旱魃

2014-09-25 04:52:04 | 日記


 8月22日の降雹後から降雨回数は多いが降水量の多い雨は降らないので田畑は旱魃気味で乾いて来た。園地の雑草も伸びず耕土の浅い砂利の多い畑は日中萎れている。稲刈り作業は土壌が乾いて機械操作は楽で順調に進んでいる。
 池や農業用水に使っている簡易水道ポンプは水不足で空気を吸って出具合が悪くなって来た。台風崩れの温帯低気圧で暴風の心配は無く成り、まとった恵みの雨を期待しているがどうなるのか?。日ので前の東の空、山の頂は一面明るくなって台風一過の前ぶれようだ。まだ気温は高く落葉前の果樹は秋肥の散布時期になって来た。
 スタッフ達のふじりんごの葉摘み作業が始まり何時もの年と変らない収穫前の秋作業。やっとりんごの玉廻しが終わり今度は雹害果の収穫にはいるがその前に雨が欲しく毎朝天気予報が気にかかる。
 顧客からは降雹害果状況の驚きと一緒にひょうちゃんりんごの注文が来初めた。有り難い事で元気を貰い中生種のりんご収穫に入る準備をする。

お彼岸

2014-09-24 06:01:42 | 日記


 暑さ寒さも彼岸までなんて言うが今年は秋の訪れが早いような気がする。昨年の今頃は台風の進路が気が気でならい農作業で最高気温も20度近くの高温。今年は24~5度で朝の気温は11度前後で雹害果のりんごの着色も良好。側の低い里山の紅葉も早い時期から始まるだろう?。
 満開の金木犀の庭木の香りはプンプンとして心を和ませてくれる。まだヤマボウシの赤い実は青く硬いが紅葉に併せて赤く熟すのは間近。大分遅くなったギラギラと眩しい日の出で一面黄金色の山口沢圃場の稲穂が冴える。台湾、中国に被害をもたらした雨台風16号急に進路を東に変えてこちらに向かって来る。
 西日本に上陸する前に温帯低気圧に変るようで酷い雹害果では気が抜けて台風の進路情報は何時もとは違いそんなには気にならない。園地は雨不足で乾燥して、家庭菜園の土は湿気が無く灰のように軽くなる。
 播種当時は湿気も充分で一斉に発芽した青菜、耕起して軽い細い土なので近所の飼い猫の最適の糞の場所。列に沿って土をほじくり糞をして青采は乾燥して枯死する。毎朝、猫と家内は喧嘩して追い払っているが駄目で多い欠株の青采畑。
 親類顧客から好評の青采の漬物なので降雨後移植する話だが恵みの雨が来るのか。

出果

2014-09-23 04:51:30 | 日記

 3人の孫の保育園への見送りと終わり家内と茶の間で朝茶を飲んで空模様を眺めている。朝晩の気温は急に下がり茶の間には暖房が欲しくなり畳の上に敷いてあるウスベリを冬用の厚い絨毯に交換した。寒がりな俺なので昨夜から暖房を入れているので暖かい茶の間。
 朝から眩しい太陽の日差しで家の前はイッキに明るくなり秋晴れの良い天気。父の月命日が今日で仏参りに朝のお勤めに坊さんが来てくれた。坊さんが忙しいのか朝茶は遠慮して挨拶を交わしながら仏壇に向う。毎月家内と一緒に俺も仏壇の前で坊さんの読経でお参りをする。
 今回はJA共同撰果場で昂林、やたか、紅将軍、紅玉等の中生種りんごの目揃い会があり会場は何時もと違い離れた所。目揃い会では雹害果の販売の説明もありお参りは家内だけに任せて会場に行く。JA支所内の共同撰果場周辺には車がいっぱい駐車して駐車場探しに難義する。
 普段は目揃い会に出席しない人でも酷い雹害果で困って大勢の出果者が来たようだ。この会場には市内でも雹害の酷い地区だけようだ。撰果場内には人だかりで前方のパレットに並べてある品種毎のりんご、雹害果は全然見えない。挨拶者、説明者の顔も人だかりで良く見えない程の混雑。会場内ではみんな困った顔つきで真剣に話を聞いている。
 要は雹害果は撰果を厳しくして早期販売を奨励している。詳細は後日出果時に再度聞き直しても大丈夫なので途中から帰って昂林の玉廻しをする。家内はまだ家にいていっぱい朝露の付いた雑草でズック靴は忽ち濡れてしまう。
 上空は真っ青な秋晴れで隣接する他所のラ・フランスの果実にも黒い傷が付いている。脚立に上り雹害果の酷い園地を見ると大体の収支決算は分かり大変だな~何処の果樹農家もと改めて考える。

