~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
九、雪山に住む者
168、 雪山に住む者という神霊がいった、
「何があるとき世界は生起するのですか?
何に対して親しみ愛するのですか?
世間の人々は何ものに執着しており、
世間の人々は何ものに悩まされているのですか?」
169、 師は答えた、
「雪山に住むものよ。六つのものがあるとき世界が生起し、
六つのものに対して親しみ愛し、
世界は六つのものに執着しており、
世界は六つのものに悩まされている。」
170、 「それによって世間が悩まされる執着とは何であるか?
お尋ねしますが、それからの出離の道を説いてください。
どうしたら苦しみから解き放たれるのでしょうか。」