朝靄

 

　毎日真夏日の暑さでリンゴの葉摘みも大変。何時もの年はまだ中性種の葉摘みは日焼け等が心配でやっていない。今年果実の生育が早く日焼けの心配はあるが葉摘みをはじめる。早生主と違い黒星病の被害が軽く葉摘みは捗る。方々で今年のリンゴの黒星病対策でいろんな論議が聞こえて来る。

　濃い朝靄がかかり里山はかすれて気温は下がり涼しい朝。それでも日の出と共に強い日差しでダラダラと汗が流れ落ちる。先日の台風１０号で山口沢の水田の押し切り川からの水取り入り口に砂利が詰まり流れ止る。あまつさえ未だ稲は乳熟期なので水分は必要で間断潅水をしている。重機等の大型機械で用水路に流れて来た砂利を取り除くには大金の経費がかかる。

　週末から又傘マークの天気で何時もは８月いっぱいで用水路の水はスト一プするのでこの雨を期待して用水路の砂利除き工事しないようだ。追っかけ南方海上にまた台風が発生していて砂利を取り除いて大雨で用水路詰まる心配で大雨の対応に役員さんは大変。

　今回の台風は海上の温度が高いので日毎に勢力を増し日本本土に向かって迷走している。今台風が来ると収穫間近のリンゴ、ラ・フランス等の落果が心配される。台風だけは来ないようにと願っていながら葉摘みをする。

 

庭木

今年も五葉松、キャラの木や低木の花木の庭木の剪定は毎年お盆前ちよっとの農作業の合間を見て家内やっている。つがるリンゴの葉摘みもしなければならないのだが毎年今の時期に庭木の手入れをやっているので気になるようだ。俺が担当は高い枝の松、紅葉の大木の剪定だが余りの暑さやリンゴの仕上げ摘果で疲れが溜まり今年は休もうと思っていた。

　お盆明けになっても遠方から何時もに来るお盆の墓参りの来客台風の大雨の影響でか未だ見えない。家を留守にするにもなんかしら変でお盆明けても庭木の枝切りをやっている。俺も紅葉の大木から新しい枝が長く伸びてみっともない放任状態の庭木の枝切りをする。。

日中は暑く熱射病でもなるようで朝の涼しい時間の朝食前から長い脚立に登り切り始める。紅葉の大木は大枝を切り落として樹高を低くしてやる。すべての庭木の枝は何時もより多く切り落としてやったので庭全体がガラ～ンとして空間が出来た。側の市道を走行している車は徐行して剪定した後の庭を余所見して運転している。

　庭木のボケ、ザクロの枝には朿がり手袋状態でも硬い先が刺さってしまう。今年は蜂の巣が無く蜂に刺されて腫れて痛い嫌な思いは無く終わる。未だ刃先が尖りの硬い黒松や大きい立石に植えてある松は暑くて大変で次年度に残す。

防鳥

早くて出穂が始まったと思っていたら乳熟期になり頭を垂れたヒメノモチ。毎年雀に乳熟期には籾から汁を吸われて収穫期には白穂になってしまう。それからずっと稲杭に積んで自然乾燥しても雀に稲穂が食べられる。はえぬきや余所の米とは違い今の時期からいい香りがするヒメノモチで雀の大好物。

 

大雨

 

　台風７号の影響で夜半から雨が降って来た。寝床で耳を澄まして外の様子伺っているが風の音はなく時折ザァと強い雨音。普通の雨音とは違い台風による雨音でトタン屋根や屋敷の庭木に降る雨音。風がなければ恵みの雨で有り難いのだが台風による雨なのでいくら勢力が弱い予報でも少し心配になって来る。

　時折強い雨音で目が覚めてうつらうつら寝床寝入っている。何時も朝方とは違い気温は高くテレビの台風の進路状況を見ると関東地方に近づいて来ている。それでも上陸まではしないで進路は北の方向に変えてスピードを上げて北海道方面に向かっている。雨音を聞きながらゆっくり寝床でオリンピックの放送を見ながら何時もより遅い時間に起床する。

　新聞受けには何時もの配達時間に朝刊が入れる音、まだ台風に依る道路の被害はないようだ。遅い時間でも外は暗く大粒の横殴りの強い雨が段々強くなって来る。昨夜の天気予報とは違い山形県にもまとまった雨雲で大雨の予報。大雨で一面窪地には雨水がいっぱい溜まり止まない中、長靴を履いて保育園に行く孫達の見送りに行く。大雨は関係無く元気に出るて行く孫達で安心して見送り一安心。

　朝食後になると段々強い雨で外の出て排水路の流れを見ると今にも堰から溢れる程の濁流でびっくりする。思ったより降水量で家の東側は我が家の水田で畦いっぱいに雨水が溜まっていて低い堰からは溢れて流れ落ちている。恵み雨も程々で余りの雨だと洪水に心配が出て来る。しばらくするとの消防団が鐘を鳴らして水害の危険ケ所を警戒に出て行く。

　なかなか弱まらない雨で近くを流れる押し切り川の状況を見に行く。何時もは押し切り川の河床はヨモギ、葦等の雑草でいっぱいなのだが濁り水が勢いつけて流れている。水田の下流の排水路には雑木やいろんなゴミが流れて来て深い排水路いっぱいに流れている。

予報通り午後からは青空が見えて大した雨による被害もなく晴れ上がる。

台風

例年お盆の頃は高温続きで果実の日焼けは干ばつ対策で大変な時期。昨年もお盆前の夏まつりの頃は出穂が始まり稲にとっては１番水が必要な時期。雨不足で耕土の浅い痩せ地の水田の稲の葉っぱは色褪せて縮んで来た。圃場に入って見ると乾ききった圃場は白くなり畑の状態だった。

　まだ排水路には僅かだった水が流れていて急遽揚水ポンプを運んで来て設置した。深い排水路で圃場の出入り口には農道がなく一輪車に積んで足場の悪い畦を運んで難儀した。常時流れている排水路の水ではないので急いで仕事止めて潅水する。揚水ポンプの吸水管は常に流れ水の中に入ってないと空気を吸い込んで空運転で揚水ポンプは壊れてしまう。

　常に流水の量を確認するため３０分間隔にリンゴの仕事を止めて揚水ポンプを点検する。半日くらい潅水したら水は全然流れなくなり天を仰ぎ、畑のリンゴの潅水に移動していた。今年も高温続きで雨不足で果樹、家庭菜園の農作物は干ばつ気味になった。

　家庭菜園のキューリ、ナス、ナンバ、オクラ等には簡易水道からビニールホウスで潅水が始まった。毎年家内のビニールホウスの潅水が始まると希代に雨が降る。今年もそろそろだな～お前が潅水し始めたからと笑って小馬鹿にしていたらやっぱり台風７号が恵みの雨を運んで来る予報。

　勢力は余り強く無く当地には降水量の多い天気予報で期待している。遠方からのお盆客も台風の進路が心配なのか何時も送り盆に来るのだがなかなか見えず待ち草臥れて早めに公衆浴場に骨休みに行く。