水戸卓夫
田植え時には用水路にはふんだんに水が流れていて安心していた。山口沢には水田の水源は押し切り川、乱川の２つがありそれぞれの水利権がある。どちらの用水路の１番下流にある我が家の水田は水不足の悩ませられる。干魃で水不足時には一滴の水も流れず余水路は乾いてしまう。雨の多い年は用水路が溢れてしまう程の多い水量で水口の調整が大変。
今年は春の水田耕耘が終る頃から雨不足気味で乾燥気味で田畑は乾ききっている。1つの水路には豊富な水量が流れていて未だ水不足の心配はないが片一方の水路は先日の季節外れの暖かさで急に水嵩が減って来た。最後の田植えが終ったとたんに水路の水がちょろちょろの流れに減って来た。早く水口から水を入れて田植え後の苗を活着しなけれならない。
また一発除草剤の散布も急がなけれならないが水不足で軟らかい圃場は乾いて地割れが出来て来た。上流の圃場では田植えも終わり常時水口から水を入れて置く為ちょっとの雨不足が続くと下流までは水が少なくなって来る。水の管理人はいるが押し切り川の水源が少ないとどうしようも成らなくなる。3時間置きに水の流れを確認に紅秀峰の摘果を止めて確認する。
夕食後寝る前にも懐中電灯を持って確認してやっと朝方まで田面が隠れる程水が掛かる。遅れて焦っていた除草剤散布も終わり今度は毎朝の日課が水の見回りだ。