三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

Be gentleman!これだけで十分か???

2006年09月14日 07時23分46秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は朝から北海道大学へ。別に大学の講義を受けに言ったのではありません。大学の中にある「総合博物館」を見学に行ったのであります。
 本県の博物館はご承知のように、きわめて老朽化をしており、何年も前から建て替えの話が出てきてはいるが、北川前知事の時に「ハコモノ抑制」の方針が打ち出され、それ以来、ず~っと放置?されたままになっている。
 建て替えるのか?建て替えないのか?建て替えるとすると、どんなコンセプトで建て替えるか?などが一向に明らかになってこないまま、延々と検討さて続けていると言うか?先送りされている。
 いくらなんでも、そろそろ方向性ぐらいは出さなければいけない時期になってきたのでは・・・そんな思いで、そんなことの参考になればと考えて、北大「総合博物館」を訪れたのであります。
 日本で一番広い大学キャンパスを誇るだけあって、さすがに北大構内は広い。しかも、広大な芝生の空間やポプラ並木、綺麗なせせらぎなど日本離れをしてると言うか、かって家族でどんなとこかな?と興味本位で訪れたUCLAを思い出すような大学の雰囲気であった。
 その広いひろい大学の構内をテクテクと歩いて、「遠いなあ!」とか「もう疲れた!」などの言葉が全員の口から出てきたころに、やっと「総合博物館」に到着をした。
 古色蒼然とした博物館は、北大でも一番古い建物の一つを改装して使用しているそうで、かっては理工学部として使われていたそうである。
 9時半開館の前ではあったが、ご好意で少し早めに入れてもらった。担当教授の説明を聞きながら博物館の中を見て廻ったが、大学の博物館と言うだけはあって、展示してあるモノはそれなりに興味を引くものは多いが、説明文が難解で、「大学のアクティビティと市民とのインターフェイス」を目指すとのうたい文句とは裏腹に、素人には理解しがたい・・・こちらの理解力が不足しているのかもしれませんが・・・のが少し難点であった。
 そんな展示の中で、我々の関心を引いたのが、この大学の創設者である「クラーク博士」のコーナーであった。
 博士はわずか8ヶ月の滞在期間に・・・もっと長い間、日本にいたのかと思っていたが・・・学生や博士に接した人たちに大きな影響を与え、その後のわが国の「教育」の発展に数々の足跡を残されたのは誰でもが知っていることである。
 「Boys,Be ambitious!」・・・あまりにも有名な言葉であるが、この言葉以外にも博士は多くの含蓄のある言葉を数多く残している。そんな言葉の中で、私どもが関心を集めたと言うか?なるほどと感心をしたのが「Be gentleman!」と言う言葉である。
 「紳士たれ!」この一言を、数多くあった校則を排し、その代わりの校則とした。自律した個人の責任において行動をしろ!と言う意味である。

 今、まさに本議会では「政治倫理に関する条例」作りが始まったばかりである。各会派からイロイロな意見が出てきているが、「Be gentleman!」・・・この一言で終わってしまいそうな???