浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

「ブッダのことば」より。

2014-02-28 03:45:04 | 日記

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


         第一 蛇の章

         三、犀の角

四十四、 葉の落ちたコーヴィーラーラ樹のように、
        在家者のしるしを捨て去って、
        在家の束縛を断ち切って、
        健(たけ)き人はただ独り歩め。

         
四十五、 もしも汝が、
       〈賢明で協同し行儀正しい明敏な同伴者〉を得たならば、
        あらゆる危難にうち勝ち、
        こころ喜び、気をおちつかせて、
        かれとともに歩め。

四十六、  しかしもしも汝が、
       〈賢明で協同し行儀正しい明敏な同伴者〉を得たいならば、
        譬えば王が征服した国を捨て去るようにして、
        犀の角のようにただ独り歩め。

                 
               ~ 感謝・合掌 ~

「ブッダのことば」より。

2014-02-27 02:39:09 | 日記

    ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


         第一 蛇の章

         三、犀の角

四十一、 仲間の中におれば、遊戯と歓楽がある。
        また子らに対する情愛は甚だ大である。
        愛しき者と別れることを厭いながらも、
        犀の角のようにただ独り歩め。

         
四十二、 四方のどこにでも赴き、害心あることもなく、
        何でも得たもので満足し、諸々の苦難に堪えて、
        恐れることなく、
        犀の角のようにただ独り歩め。

四十三、 出家者でありながらなお不満の念をいだいている人々がいる。
        また家に住まう在家者でも同様である。
        だから他人の子女にかかわること少なく、
        犀の角のようにただ独り歩め。

       
            ~ 感謝・合掌 ~




「ブッダのことば」より。

2014-02-26 02:09:35 | 日記

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~



         第一 蛇の章

         三、犀の角

三十九、 林の中で、縛られていない鹿が食物を求めて欲するところに赴くように、
        聡明な人は独立自由をめざして、
        犀の角のようにただ独り歩め。

         
四十、 仲間の中におれば、休むにも、立つにも、行くにも、旅するにも、
        つねにひとに呼びかけられる。
        他人に従属しない独立自由をめざして、
        犀の角のようにただ独り歩め。

      
            ~ 感謝・合掌 ~




「ブッダのことば」より。

2014-02-25 05:36:07 | 日記

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


         第一 蛇の章

         三、犀の角

三十七、 朋友、親友に憐れみをかけ、心がほだされると、
        おのが利を失う。
        親しみにはこの恐れのあることを観察して、
        犀の角のようにただ独り歩め。

         
三十八、 子や妻に対すつ愛著(あいじゃく)は、
        たしかに枝の広く茂った竹が互いに相絡むようなものである。
        筍が他のものにまつわりつくことのないように、
        犀の角のようにただ独り歩め。

       
              ~ 感謝・合掌 ~





「ブッダのことば」より。

2014-02-24 02:50:45 | 日記

   ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


           第一 蛇の章

            三、犀の角

三十五、 あらゆる生きものにたいして暴力を加えることなく、
       あらゆる生きもののいずれをも悩ますことなく、
       また子を欲することなかれ。
       況(いわ)んや朋友をや。
       犀の角のようにただ独り歩め。

         
三十六、 交わりをしたならば愛情が生ずる
        愛情にしたがってこの苦しみが起こる。
        愛情から禍いの生ずることを観察して、
        犀の角のようにただ独り歩め。

      
          ~ 感謝・合掌 ~





「ブッダのことば」より。

2014-02-23 01:24:06 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


         第一 蛇の章

         二、ダニヤ

三十三、 悪魔パーピマンがいった、
       「子のある者は子について喜び、また牛のある者は牛について喜ぶ。
        人間の執着するもとのものは喜びである。
        執着するもののない人は、実に喜ぶことはない。」

        
三十四、 師は答えた、
       「子のある者は子について憂い、
        また牛のある者は牛について憂う。
        実に人間の憂いは執着するもとのものである。
        執着するもとのもののない人は、憂うることがない。」

      
                ~ 感謝・合掌 ~





「ブッダのことば」より。

2014-02-22 01:19:40 | 日記

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


         第一 蛇の章

         二、ダニヤ

三十、 忽ちに大雲が現れて、雨を降らし、低地と丘とをみたした。
       神が雨を降らすのを聞いて、ダニヤは次のことを語った。

        
三十一、「われらは尊き師にお目にかかりましたが、
       われらの得たところは実に大きいのです。
       眼ある方よ。
       われらはあなたに帰依いたします。
       あなたはわれらの師となってください。
       大いなる聖者よ。

三十二、妻もわたしもともに従順であります。
        幸せな人(ブッダ)のもとで清らかな修行を行いましょう。
        生死の彼岸に達して、苦しみを滅ぼしましょう。」

