浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2019-08-26 11:38:36 | 日記

日本では信じられないようなインターネットプロバイダーの技術の低さに加えて、
そこで働くスタッフの驚くべき無責任さの為にこの二日間ほどまったくインターネットの
使用が出来ませんでした。

比国が開発途上国と云われる所以がこの辺りにあるのではないかと思います。
今、やっとパソコンの使用ができるようになりました。
今後、このようなことが再発しないことを願いながら、ブログの投稿を再開させて戴きます。
ブログの投稿が二日間ほどまったく出来ませんでしたことを、皆様に深くお詫び申し上げます。


~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章

         九、雪山に住む者

155、 七岳という神霊は答えた、
      「このような立派なかれ(ブッダ)のこころは、
      一切の生きとし生けるものに対してよく安立している。
      また望ましいものに対しても、
       望ましくないものに対しても、
      かれの意欲はよく制せられている。」

156、 雪山に住む者という神霊がいった、
      「かれは与えられないものを取らないであろうか?
      かれは生きているものを殺さないように
       心がけているであろうか?
      かれは精神の統一をやめないであろうか?」 

157、 七岳という神霊は答えた、
      「かれは与えられたものを取らない。
      かれは生ものを殺さないように心がけている。
      かれは怠惰から遠ざかっている。
      目覚めた人(ブッダ)は精神の統一をやめることがない。」


明来闇去

2019-08-24 00:20:45 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章

          八、慈しみ

152、 諸々の邪な見解にとらわれず、
      戒めを保ち、見るはたらきを具(そな)えて、
      諸々の欲望に関する貪りを除いた人は、
      決して再び母胎に宿ることはないであろう。

          九、雪山に住む者

153、 七岳という神霊(夜叉)がいった、
     「今日は十五日のウポーサタである。
      みごとな夜が近づいた。
      さあ、われわれは世にもすぐれた名高い師
      ゴータマ(ブッダ)にお目にかかろう。」

154、 雪山に住む者という神霊(夜叉)がいった、
     「このような立派な人のこころは一切の
      生きとし生けるものに対してよく安立しているのだろうか。
      望ましいものに対しても、望ましくないものに対しても、
      かれの意欲はよく制されているのであろうか?」


明来闇去

2019-08-23 00:17:37 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章

          八、慈しみ

149、 あたかも、母が己が独り子を命を賭けても護るように、
     そのように一切の生きとし生けるものどもに対しても、
     無量の(慈しみの)こころを起こすべし。

150、 また世界に対して無量の慈しみの意(こころ)を起こすべし、
     上に、下に、また横に、障害なく怨みなく
     敵意なき(慈しみを行うべし)。

151、 立ちつつも、歩みつつも、坐しつつも、臥しつつも、
     眠らないでいる限りは、この(慈しみの)心遣いを
     しっかりとたもて。
     この世あ世では、この状態を崇高な境地と呼ぶ。


明来闇去

2019-08-22 00:23:28 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章

          八、慈しみ

146、  いかなる生物生類であっても、
      怯えているものでも強剛なものでも、
      悉く、長いものでも、大きなものでも、
      中くらいのものでも、短いものでも、
      微細なものでも、粗大なものでも、

147、  目に見えるものでも、見えないものでも、
      遠くに住むものでも、近くに住むものでも。
      すでに生まれたものでも、
      これから生まれようと欲するものでも、
      一切の生きとし生けるものは、幸せであれ。

148、  何びとも他人を欺いてはならない。
      たといどこにあっても他人を軽んじてはならない。
      悩まそうとして怒りの想いをいだいて互いに他人に
      苦痛を与えることを望んではならない。



明来闇去

2019-08-21 00:40:31 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


                  第一 蛇の章

                  八、慈しみ

143、  究極の理想に通じた人が、
      この平安の境地に達してなすべきことは、  
      次の通りである。
      能力あり、直く、正しく、ことばやさしく、柔和で、
      思い上がることのない者であらねばならぬ。

