心と体をある程度見てきた経験があるため、そこから考察したものや予想していたことがありました。

それらが学校の先生と一致するものもありましたが、現場の先生にしかわからないことや「平均値」では見えてこないことなどのお話を聞けました。

しかしながら「学校によっても違うかもしれない」とのこと。

そうですよね。

地域によって特色もいろいろ。でも大変有り難いお話をさせていただきました。

ご協力いただいた先生方、また私を招いて下さった保護者会の皆さま、ありがとうございました。


……………………………………


親子教室は5時間目に体育館で行われました。

始まる前は昼休みだったため、子供たちが体育館で遊び始め、私はその様子を観察していました。

投動作、キャッチする動作、走り方、遊び方、姿勢etc.

みんなすっごくよく動いてる!
良い体。元気。
(まぁ、体育館に来る子は元気な子たちでしょうから、当たり前かもしれませんが。)


そこにいたのは小学4年生。

いつの間にか子供のころの自分を思い出しながら見ていました。


鬼ごっこをする、駆け引きのエネルギー。
ドッチボールを投げ合う、そのスピード感。
先生にじゃれに行く、心のまだ柔らかい時期。

私の小学生のころ、、まだ心に壁を作らない頃。その感覚を呼び覚ますように。







いやそれにしても

子供って…

元気だな。





あーやっぱり、いろんな人、いろんな場所、いろんなものをたくさん見たい。


こういうお仕事の依頼、お待ちしております。どしどし!





明日は栃木県にて審査員です!!