     
             ~ 感謝・合掌 ~







「ブッダのことば」より。

2014-02-21 02:23:10 | 日記

           ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


         第一 蛇の章

         二、ダニヤ

二十八、 牛飼いダニヤがいった、
        「牛を繋ぐ杭は、しっかり打ち込まれていて揺るがない。
        ムンジャ草でつくった新しい縄はよくなわれている。
        仔牛もこれを断つことはできないであろう。
        神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

二十九、 師は答えた、
        「牡牛のように結縛(むすびいましめ)を断ち、
        くさい臭いのする蔓草(つるくさ)を象のように踏みにじり、
        わたくしはもはや母胎に入ることはないであろう。
        神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」


                ~ 感謝・合掌 ~





「ブッダのことば」より。

2014-02-20 07:08:30 | 日記

   ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


         第一 蛇の章

         二、ダニヤ

二十六、 牛飼いダニヤがいった、
        「未だ馴らされていない牛もいるし、乳を飲む仔牛もいる。
        孕んだ牝牛もいるし、交尾を欲する牝牛もいる。
        牝牛どもの主である牡牛もいる。
        神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

二十七、 師は答えた、
        「未だ馴らされていない牛もいないし、乳を飲む仔牛もいない。
        孕んだ牝牛もいないし、交尾を欲する牝牛もいない。
        牝牛どもの主である牡牛もここにはいない。
        神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」


                ~ 感謝・合掌 ~







「ブッダのことば」より。

2014-02-19 03:06:28 | 日記

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


         第一 蛇の章

         二、ダニヤ

二十四、牛飼いダニヤがいった、
        「わたしは自活しみずから養うものである。
        わが子らはみなともに住んで健やかである。
        かれらにいかなる悪のあるのをも聞いたことはない。
        神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

二十五、師は答えた、
        「わたくしは何びとの傭(やと)い人でもない。
        みずから得たものによって全世界を歩む。
        他人に傭われる必要はない。
        神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」


                  ~ 感謝・合掌 ~





{ブッダのことば」より。

2014-02-18 07:29:33 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~



        第一 蛇の章

       二、ダニヤ

二十二、 牛飼いダニヤがいった、
       「わが牧婦(=妻)は従順であり、貪ることがない。
        久しくともに住んできたが、わが意(こころ)に適っている。
        かの女にいかなる悪のあるのをも聞いたことがない。
        神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

二十三、師は答えた、
      「わが心は従順であり、解脱している。
       永いあいだ修養したので、よくととのえられている。
       わたくしにはいかなる悪も存在しない。
       神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」


             ~ 感謝・合掌 ~



「ブッダのことば」より。

2014-02-17 06:47:48 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


            二、ダニや

二十、牛飼いダニやがいった、
     「蚊の虻もいないし、牛どもは泥地に茂った草を食んで歩み、
     雨が降ってきても、かれらは堪え忍ぶであろう。
     神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

二十一、師は答えた、
     「わが筏はすでに組まれて、よくつくられていたが、
     激流を克服して、すでに渡りおわり、彼岸に到着している。
     もはや筏の必要はない。
     神よ雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」


              ~ 感謝・合掌 ~




「ブッダのことば」より。

2014-02-16 02:27:42 | 日記

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


            第一 蛇の章

        二、ダニヤ

十八、 牛飼いダニヤがいった、
      「わたしはもう飯を炊き、乳を搾ってしまった。
      マヒー河の岸のほとりに、わたしは(妻子と)ともに
      住んでいます。
      わが小舎の屋根は葺かれ、火は点されている。
      神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」

十九、師は答えた、
     「わたくしは怒ることなく、心の頑迷さを離れている。
     マヒ―河のほとりに一夜の宿りをなす。
     わが小舎(すなわち自身)はあばかれ、(欲情の)
     火は消えた。
     神よ、もしも雨を降らそうと望むなら、雨を降らせよ。」


             ~ 感謝・合掌 ~





「ブッダのことば」より。

2014-02-15 06:00:06 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


        第一 蛇の章

       一、蛇

十七、 五つの蓋(おお)いを捨て、悩みなく、疑惑を超え、
       苦悩の矢を抜き去られた修行者は、
       この世とかの世とをともに捨て去る。
       ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


             ~ 感謝・合掌 ~



「ブッダのことば」より。

2014-02-14 02:36:09 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


        第一 蛇の章

       一、蛇

十四、 悪い習性がいささかも存することなく、
      悪の根を抜き取った修行者は、
      この世とかの世とをともに捨て去る。
      ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

十五、 この世に還り来る縁となる〈煩悩から生ずるもの〉を
      いささかももたない修行者は、
      この世かの世をともに捨て去る。
      ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

十六、 ひとを生存に縛りつける原因となる〈妄執から生ずるもの〉
      をいささかももたない修行者は、
      この世かの世をともに捨て去る。
      ―― 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


             ~ 感謝・合掌 ~