浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

「ブッダのことば」より。

2015-02-28 00:47:35 | 日記

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

    
            第四、 八つの詩句の章 

             15、武器を執ること

947、かれは智者であり、ヴェーダの達人である。
      かれは理法を知りおわって、依りかかることがない。
      かれは世間において正しくふるまい、世の中で何びとをも
      羨むことはない。
 
948、世間における諸々の欲望を超え、
      また克服しがたい執着を超えた人は、流されず、
      束縛されず、悲しむことなく、思いこがれることもない。

949、過去にあったもの(煩悩〉を枯渇せしめよ。
      未来には汝に何ものも有らぬようにせよ。
      中間においても汝が何ものをも執しないならば、
      汝は「安らかな人」としてふるまうことであろう。


             ~ 感謝・合掌 ~




「ブッダのことば」より。

2015-02-27 00:36:21 | 日記

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
            第四、 八つの詩句の章 

             15、武器を執ること

944、古いものを喜んではならない。
       また新しものに魅惑されてはならない。
       滅びゆくものを悲しんではならない。
       牽引する者(妄執)にとらわれてはならない。
 

945、わたくしは、(牽引する者のことを)貪欲、
       ものすごい激流と呼び、吸い込む欲求と呼び、
       はからい、捕捉と呼び、超えがたい欲望の汚泥であるともいう。

946、バラモンである聖者は、
       真実から離れることなく、陸地(安らぎ)に立っている。
       かれは一切を捨て去って、「安らかになった人」と呼ばれる。
       粗暴になることなく、ふるまえ。


               ~ 感謝・合掌 ~




「ブッダのことば」より。

2015-02-26 01:17:52 | 日記

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

    
            第四、 八つの詩句の章 

             15、武器を執ること

941、聖者は誠実であれ。
       傲慢でなく、詐りなく、悪口を言わず、怒ることなく、
       邪な貪りと慳(ものおし)みとを超えよ。

 
942、安らぎを心がける人は、
       眠りとものぐさとふさぎこむ心とに打ち勝て。
       怠惰を宿らせてはならぬ。
       高慢な態度をとるな。

943、虚言をつくように誘(ひ)き込まれるな。
       美しいすがたに愛着を起こすな。
       また慢心を知りつくしてなくすようにせよ。
       粗暴になることなく、ふるまえ。


             ~ 感謝・合掌 ~




「ブッダのことば」より。

2015-02-25 00:44:26 | 日記

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

    
               第四、 八つの詩句の章 

                15、武器を執ること

938、(生きとし生けるものは)終極においては違逆に会うのを見て、
        わたくしは不快になった。
        またわたくしはその(生けるものどもの)心の中に
        見がたき煩悩の矢が潜んでいるのを見た。

 
939、この(煩悩の)矢に貫かれた者は、
        あらゆる方角をかけめぐる。
        この矢を引き抜いたならば、
        (あちこちを)かけめぐることもなく、沈むこともない。

940、そこで次に実践のしかたが順次の述べられる。
        ―――世間における諸々の束縛の絆にほだされてはならない。
        諸々の欲望を究めつくして、自己の安らぎを学べ。


                ~ 感謝・合掌 ~



「ブッダのことば」より。

2015-02-24 01:08:10 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

    
               第四 八つの詩句の章 

                15、武器を執ること

935、殺そうと争闘する人々を見よ、
       武器を執って打とうとしたことから恐怖が生じたのである。
       わたくしがぞっとしてそれを厭い離れたその衝撃を述べよう。

 
936、水の少ないところにいる魚のように、
       人々が慄(ふる)えているのを見て、
       また人々が相互に抗争しているのを見て、
       わたくしに恐怖が起こった。

937、世界はどこも堅実ではない。
       どの方角でもすべて動揺している。
       わたくしは自分のよるべき住所を求めたのであるが、
       すでに(死や苦しみなどに)とりつかれていないところを見つけなかった。


               ~ 感謝・合掌 ~




「ブッダのことば」より。

2015-02-23 02:41:57 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

   
               第四 八つの詩句の章 

                  14、迅速

933、修行者はこの道理を知って、
       よく弁(わきま)えて、つねに気をつけて学べ。
       諸々の煩悩の消滅した状態が「安らぎ」であると知って、
       ゴータマ(ブッダ)の教えにおいて怠ってはならない。
 
