~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第四 八つの詩句の章
15、武器を執ること
935、殺そうと争闘する人々を見よ、
武器を執って打とうとしたことから恐怖が
生じたのである。
わたくしがぞっとしてそれを厭い離れたその
衝撃を述べよう。
936、水の少ないところにいる魚のように、
人々が慄(ふる)えているのを見て、
また人々が相互に抗争しているのを見て、
わたくしに恐怖が起こった。
937、世界はどこも堅実ではない。
どの方角でもすべて動揺している。
わたくしは自分のよるべき住所を求めたのであるが、
すでに(死や苦しみなどに)
とりつかれていないところを見つけなかった。