144、  足ること知り、わずかの食物で暮らし、
      雑務少なく、生活もまた簡素であり、諸々の感官が静まり、
      聡明で、高ぶることなく、
      諸々の(ひとの)家で貪ることがない。

145、  他の識者の非難を受けるような下劣な行いを、
      決してしてはならない。
      一切の生きとし生けるものは、幸福であれ、安穏であれ、
      安楽であれ。


明来闇去

2019-08-20 00:14:56 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章

          七、賤しい人

142、 生まれによって賤しい人となるのではない。
     生まれによってバラモンとなるのでもない。
     行為によって賤しい人ともなり、
     行為によってバラモンともなる。

このように説かれたときに、火に事(つか)える
バラモン・バーラドヴァージャは、 師にいった、
「すばらしいことです。ゴータマ(ブッダ)さま。
すばらしいことです、ゴータマさま。
あたかも倒れた者を起こすように、覆われたものを開くように、
方角に迷った者に道を示すように、
あるいは『眼ある人々は色を見るであろう』といって
暗夜に灯火をかかげるように、
ゴータマさまは種々のしかたで法を明らかにされました。
ですから、わたくしは、ゴータマさまに帰依したてまつる。
また真理と修行僧のつどいに帰依したてまつる。
ゴータマさまは、わたくしを在俗信者として受けいれてください。
今日以後命の続く限り帰依します。」


明来闇去

2019-08-19 00:13:38 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章

          七、賤しい人

139、 かれは神々の道、塵汚れを離れた大道を登って、
     欲情を離れて、 ブラフマン(梵天)の世界に赴いた。
     (賤しい)生まれも、かれがブラフマンの世界に
     生まれることを妨げなかった。

140、 ヴェーダ読誦者の家に生まれ、
     ヴェーダの文句に親しむバラモンたちも、
     しばしば悪い行為を行っているのが見られる。

141、 そうすれば、現世においては非難せられ、
     来世においては悪いところに生まれる。
     (身分の高い)生まれも、かれらが悪いところに
     生まれまた非難されるのを防ぐことはできない。


明来闇去

2019-08-18 01:41:26 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章

          七、賤しい人

136、 生まれによって賤しい人となるのではない。
     生まれによってバラモンとなるのではない。
     行為によって賤しい人ともなり、
     行為によってバラモンともなる

137、 わたくしは次にこの実例を示すが、
     これによってわが説示を知れ。
     チャンダーラ族の子で犬殺しのマータンガという人は、
     世に知られて令名の高い人であった。

138、 かれマータンガはまことに得がたい最上の名誉を得た。
     多くの王族やバラモンたちはかれのところに来て奉仕した。


明来闇去

2019-08-17 01:02:51 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章

          七、賤しい人

133、 ひとを悩まし、欲深く、悪いことを欲し、ものおしみをし、
     あざむいて(徳がないのに敬われようと欲し)、
     恥じ入る心のない人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。

134、 目覚めた人(ブッダ)をそしり、
     或いは出家・在家のその弟子(仏弟子)をそしる人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。

135、 実際は尊敬さるべき人ではないのに
     尊敬さるべき人(聖者)であると自称し、
     梵天を含む世界の盗賊である人、
     ―――かれこそ実に最下の賤しい人である。


明来闇去

2019-08-16 00:23:51 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章

          七、賤しい人

130  食事の時が来たのに、
     バラモンまたは〈道の人〉をことばで
     罵り食を与えない人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。

131、 この世で迷妄に覆われ、僅かな物が欲しくて、
     事実でないことを語る人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。

132  自分をほめたたえ、他人を軽蔑し、
     みずからの慢心のために卑しくなった人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。


明来闇去

2019-08-15 03:51:54 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章

          七、賤しい人

127  悪事を行っておきながら、
     『誰もわたしのしたことを知らないように』と望み、
     隠し事をする人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。

