三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

予想通り、春一番の全協審議!!

2006年02月22日 06時08分14秒 | 社会、政治、三重県、議員
 三寒四温と言うか?一雨ごとの暖かさ!の方が適切な表現か?はよく判りませんが、なんとはなく春がそこまで、近づいてきているような気がします。
 そうとは言っても、まだまだ寒い日が続いており、とりわけインフルエンザが流行っているとの報道もあり、朝晩の冷え込みが少し緩んだことや雨上がりに吹く風に、チョッピリ暖かさを感じるとは言っても、安心せず、「三重県」は「不健康」でも、皆様には「健康」にご留意をいただきたいと思います。・・・これだけは、いくら知事が「文化力」さえあれば、「こころ」も「地域」も「産業」すらも「元気」になる!と叫んでも、インフルエンザには効き目はない!と思いますので。
 昨日は「議案聴き取り会」に引き続いて「全員協議会」。懸案?の「『県民しあわせプラン』次期戦略計画策定方針」、「みえ文化力指針(仮称)(骨子案)」、「平成18年度県政運営方針(最終案)」、並びに「みえ経営改善プラン」についての説明があった。
 これだけのモノを一度に、昼の休憩を挟んで、順番にやって行くのであるから、当然、疲れる。しかも、ただ単に、「肉体的」に疲れるだけではなく、その「内容」が余りにも「抽象」的かつ「大雑把」なため・・・一生懸命、作り上げられた「総合企画局」や「総務局」の皆さんには真に申し訳ないが・・・聞いているだけで「精神」的にもドッと疲れてしまいました。
 一々挙げていても切りはありませんが、例えば、昨日の本ブログで指摘をした「百人委員会」の位置づけについても、明確な説得力のある説明がなされないまま、もう一度、説明をし直すことになってしまったり、この時期に「次期戦略計画」を策定する必然性についても、知事選との関連性は「事務方の・・・」と言うのみで、質問の本旨に対する答弁がないまま終わってしまった。
 さらに「みえの文化力指針」に至っては、「議論百出」!質問する議員も笑いながら(これは決してバカにした笑いではなく、余りにも馬鹿馬鹿しいんで、思わず笑ってしまう類のモノ)、あるいは呆れながら、はたまた同情しながら質問をしている始末である。
 例えば県職員のための「文化力を高め生かすための政策チェックリスト」と言うのが添付されています。その中には「創造力を高め、生かす」ために「異なる価値観や異なる文化の葛藤の中から、新たな文化や新たな価値が生まれること」を踏まえて「政策」を「進める」と書かれています。・・・こんなことを県職員が出来るハズがない!芸術家や宗教家ならいざ知らず!
 いくら県庁内部の「チェックリスト」とは言え、もう少し現実的な、現場の職員の意識に配慮したモノを作らないと、知事一人の自己満足に終わってしまうのは目に見えている。
 そして、なんと言ってもトドメは、自民党の長老N議員が総務局長に質した「ナゼ、マネジメントがガバナンスになるの?」の一言である。
 「みえ経営改善プラン」の中では、「マネジメント」がいつの間にか「ガバメント」になり、それがよく判らない理由で「ガバナンス」に変化をしている。こう書いて見ても、これを読んでおられる方はナンのコっチャ?だと思いますが、かってのニュー・パブリック・マネジメント(県民を顧客に見立てて、その顧客満足度を最大にする手法)から知事の言うニュー・パブリック・ガバナンス?への変化の説明を求めたのである。
 コレに対して総務局長は、まさに虚を突かれたと言うか?想定外と言うか?しばし、沈黙、黙考の後、「ゴニョ、ゴニョ、ゴニョ」のナニを言っているのかマッタク判らない説明に終始。いくら総務省出身のエリートでも、説明できないものは説明できないことを如実に示した。・・・この種の非論理的なモノは頭のイイ人ほど扱いきれない。
 季節は「春一番」には少しまだ早いようですが、県議会では「春一番」の突風が吹き荒れた一日でありました。
 

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