玉廻し

2014-09-22 04:46:59 | 日記


 稲刈りはやっと終わり今度はりんごの玉廻しに移る。飛び石連休で山口沢の水田にも多くのコンバインが入り稲刈りで賑わう。何時もの水田農作業の時とは違い見慣れない人が多く挨拶するにも違和感を感じる。
 地元で大潟コンバインを所有している農家は誰もいなく小型小さいコンバインが数人だけ。他所から来た大きい米作り農家が大きい台車に積んで大型コンバインで次々と刈り取って行く。何時もの年は圃場から移動するに農道は泥だらけに汚したり土を落としたりで通行するに不便感じる。
 今年は夏の旱魃気味の天気で硬い圃場で抜かる圃場は少なく機械操作も楽なようだ。大抵の農家は米は美味しく倒伏にも強いハエヌキを栽培にしていてここ4~5日の朝晩の低い気温でイッキの黄金色になり登熟が進んで来る。
 脱穀調整は委託農家が大半で俺の家のように餅米を栽培している農家は3~4軒で珍しい。その中でもヒメノモチは早生種で出穂時から香ばしい香りがして雀が集団で集まり食害をする。軟らかい乳熟期の籾を潰して汁を食べて稲の葉先は一面乾いた澱粉で白く汚れて来る。
 食害の稲の葉っぱは根から吸収して同化作用で澱粉を作った養分は蓄積する籾は食害で空なので葉っぱに貯えられる。米になる前の未熟米時に雀に食べられ空籾の稲は真っ青な葉っぱで葉先は乾いた澱粉の汚れで減収になる。防鳥ネットや糸張り等で雀の害を防いでいるのでヒメノモチ栽培を面倒で沢の圃場には見当たらない。
 自家消費だけの少ない餅米栽培では普通米と調整時に混入米になる危険があるのでコンバインでの脱穀調整でもやってくれない。杭掛け自然乾燥米の米作りは珍しい時代遅れの栽培だがヒメノモチは顧客にサービスとして好評。
 我家の出荷米の刈り取り作業はまだ始まらないようで委託者に任せて昂林の玉廻しを始める。稲刈り仕事で頑張り過ぎたのか?強い日差しの中の玉廻しは気乗りがしない家内。

刈り取り

2014-09-21 05:27:38 | 日記

 今年の稲刈り何時もと違い圃場が硬く稲束運搬には軽トラックが自由自在に入れて運搬には楽だった。日中の気温は24~5度まで上がり強い日差しだっががちょっと雲の隠れると気持ち良い程の涼しい風。
 休憩時には強い日差しで汗が流れる程暑く杭に掛けた稲杭の日陰の下で休む。乾いた風で汗が忽ち引いて寒くなる程涼しい風、熱い茶の飲みながら流れ行くちぎれ雲を眺める。流れる雲にも季節毎いろいろあってあ~でもないこ~でもないともう直ぐ終わる今年の稲刈り前に暢気に喋っている。
 豊作で安価な米、雹害果の果物の話はどうにもならないので話話は飽きて当たり障りの無い話題。平場地帯の大規模米つくりの農家から自分達の刈り取り作業が始まる前に山口沢の圃場にコンバインで稲刈りが始まっている。小面積の水田では脱穀調整の施設を作っても投資額が多く経営は成り立たない。
 50町歩そこそこの面積で減反除きの水田面積は37町歩くらいでは法人組合でも施設の脱穀調整の設備は出きない。それぞれが個人的に依頼して刈り取りをしている。急に下がった米価の販売高の脱穀調整の経費は30%を越す程の金額になる。
 耕起、代掻き、防除、育苗、施肥、除草剤等に経費を加算すると儲けはいくらになるのか計算は出来ない?。余り収支計算を考えるとやる気はしなくなるので黙々と杭掛けをやる。西日が傾き気温は下がり本調子に戻り夕方遅くまで掛り終わる。夕食前に家内と2人で市内の公衆浴場の温泉に浸り至福のひと時。