初秋

2014-09-19 05:19:28 | 日記


 昨年の親父のブログ、台風に進路を心配しながら稲刈りの準備をしていた。稲刈り辺りはまだ暑い気候で薄いシャツを着ながら汗がダクダク流れる作業。休憩時には側に設置してある自動販売機から冷たい飲料水を買って飲んでいた。圃場はまだ軟らかで一輪車や軽トラックで刈り取った稲束を運んで杭掛け。
 軟らかい圃場は稲束の重さでタイヤが抜かり軽トラックでの運搬は思うようには出来ず主に一輪車を使ってやっていた。夕方の西日の暑さ、杭掛け仕事の疲れと一緒になって体がクタクタで難義していた。今年の休憩時の飲み物は熱いお茶で脱穀作業光景、予報通り爽やかな涼風の初秋で薄着から普段着に着換えして稲刈りをする。
 出穂後の水管理は止め水を長くして圃場を硬くして作業の準備をしていた。刈り取った稲束を運搬する軽トラックは硬い圃場内は自由自在に運転出来る。息子の刈り取る機械の調子が良く見る々内に刈り取って行く。
 砂利田で耕土が浅い圃場で毎年杭刺しには苦労する。圃場内には耕土が浅く杭刺しする場所を探すのに何回も金棒で穴を開けるが土中の大きい石にぶつかって駄目。圃場の土を盛って造った中畔に金棒で穴を開けでそれに稲杭を刺す。
 湿気の無い乾いた砂土に金棒で穴を開けても稲杭は滑りが悪い。側に水を入れたバケツを準備して杭を刺す度にバケツの水で濡らして滑りを良くして満身の力で杭刺しをする。耕土が深い圃場は杭刺しは金棒で簡単に開ける事が出来その後の雨でもしっかりと地面が硬く倒れる心配は少ない。粘土分が少ない砂地は雨が降ると塊が崩れて稲杭は簡単に倒れてしまう。
 バインダーでの稲刈り作業で1番難義するのは杭刺しだが夕方気候寒い程の低い気温で今年は楽なほうで安心。稲刈りも3日程で終わる仕事で美味しい米作りの為ならば苦にはなら無い。早く新米を顧客に届けなければと側の押し切り川堤防を家路する仲間を余所見しながら夕方遅くまでする。