浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

「ブッダのことば」より。

2014-05-31 05:57:52 | 日記

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
              第二 小なる章 

           七、 バラモンにふさわしいこと、

285、 バラモンたちには家畜もまかったし、黄金もなかった。
       しかしかれらはヴェーダ読誦を財宝ともなし、穀物ともなし、
       ブラフマンを倉として守っていた。

286、 かれらのために調理せられ家の戸口に置かれた食物、
       すなわち信仰心をこめて調理せられた食物、を求める(バラモンたち)
       に与えようと、かれら(信徒)は考えていた。

287、 豊かに栄えていた地方や国々の人々は、
       種々に美しく染めた衣服や伏床や住居をささげて、
       バラモンたちに敬礼した。


               ~ 感謝・合掌 ~ 




「ブッダのことば」より。

2014-05-30 02:27:14 | 日記

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

    
              第二 小なる章 

           七、 バラモンにふさわしいこと、

わたくしが聞いたところによると、
―――あるとき尊き師(ブッダ)はサーヴァッティー市のジェータ林、
(孤独な人々に食を給する長者)の園におられた。
そのときヨーサラ国に住む、多くの、大富豪であるバラモンたち
―――かれらは老いて、年長け、老いぼれて、年を重ね、老齢に達していたが
―――は師のおられるところに近づいた。
そうして師と会釈した。

喜ばしい思い出に関する挨拶のことばを交わしたのち、かれらは傍らに坐した。
そこで大富豪であるバラモンたちは師に言った、「ゴータマ(ブッダ)さま。
そもそも今のバラモンは昔のバラモンたちの定めにしたがっているでしょうか?」
〔師は答えた〕、「バラモンたちよ。今のバラモンたちの守ったバラモンの法に従ってはいない。」
「では、ゴータマさまは、昔のバラモンたちの守ったバラモンの法をわれらに
話してください。
―――もしもゴーダマさまにお差支えがなければ。」「では、バラモンたちよ、
お聞きなさい、よく注意なさい。
わたくしは話してあげましょう。」「どうぞ」と、大富豪であるバラモンたちは、
師に答えた。
師は次のことを告げた。―――

284、 昔の仙人たちは自己をつつしむ苦行者であった。
       かれらは五種の欲望の対象をすてて、自己の(真実の)理想を行った。


           ~ 感謝・合掌 ~ 


              

「ブッダのことば」より。

2014-05-29 04:01:56 | 日記

              ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

    
                     第二 小なる章 

                  六、 理法にかなった行い

283、   みずからは清き者となり、
         互いに思いやりをもって、清らかな人々と共に住むようにせよ。
         そこで、聡明な者どもが、ともに仲良くして、苦悩を修滅せしめるであろう。


                   ~ 感謝・合掌 ~ 


   

「ブッダのことば」より。

2014-05-28 02:36:23 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
              第二 小なる章 

           六、 理法にかなった行い

280、   修行僧らよ。
        このような出家修行僧を、実は、〈家にたよっている人、邪な欲望あり、
        邪な思いあり、邪な行いをなし、悪いところにいる人〉であると知れ。

281、   汝らはすべて一致協力して、かれを斥けよ。
        籾殻を吹き払え。
        屑を取り除け。

282、   次いで、実は〈道の人〉であると思いなしている籾殻どもを
        除き去れ。
        ―――悪を欲し、悪い行いをなし、悪いところにいるかれらを吹き払って。


                ~ 感謝・合掌 ~

    

「ブッダのことば」より。

2014-05-27 03:54:24 | 日記

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

    
              第二 小なる章 

           六、 理法にかなった行い

277、   かれは無明に誘われて、
        修養をつんだ他の人を苦しめ悩まし、
        煩悩が地獄に赴く道であることを知っている。

278、   実にこのような修行僧は、
        苦難の場所に陥り、母胎から他の母胎へと生まれかわり、
        暗黒から暗黒へと赴く、死後には苦しみを受ける。

279、   あたかも糞坑が年をへると糞に充満したようなものであろう。
        不潔な人は、実に清めることがむずかしい。


                ~ 感謝・合掌 ~ 


  

「ブッダのことば」より。

2014-05-26 08:18:14 | 日記

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~     


              第二 小なる章 

           六、 理法にかなった行い

274、   理法にかなった行い、清らかな行い、
         これが最上の宝であると言う。
         たとい在家から出て家なきに入り、出家の身となったとしても、

275、   もしもかれが荒々しいことばを語り、
         他人を苦しめ悩ますことを好み、獣のごとくであるならば、
         その人の生活はさらに悪いものとなり、自分の塵汚れを増す。

276、   争論を楽しみ、迷妄の性質に蔽われている修行僧は、
         目覚めた人(ブッダ)の説き給うた理法を、
         説明されても理解しない。


               ~ 感謝・合掌 ~



「ブッダのことば」より。

2014-05-25 04:57:42 | 日記

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
              第二 小なる章 

              五、 スーチローマ

273、   神霊よ、聞け。
         それらの煩悩がいかなる原因にもとづいて起こるかを知る人々は、
         煩悩を除きさる。
         かれらは、渡りがたく、未だかつて渡った人のいないこの激流を渡り、
         もはや再び生存を受けることがない。


                 ~ 感謝・合掌 ~


   

「ブッダのことば」より。

2014-05-24 03:27:40 | 日記

          ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第二 小なる章 

               五、 スーチローマ

270、   貪欲と嫌悪とはいかなる原因から生ずるのであるか。
        好きと嫌いと身の毛のよだつこと(戦慄)とはどこから生ずるのであるか。
        諸々の妄想はどこから起こって、心を投げうつのであるか?
        ―――あたかもこどもらが鳥を投げすてるように。

