~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第四 八つの詩句の章
五、最上についての八つの詩句
802、かれはこの世において、見たこと、学んだこと、
あるいは思索したことに関して、
微塵ほどの妄想をも考えていない。
いかなる偏見をも執することのないそのバラモンを、
この世においてどうして妄想分別させることが
できるであろうか?
803、かれらは、妄想分別をなすことなく、
(いずれか一つの偏見を)特に重んずるということもない。
かれらは、諸々の教義のいずれかをも受け入れることもない。
バラモンは戒律や道徳によって導かれることもない。
このような人は、彼岸に達して、もはや還ってこない。