934、かれは、みずから勝ち、他に打ち勝たれることはない。
       他人から伝え聞いたのではなくて、自ら証する理法を見た。
       それ故に、かの師(ブッダ)の教えに従って、
       怠ることなく、つねに礼拝して、従い学べ。
       ―――このように師(ブッダ)はいわれた。


               ~ 感謝・合掌 ~



「ブッダのことば」より。

2015-02-16 01:39:43 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

    
               第四 八つの詩句の章 

                  14、迅速

930、また修行者は高慢であってはならない。
       また(自分の利益を得るために)遠まわしに策したことばを
       語ってはならない。
       傲慢であってはならない。
       不和をもたらす言辞を語ってはならない。
 
931、虚言をなすことなかれ。
       知りながら詐(いつわ)りをしないようにせよ。
       また生活に関しても、知識に関しても、
       戒律や道徳に関しても、自分が他人よりもすぐれていると
       思ってはならない。

932、諸々の出家修行者やいろいろ言いたてる世俗人に辱(はずかし)められ、
       その(不快な)ことばを多く聞いても、
       あらあらしいことばを以って答えてはならない。
       立派な人々は敵対的な返答をしないからである。


             ~ 感謝・合掌 ~




「ブッダのことば」より。

2015-02-15 03:35:03 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第四 八つの詩句の章 

                  14、迅速

927、わが徒は、アタルヴァ・ヴェーダの呪法と
        夢占いと星占いとを行ってはならない。
        鳥獣の声を占ったり、懐妊術や医術を
        おこなったりしてはならぬ。
 
928、修行者は、非難されても、くよくよしてはならない。
        称賛されても、高ぶってはならない。
        貪欲と慳(ものおし)みと怒りと悪口とを除き去れ。

929、修行者は、売買に従事してはならない。
        決して誹謗をしてはならない。
        また村の人々と親しく交わってはならない。
        利益を求めて人々に話しかけてはならない。


             ~ 感謝・合掌 ~




「ブッダのことば」より。

2015-02-14 01:29:40 | 日記

          ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第四 八つの詩句の章 

                  14、迅速

924、食物や飲料や硬い食べ物や衣服を得ても、
       貯蔵してはならない。
       またそれらが得られないからとて心配してはならない。

 
925、心を安定させよ。
      うろついてはならない。
      あとで後悔するようなことをやめよ。
      怠けてはならぬ。
      そうして修行者は閑静な座所・臥所に住まうべきである。

926、多く眠ってはならぬ。
      熱心に努め、目ざめているべきである。
      ものぐさと偽りと談笑と遊戯と婬欲の交わりと装飾とを捨てよ。


               ~ 感謝・合掌 ~




「ブッダのことば」より。

2015-02-13 01:42:45 | 日記

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第四 八つの詩句の章 

                  14、迅速

921、〔質問者いわく〕、「眼を開いた人は、みずから体験したことがら、
        危難の克服、を説いてくださいました。
        ねがわくば、正しい道を説いてください。
        戒律規定や、精神安定の法をも説いてください。
 
922、〔師いわく〕、「眼で視ることを貪ってはならない。
        卑俗な話しから耳を遠ざけよ。
        味に耽溺してはならない。
        世間における何ものをも、
        わがものであるとみなして固執してはならない。

923、苦痛を感じることがあっても、修業者は決して悲嘆してはならない。
        生存を貪り求めてはならない。
        恐ろしいものに出会っても、慄(ふる)えてはならない。


                ~ 感謝・合掌 ~





「ブッダのことば」より。

2015-02-12 03:56:04 | 日記

          ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第四 八つの詩句の章 

                  14、迅速

918、これ(慢心)によって『自分は勝れている』と思ってはならない。
        『自分は劣っている』とか、また『自分は等しい』とか思ってはならない。
        いろいろな質問を受けても、自己を妄想せずにおれ。

919、修行者は心のうちが平安となれ。
        外に静穏を求めてはならない。
        内的に平安となった人には取り上げられるものは存在しない。
        どうして捨てられるものがあろうか。

920、海洋の奥深いところでは波が起こらないで、
        静止しているように、静止して不動であれ。
        修行者は何ものについても欲念をもり上がらせてはならない。


