お写真はイスラエルに建立されている
聖墳墓教会内に安置されている聖母マリア様です。
恩師「長尾弘」先生がこの聖母マリア像に
光を送られて、そして心の中で対話をされた時、
聖母マリア様が涙を流されました。
聖墳墓教会はその昔、イエス様が磔刑に処せられた
場所ゴルゴダの丘に建っていると云われていましたが、
考古学発見が進むにつれて正確な磔刑場は今では
この場所ではないと云われています。
この聖母マリア様の像は向かって
イエス様の磔刑に処せられたものを模倣して
建てられた十字架の右横に飾りケースに
入れられて安置されています。
お写真ですからあまりクリアではありませんが、
聖母マリア様の瞼のあたりをよくご覧下さい、
涙で瞳が潤んでいるのが視認できるかと思います。
勿論、この像の材質は現地の石灰岩か
その類の物で造られています。
お写真は恩師のご著書
「真理を求める愚か者の独り言」にも紹介されて
います。(172ページ)
~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第五、 彼岸に至る道の章
17、学生ピンギヤの質問
1120、ピンギヤさんがたずねた、
「わたくしは年をとったし、力もなく、
容貌も衰えています。
眼もはっきり見えませんし、
耳もよく聞こえません。
わたくしが迷ったままで途中で死ぬことの
ないようにしてください。
―――どうしたらこの世において生と老衰とを
捨て去ることができるか、
そのことわりを説いてください。
それをわたくしは知りたいのです。」
1121、師(ブッダ)は答えた、
「ピンギヤよ。物質的な形態があるが故に、
人々が害われるのを見るし、
物質的な形態があるが故に、
怠る人々は(病などに)悩まされる。
ピンギヤよ。
それ故に、そなたは怠ることなく、
物質的形態を捨てて、
再び生存状態にもどらないようにせよ。」
1122、「四方と四維と上と下と、
これらの十万の世界において、
あなたに見られず聞かれず考えられず
また識られないなにものもありません。
どうか理法を説いてください。
それをわたくしは知りたいのです、
―――この世において生と老衰とを捨て去ることを。」
1123、師は答えた、
「ピンギヤよ。ひとびとは妄執に陥って苦悩を生じ、
老いに襲われるのを、そなたは見ているのだから、
それ故に、ピンギヤよ、
そなたは怠ることなく励み、妄執を捨てて、
再び迷いの生存にもどらないようにせよ。」