128、 他人の家に行っては美食をもてなされながら、
     客として来た時には、
     返礼としてもてなさない人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。

129  バラモンまたは〈道の人〉、
     または他の〈もの乞う人〉を嘘ついてだます人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。




明来闇去

2019-08-14 00:59:48 | 日記

添付のお写真は恩師「長尾弘」先生がネバダ州へ行かれた時、
グランドキャニオンを訪問見学されたスナップ写真です。


~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章

          七、賤しい人

124、 己は財豊かであるのに、
     年老いて衰えた母や父を養わない人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。

125、 母・父・兄弟・姉妹或いは義母を打ち、
     またはことばで罵る人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。

126、 相手の利益となることを問われたのに不利益を教え、
     隠し事をして語る人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。



明来闇去

2019-08-13 00:27:40 | 日記

添付のお写真はシャルマーインド大統領に招待され大統領官邸に
招待された時のものです。


~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章

          七、賤しい人

121、 実に僅かの物が欲しくて路行く人を殺害して、
     僅かの物を奪い取る人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。

122、 証人として尋ねられたときに、
     自分のため、他人のため、また財のために、
     偽りを語る人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。

123、 或いは暴力を用い、或いは相愛して、
     親族または友人の妻と交わる人
     ―――かれを賤しい人であると知れ。


明来闇去

2019-08-12 00:57:44 | 日記

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章

          七、賤しい人

118、 村や町を破壊し、包囲し、圧制者として一般に知られる人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。

119、 村にあっても、林にあっても、他人の所有物をば、
     与えられないのに盗み心をもって取る人、
    ―――かれを賤しい人であると知れ。

120、 実際には負債があるのに、返済するように督促されると、
     『あなたからの負債はない』 と言って逃れる人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。



明来闇去

2019-08-11 00:18:35 | 日記

 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章

          七、賤しい人

わたしが聞いたところによると、
―――あるとき師(ブッダ)はサーヴァティーのジェータ林、
(孤独な人々に食を給する長者)の園におられた。
そのとき師は朝のうちに内衣を着(つ)け、
鉢と上衣とをたずさえて、托鉢のためにサーヴァティーに入った。
そのとき火に事(つか)えるバラモン・バーラドヴァージャの住居には、
聖火がともされ、供物(そなえもの)がそなえられていた。
さて師はサーヴァティー市の中を托鉢して、かれの住居に近づいた。
火に事(つか)えるバラモン・バーラドヴァージャは
師が遠くから来るのを見た。

そこで、師にいった、「髪を剃った奴よ、そこにおれ、
にせの〈道の人〉よ、そこにおれ。賤しい奴よ、そこにおれ」と、
そう言われたので、師は、
火に事(つか)えるバラモン・バーラドヴァージャに言った、
「バラモンよ。あなたはいったい賤しい人とはなにかを
知っているのですか?
また賤しい人たらしめる条件を知っているのですか?」
「ゴーダマさん(ブッダ)。

わたくしは人を賤しい人とする条件をも知っていないのです。
どうか、わたくしに賤しい人を賤しい人とさせる条件を知り得るように、
ゴータマさんはわたくしにその定めを説いてください。」
「バラモンよ、ではお聞きなさい。
よく注意なさい。わたくしは説きましょう。」
「どうぞ、お説きください」と、
火に事(つか)えるバラモン・バーラドヴァージャは師に答えた。
師は説いていった。

116、「怒りやすくて恨みをいだき、邪悪にして、
    見せかけであざむき、
    誤った見解を奉じ、たくらみのある人、
    ―――かれを賤しい人であると知れ。

117、 一度生まれるもの(胎児)でも、
     二度生まれるもの(卵生)でも、
     この世で生きものを害し、
     生ものに対するあわれみのない人、
     ―――かれを賤しい人であると知れ。

     幸せな世界を体得する。」