浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2020-05-23 00:28:20 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
    
               第四 八つの詩句の章 

                 八、パス―ラ


827、諸々の審判者がかれの所論に対し
    「汝の議論は敗北した。論破された」というと、
    論争に敗北した者は嘆き悲しみ、
    「かれはわたしを打ち負かした」といって悲泣する。

828、これらの論争が諸々の修行者の間に起こると、
    これらの人々には得意と失意とがある。
    ひとはこれを見て論争をやめるべきである。
    称賛を得ること以外には他に、
    なんの役にもたたないからである。

829、あるいはまた集会の中で議論を述べて、
    それについて称賛されると、
    心の中に期待したような利益を得て、
    かれはそのために喜んで、心が高ぶる。