浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2020-08-28 00:53:53 | 明来闇去

お写真は恩師「長尾弘」先生が大阪の柏原市でお話を
されていた時、生けてあったまだ固い蕾だった
十五、六本のチューリップが一斉に開花したものを
この場にいた学びの友の方がカメラに収めたものです。
恩師のご著書「愚か者の独り言」講演集(一)
自然界の証明の例Ⅲとしてこの時の説明文あり(138頁)
このお写真は小生が恩師のご講演を拝聴に大阪の会場へ伺った時、
会場受付で頂戴したものです。


~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
     
           第五、 彼岸に至る道の章 

         16、学生モーガラージャの質問


1116、モーガラージャさんがたずねた、
     「わたくしはかつてシャカ族の方に
     二度おたずねしましたが、
     眼ある方(釈尊)はわたくしに
     説明してくださいませんでした。
     しかし『神仙(釈尊)は第三回目には
     説明してくだる』と、わたくしは聞いております。

1117、この世の人々も、かの世の人々も、神々と、
     梵天の世界の者どもも、
     誉れあるあなたゴータマ(ブッダ)の
     見解を知ってはいません。

1118、このように絶妙な見者(みて)に
     おたずねしようとしてここに来ました。
     どのように世間を観察する人を、
     死王は見ることがないのですか?」

1119、(ブッダが答えた)、
     「つねによく気をつけ、
     自我に固執する見解をうち破って、
     世界を空なりと観ぜよ。
     そうすれば死を乗り超えることができるであろう。
     このように世界を観ずる人を、
     〈死の王〉は見ることがない。」