271、   貪欲と嫌悪とは自身から生ずる。
        好きと嫌いと身の毛のよだつこととは、自身から生ずる。
        諸々の妄想は、自身から生じて心を投げうつ、
        ―――あたかもこどもらが鳥を投げすてるように。

272、   それらは愛執から起こり、自身から現れる。
        あたかも榕樹(バニヤン)の新しい若木が枝から生ずるようなものである。
        それらが、ひろく諸々の欲望に執着していることは、譬えば、蔓草(つるくさ)が
        林の中にはびこっているようなものである。


                ~ 感謝・合掌 ~ 


          

「ブッダのことば」より。

2014-05-23 05:14:16 | 日記

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

   
              第二 小なる章 

              五、 スーチローマ

そこでスーチローマという神霊は、師のもとに至り、
そうして身を師に近付けた。
ところが師は身を退けた。そこでスーチローマという神霊は師にいった、
「〈道の人〉よ。汝はわたしを恐れるのか。」
(師いわく)、「友よ。わたしは汝を恐れているのではない。
しかし汝に触れることは悪いのだ。」(スーチローマという神霊はいった)、
「(道の人)よ。わたしは汝に質問しよう。
もしも汝がわたしに解答しないならば、汝の心を乱し、汝の心臓を裂き、
汝の両足をとらえてガンジス河の向こう岸に投げつけよう。」
(師は答えた)、「友よ。神々・悪魔・梵天を含む世界において、道の人・バラモン・
神々・人間を含む生けるものどものうちで、わが心を乱し、わが心臓を裂き、
わが両足をとらえてガンジス河の向こう岸に投げつけ得るような人を、
実にわたしは見ない。
友よ。汝が聞きたいと欲することを、何でも聞け。」
そこでスーチローマという神霊は、次の詩を以って、師に呼びかけた。
―――


             ~ 感謝・合掌 ~


   

{ブッダのことば」より。

2014-05-22 03:54:17 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


     
              第二 小なる章 

              五、 スーチローマ

わたしが聞いたところによると、
―――或るとき尊き師(ブッダ)はガヤ―(村)のタンキタ石床におけるスーチローマ
という神霊(夜叉)の住居におられた。
そのときカラとういう神霊とスーチローマという神霊に言った、
「かれは(道の人)である」と。(スーチローマという神霊は言った)、
「かれが真の(道の人)であるか、或いは似而非(えせ)の(道の人)であるかを、
わたしが知らないうちには、かれは真の(道の人)ではなくて、似而非の(道の人)
である。」


             ~ 感謝・合掌 ~




「ブッダのことば」より。

2014-05-22 03:53:49 | 日記
 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~     

              第二 小なる章 

              五、 スーチローマ

わたしが聞いたところによると、
―――或るとき尊き師(ブッダ)はガヤ―(村)のタンキタ石床におけるスーチローマ
という神霊(夜叉)の住居におられた。
そのときカラとういう神霊とスーチローマという神霊に言った、
「かれは(道の人)である」と。(スーチローマという神霊は言った)、
「かれが真の(道の人)であるか、或いは似而非(えせ)の(道の人)であるかを、
わたしが知らないうちには、かれは真の(道の人)ではなくて、似而非の(道の人)
である。」

~ 感謝・合掌 ~

「ブッダのことば」より。

2014-05-21 04:22:59 | 日記

    ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
              第二 小なる章 

              四、 こよなき幸せ

268、   世俗のことがらに触れても、その人の心が動揺せず、
        憂いなく、汚れを離れ、安穏であること、
        ―――これがこよなき幸せである。

269、   これらのことを行うならば、
        いかなることに関しても敗れることがない。
        あらゆることについて幸福に達する。
        ―――これがかれらにとってこよなき幸せである。


             ~ 感謝・合掌 ~ 


   

「ブッダのことば」より。

2014-05-20 05:17:57 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
              第二 小なる章 

              四、 こよなき幸せ

265、   尊敬と謙遜と満足と感謝と(適当な)時に教えを聞くこと、
         ―――これがこよなき幸せである。

266、   耐え忍ぶこと、ことばのやさしいこと、
        諸々の〈道の人〉に会うこと、
        適当な時に理法についての教えを聞くこと、
        ―――これがこよなき幸せである。

267、   修養と、清らかな行いと、
        聖なる真理を見ること、安らぎ〈ニルヴァーナ〉を体得すること、
        ―――これがこよなき幸せである。


            ~ 感謝・合掌 ~




「ブッダのことば」より。

2014-05-19 07:03:47 | 日記

    ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第二 小なる章 

              四、 こよなき幸せ

262、   父母につかえること、妻子を愛し護ること、
         仕事に秩序あり混乱せぬこと、
         ―――これがこよなき幸せである。

263、   施与と、理法にかなった行いと、
         親族を愛し、護ることと、非難を受けない行為、
         ―――これがこよなき幸せである。

264、   悪をやめ、悪を離れ、飲酒をつつしみ、
         徳行をゆるがせにしなこと、
         ―――これがこよなき幸せである。


            ~ 感謝・合掌 ~   



「ブッダのことば」より。

2014-05-18 00:38:59 | 日記

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

   
              第二 小なる章 

              四、 こよなき幸せ

259、   諸々の愚者に親しまないで、諸々の賢者に親しみ、
         尊敬すべき人々を尊敬すること、
         ―――これがこよなき幸せである。

260、   適当な場所に住み、あらかじめ功徳を積んでいて、
         みずからは正しい誓願を起こしていること、
         ―――これがこよなき幸せである。

261、   深い学識あり、技術を身に付け、
         身をつつしむことをよく学び、
         ことばがみごとであること、
         ―――これがこよなき幸せである。


          ~ 感謝・合掌 ~