三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

住民自治セミナー・・・ナカナカ難解なもので???

2007年01月12日 06時08分41秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨日は来年度予算の要求状況を調査するための「予算決算特別委員会」が開催され出席をした。議員全員が顔を揃えるのは昨年の定例会最終日以来で、久しぶりに議会棟も賑やか。ただ賑やかなのは賑やかであるが、どうも何となく落ち着きがないと言うか?気もそぞろと言うか?心ここにあらずの観を呈している。やはり選挙間近!の緊張感が溢れている。
 ソンナ雰囲気であるので「予算決算特別委員会」で、総務部長からの説明を聞いていてもいつものように質問が飛び交うこともなく、淡々と進んでいく。
 また説明をする方もソノ辺りを見透かしているのか?お座なりとは言いませんが、極めて事務的?と言うか?議員に出来るだけ理解を求めるとの積極的な姿勢などはマッタク感じられない典型的な官僚的対応。仕事だから義務だから言わなければならないからただ言うだけとの調子でコレマタ淡々と説明をしていく。
 当然、当初2時間の予定で始まった「委員会」はサシタル議論もないまま1時間足らずで終了してしまった。
 午後は本日のメインイベント・・・県議会主催による「住民自治セミナー」である。会場となった県庁講堂は400名を超える参加者で一杯。こんな「財政民主主義」などと言う固いテーマでよくぞコンナに大勢の人が来たものだ!とコチラも驚いてしまった。
 夕張市の財政破綻のイントロで始まった桜内先生の講演は「公会計」の概念の説明や県民は「顧客」ではなく「出資者」「所有者」であり、その「所有者」から知事には「信託」によって「行政経営」が委ねられているなどとの論が展開されていくのではあるが、これがナカナカ素人には難しい。
 しかし、議会は「予算編成」に積極的に関与すべしとか、議会で大切なことは「立法」であるとか、決算不認定は首長に対して解職請求権を生じるなどの話はまさに我が意を得たりとポンと膝を打つくらい納得できるものであり、日ごろ守旧的言辞を弄している我が三重県の総務部長とお同じ仲間とはとても信じられない小気味いい内容であった。

 「セミナー」が終わり、会場を出ようとしていると総務部長と偶然に目が会ってしまった。「いい講演でしたね」と声をかけると「あいつは気楽な立場だから・・・」と総務部長。
 でもヒョットすると本音では総務部長も「気楽な立場」になると桜内センセイと同じ意見だったりして???