浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2019-09-20 23:30:18 | 明来闇去

添付のお写真はその昔、モーセが出エジプト記でお馴染みのエジプトで奴隷として
使われていたユダヤの同胞約四十万人を助け出し神より授かったと言われている
カナンの地(今のイスラエル)へ旅する途中で水に困り、手にしていた杖で岩を叩き水を
得たと言われている正にその岩の前に立ち両手を高く揚げられて祈りのポーズを取られている
恩師「長尾弘」先生です。


~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


             第二 小なる章          
 
             一、 宝

222、ここに集まった諸々の生きものは、
    地上のものでも、空中のものでも、すべて歓喜せよ。
    そうしてこころを留めてわが説くところを聞け。

223、それ故に、すべての生きものよ、耳を傾けよ。
    昼夜に供物をささげる人類に、慈しみを垂れよ。
    それ故に、なおざりにせずに、かれらを守れ。

224、この世また来世におけるいかなる富であろうとも、
    天界における勝れた宝であろうとも、
    われらの全き人(如来)に等しいものは存在しない。
    この勝れた宝は、目覚めた人(仏)のうちに存する。
    この真理によって幸せであれ。


  

明来闇去

2019-09-20 00:12:36 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

  
             第一 蛇の章  
         
 
             十二、 聖者

219、世間をよく理解して、最高の神理を見、
    激流を超え海を渡ったこのような人、束縛を破って、
    依存することなく、
    煩悩の汚れのない人、―――諸々の賢者は、
    かれを〈聖者〉であると知る。

220、両者は住所も生活も隔たっていて、等しくない。
    在家は妻を養うが、善く誓戒を守る者(出家者)は
    何ものをもわがものとみなす執着がない。
    在家者は、他のものの生命を害って、
    節制することがないが、聖者は自制していて、
    常に生命ある者を守る。

221、譬えば青頸の孔雀が、空を飛ぶときには、
    どうしても白鳥の速さに及ばないように、
    在家者は、世に遠ざかって林の中で
    瞑想する聖者・修行者に及ばない。

〈蛇の章〉第一おわる
まとめの句
蛇とダニヤと〔犀の〕角と耕す人と、
チュンダと破滅と賤しい人と、
慈しみを修めることと雪山に住む者とアーラヴァカと、
勝利とまた聖者と、―――
これらの十二の経が「蛇の章」といわれる。