                ~ 感謝・合掌 ~




「ブッダのことば」より。

2015-02-11 01:39:25 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第四 八つの詩句の章 

                  14、迅速

915、〔問うていわく、――〕
       「太陽の裔である偉大な仙人(ブッダ)、あなたに、
       遠ざかり離れることと平安の境地とをおたずねします。
       修業者はどのように観じて、世の中の何ものをも執することなく、
       安らかにいるのですか?」

916、師(ブッダ)は答えた、
      「〈われは考えて、有る〉という
      〈迷わせる不当な思惟〉の根本をすべて制止せよ。
      内に存するいかなる妄執をもよく導くために、
      常に心して学べ。

917、内的にでも外的にでも、
      いかなることがらをも知りぬけ。
      しかしそれによって慢心を起こしてはならない。
      それが安らいであるとは真理に達した人々は説かないからである。


                ~ 感謝・合掌 ~



※ こちらも御覧下さい。
「恩師「長尾弘」先生の関連ブログ」
① 「神の御心」・心身の神癒
http://blogs.yahoo.co.jp/tenzenhana 
② 「光の天使」・ブッダのことば
http://blog.goo.ne.jp/minraianko 
③ 「神癒の奇蹟」・心身の神癒
http://blog.goo.ne.jp/kaminoiyashi 
④ 「長尾弘先生垂訓」・講演集
http://blog.goo.ne.jp/hanatenzen 
⑤ 恩師「長尾弘」先生御著書・御講演 
http://blog.goo.ne.jp/eikawa-tenzen 
⑥ 恩師「長尾弘」先生御著書・思いの中に生きる (新規に追加)
http://blog.goo.ne.jp/omoinonakani





「ブッダのことば」より。

2015-02-10 00:55:36 | 日記

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第四 八つの詩句の章 

              13、並ぶ応答――長篇

913、過去の汚れを捨てて、新しい汚れをつくることなく、
       欲におもむかず、執着して論ずることもない。
       賢者は諸々の偏見を離脱して、世の中に汚されることなく、
       自分を責めることもない、

914、見たり、学んだり、考えたりしたどんなことについてでも、
       賢者は一切の事物に対して敵対することがない。
       かれは負担をはなれて解放されている。
       かれははからいをなすことなく、
       快楽に耽ることなく、求めることもない。
       ―――師はこのように言われた。


                ~ 感謝・合掌 ~



「ブッダのことば」より。

2015-02-09 05:54:29 | 日記

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第四 八つの詩句の章 

              13、並ぶ応答――長篇

910、(「われは知る」「われは見る」ということに)執着して論ずる人は、
        みずから構えた偏見を尊重しているので、かれを導くことは容易でない。
        自分の依拠することがらのみ適正であると説き、そのことがらに(のみ)
        清浄(となる道)を認める論者は、そのように(一方的に)見たのである。

911、バラモンは正しく知って、妄想分別におもむかない。
        見解に流されず、知識にもなずまない。
        かれは凡俗のた立てる諸々の見解を知って、心にとどめない。
        ――他の人々はそれに執着しているのだが、――

912、聖者はこの世で諸々の束縛を捨て去って、
        論争が起こったときにも、党派にくみすることがない。
        かれは不安な人々のうちにあっても安らけく、泰然として、
        執することがない。
        ――他の人々はそれに執着しているのだが。――


                ~ 感謝・合掌 ~




「ブッダのことば」より。

2015-02-08 01:06:00 | 日記

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

    
               第四 八つの詩句の章 

              13、並ぶ応答――長篇

907、(真の)バラモンは、他人に導かれことがない。
         また諸々のことがらについて断定をして固執することもない。
         それ故に、諸々の論争を超越している。
         他の教えを最も勝れたものだと見なすこともないからである。

908、「われは知る。われは見る。これはそのとおりである」
         という見解によって清浄になることができる。
         と或る人々は理解している。
         たといかれが見たとしても、それがそなたにとって、何の用があるだろう。
         かれらは、正しい道を踏み外して、他人によって清浄となると説く。

909、見る人は名称と形態とを見る。
         また見てはそれらを(常住または安楽であると)認め知るであろう。
         見たい人は、多かれ少なかれ、それらを(そのように)見たらよいだろう。
         真理に達した人々は、それ(を見ること)によって清浄になるとは
         説かないからである。


                ~ 感謝・合掌 ~