作柄

2018-12-14 05:00:45 | 日記

深夜からの風の音は治まり静かな朝。床の中ではこの風の音では吹雪空かと思って起床する。玄関から朝刊取りで出て見ると周辺は差ほどでない積雪、放射冷却で冷たい風が頬を刺す。遅れていた農作業は終わり年末は薬剤調合所の利用料金の支払い時期。前期、後期と2回に分けて利用料金を支払っている。

今年はリンゴの黒星病、ラフランスのシンクイ虫等で防除回数が増えたので支払い金額も多い。稲作もお盆頃までは猛暑が続き干魃傾向で開花後は低温、雨続きで作況指数が狂い反収が落ちた。品質は良いが米がほそみで選別機から落ちて整粒米が減ったようだ。刈り取り時期の作況調査では平年並みの予想だったが収穫して見るとのコンバイン等での脱穀調整は減収した請求書だった。

今年はさくらんぼ除き総じて天候には恵まれない年だった。それでも天候に恵まれ栽培環境が良すぎると忽ち過剰生産になり今度は豊作貧乏になってしまう。気象に左右され易い生業で毎年なんかしら問題が出ているので慣れて諦めている。昼の会議の資料でも農薬代が昨年よりは多くなっていて各組合員には請求書が廻って行く。専業農家は後、来年のさくらんぼ収穫までは無収入で大変。

寒くて剪定早上がりして夕方からの公衆浴場ではサラリーマンの年末ボーナス支給談義で賑やかだった。帰宅時間より早い時間に入浴している人は定年組が多くボーナスは関係ない。臨時やパート務めが多く余計な事を話すると首になるのでボーナスなんて口には出せないと諦めて賑やかに喋っている。それでも厚生年金支給を受けているので年金の有り難さを話していた。