~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第四 八つの詩句の章
四、清浄についての八つの詩句
791、前の(師など)を捨てて後の(師など)にたより、
煩悩の動揺に従っている人々は、執着をのり超えることがない。
かれらは、とらえては、また捨てる。
猿が枝をとらえて、また放つようなものである。
792、みずから誓戒をたもつ人は、想いに耽って、
種々雑多なことをしようとする。
しかし智慧ゆたかな人は、ヴェーダによって知り、真理を理解して、
種々雑多なことをしようとしない。
793、かれは一切の事物について、
見たり学んだり思索したことを制し、支配している。
このように観じ、覆われることなしにふるまう人を、
この世でどうして妄想分別させることができようか。
~ 感謝・合掌 ~