金木犀

2017-09-23 05:02:46 | 日記

 

 毎年稲刈りの季節になると庭木の金木犀の開花が始まる。小さい花で無数に茎についていてまだかまだかと開花時の香りを待ち望んでいた。亡き父が市の森林組合主催の緑化祭りに出品して売り残り苗木。祭り主催関係者がそれぞれ残りの苗木を購入して持ち帰って庭の片隅に入らない物扱いで植栽して置いた。

庭木にはまだ興味は無く、なんの苗木が分らず黒松の大木で日陰の場所で邪魔扱いだったので余り気に留めないでいた。苗木が成長するも枯れる事は関係無く年数が経過して開花の樹齢になって来た。始めてなんの香りは気にしないでいたが何かしら香水のような短い期間の香り。数年経ってから毎年今の時期の香りは金木犀だった事が分った。

庭には初夏に咲く自生の山百合、秋紅葉間近の金木犀の香りで季節毎にさまざまな思いがありこの頃は大切に管理をしている。邪魔物扱いの金木犀だったので姿形は関係無くハサミで切られたり、何回も移植されて来たので樹齢の割には幹は細く丈も短い。

4年前頃に広い陽当りの良い場所に植え替えしたので思う存分に香ばしい金木犀の開花も直ぐに終ってしまう。また夜来の雨降りでやっと始めて昂林収穫もまま成らない。