三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

入札・契約制度改正の目的は???

2007年01月24日 05時51分41秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日、県の公共工事や物品購入に関する「入札・契約制度改正」が発表され、その説明を受けた。すべての「公共工事や物品購入」を「原則、一般競争入札」にするとか「罰則を強化」するなど、一連の自治体不祥事、官製談合の続発を受けての県の対応策である。
 これで先に発表された「県三役」も含む「口利き」の情報公開と相まって、「政官業」の癒着の構造・・・利権のトライアングルが機能しなくなると言うか?構造そのものの構築が出来なくなる効果は期待できるのではないか?と思います。
 そうは思いますが、ナニか一つ抜け落ちているような気がしてなりません。それは「まじめな業者」をドウ育成していくか?言い換えれば真面目にコツコツと地道に仕事をしている「建設業者」が生き残れる道をドウヤッテ確保するのか?と言うことです。
 確かに税金を使う事業ですから「透明性」「競争性」「公平性」が担保されることはトッテモ大切なことであり、シッカリと守っていかなければならない基本中の基本であるのはよく判っています。
 ・・・とココまで書き進んだ途端、GOOのブログがメンテのためストップ!かけなくなってしまいました。そこで、オソがけですが改めて続きを書きます。
 しかし、そのために本来、社会の一分野を支えている「真面目な業者」・・・ホトンドの業者は真面目な業者なんです・・・が生きていけないようなことはなんとしてでも避けなければならないと思います。
 それではドウスルのか?と申しますと、例えば業者の評価を「技術力」だけではなく皆が嫌がる「雪氷対策」に参加したかどうか?とか地域の安全確保のための「水防演習」に協力したかどうか?とか地域美化のための「道路清掃」などのボランティア活動を推進しているかどうか?などの「社会貢献」を積極的に評価するなど少なくとも「正直者」がバカを見ない仕組みにしていかないと・・・公共事業を通じて「社会正義」を実現していくなんて大げさなことは言いませんが、「良質な業者」による「良質な工事」は期待できないんではないでしょうか?

 そもそも「公共事業」の入札・契約制度はイッタイ何が目的か?と言う事を目先の不祥事防止だけに目を奪われて本質を見失わないよう皆でジックリト考えるときが来ているのでは・・・???