浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2020-05-21 00:23:47 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
   
               第四 八つの詩句の章 

               七、ティッサ・メッテイヤ


820、独りでいる修行をまもっていたときには
    一般に賢者と認められていた人でも、
    もしも婬欲の交わりに耽ったならば、愚者のように悩む。

821、聖者はこの世で前後にこの災いのあることを知り、
    独りでいる修業を堅くまもれ。
    婬欲の交わりに耽ってはならない。

822、(俗事から)離れて独り居ることを学べ。
    これは諸々の聖者にとって最上のことがらである。
    (しかし)これだけで『自分が最上の者だ』と
    考えてはならない。
    ―――かれは安らぎに近づいているのだが。

823、聖者は諸々の欲望を顧みることなく、
    それを離れて修業し、激流を渡りおわっているので、
    諸々の要望に束縛されている人々はかれを羨むのである。」