台風のような東風に乗って赤石へ上陸した義経が
バラバラになった兵士を勢合で団結し
旗山で屋島を目指して勢力を鼓舞して
エイエイオー!と勇ましい姿です

千羽ケ嶽のお豊とお君の墓
岩の上部に祭られていますが
今は見る影もなく
木々が繁って見えなくなっています

近くの恩山寺のバス停は近代的になって
お遍路さんが雨宿りしたり
たまには野宿もしたりしてましたがもう無理ですね

民宿「ちば」の前からの遍路道は歩けそうですが
自転車を押して山門まで

何時もならここへ自転車を置いて
リュックを背負って恩山寺まで遍路道を歩くのだけれど

手ぶらでちょっと歩いてみよう

ビランジュの下にたくさんの金時豆ぐらいの黒い実が落ちています
獣の糞かと思いましたがビランジュの実かしら?
蔵本の薬用植物園のビランジュの実も探してるのですが
まだ落果してるのを見たことないです

振り返って見る風景も美しく懐かしい

あの山の端からが階段と山道
ちょっと そこまで

階段を見上げて
やっぱりリュックを背負って上るのは無理です
ほんの10分ほどの山道なんだけど
今日はここからお参りをして退散します
根性無しですが
無理はしない

立江寺への遍路道の入り口へミカンを買いに行きます
立江寺への遍路道の案内が何か変
牛小屋の方へ行かずに
自動車道を左へ回って来た道を下って行きそうです
台湾さんは左へ下って行ってしまいました

大きくて美味しいミカン5個100円 2袋買いました
ミカン1個食べて4個になっていますが
大きさはバナナとくらべてみてください
とそこへ
ベテランお遍路さんご夫婦が下山してきて
ミカンと抹茶のお接待

恩山寺への牛小屋の間を通る道へのシールは丁寧に剥がされ
残っているのは牛小屋の裏のここだけ

奥の方に白いのが見えます

そばまで行くと道しるべです
この道を入ると 迷うことなく
美しい竹藪のへんろ道を歩き「おむつき庵」を通り
お京庵から立江寺へと歩けます

青色のお札のお遍路さんも
井戸寺の辺りの善意のシールも剥がされて
道がわかりにくいとおっしゃってました
青いお札のお遍路さんも困っているのですから
初めてのお遍路さんは本当に困ってしまうでしょうね
大野橋辺りで冷たいコーヒーをお接待したのは
昨日 井戸寺で
徳島駅前のホテルへ行く列車を教えてと言って
最後にお見送りしたお遍路さん
バスが回数が多いからバスにしたら?といらぬお節介
無事に国府のバス停で待ち時間なく来て
大助かりしたと喜んで下さったのに
今日は帰り道に
恩山寺のバス停近くで 徳島へ向かって歩いている
どうして 今頃 ここに?と尋ねると
立江寺まで行ったけれど泊まれる宿が何処にもないので
遍路道を引き返して小松島の日赤近くまで行くとか
今日の朝は徳島駅から日赤前までばすできて
そこから恩山寺へ歩いたから同じ道を引き返しているのだとか
立江駅から小松島駅まで列車に乗るか
小松島市バスで立江寺から徳島駅行きに乗れば日赤前で降りられるのに
今日の宿で
明日の宿 明後日の宿など1週間先まででも決めておかないと
今日のような無駄の連続だから
気を付けて頑張って進んでくださいねと
ミカンと抹茶のお接待をしてお別れしました
今日は 不思議と同じお遍路さんに何人も再会しました
皆さん良いお遍路が出来ますように
元気と勇気をいっぱい戴き励みになりました
ありがとうございました