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『ゴールデンカムイ』

2024年01月29日 | 映画(か行)
『ゴールデンカムイ』
監督:久保茂昭
出演:山崎賢人,山田杏奈,眞栄田郷敦,工藤阿須加,柳俊太郎,泉澤祐希,矢本悠馬,
   大谷亮平,勝矢,高畑充希,木場勝己,大方斐紗子,秋辺デボ,永尾柚乃,
   マキタスポーツ,島津健太郎,山内圭哉,堀部圭亮,玉木宏,舘ひろし他
 
封切り日に109シネマズ箕面のレイトショーにて。
 
監督は“HiGH&LOW”シリーズの久保茂昭
原作が野田サトルの大人気コミックだというのは知っていますが、読んだことはありません。
TVアニメ化されていたのは知らず。つまり前知識ゼロです。
だけどそれが何の支障にもならないほどわかりやすい。
 
日露戦争に出兵して刺されようが撃たれようが死なず、“不死身の杉元”と呼ばれた軍人・杉元佐一(山崎賢人)。
戦いの後、北海道に渡って砂金採りに明け暮れていたある日、
森の中で酒を飲む男・後藤竹千代(マキタスポーツ)から話しかけられる。
 
酔っぱらいの後藤が言うには、アイヌが所有していた金塊を強奪してどこかに隠した奴がいる。
そいつは捕らえられて網走監獄にぶち込まれたが、金塊の隠し場所を決して言おうとせず、
アキレス腱を切られて脱獄不能な状態にされても口を割らない。
実はそいつはほかの囚人24人の身体に刺青で暗号を彫り、
全員揃えば隠し場所がわかるようにしたうえで、24人に脱獄を促したのだと。
 
見事に脱出した24人は、散り散りバラバラに逃げてどこかにいる。
酔っぱらってついつい喋りすぎたことを後悔する後藤は、眠りについた杉元を殺そうとするが失敗。
慌てて逃げるが、杉元が追いついた頃には熊に襲われたのか死んでいた。
後藤の服を脱がせてみると、後藤自身が24人の囚人のうちのひとりだったことがわかる。
 
後藤の言っていたことが酔っぱらいの与太話ではないと知った杉元は、
金塊を見つけるために囚人たちの行方を捜すと決める。
そのとき、熊に襲われかけた杉元を救ってくれたのがアイヌの少女アシリパ(山田杏奈)。
金塊が強奪されるさいにその村にいたアイヌたちは皆殺しにされた。
親の仇を討つために、アシリパは杉元に協力するのだが……。
 
金塊を狙っているのは、北海道征服を目論む帝国陸軍“第七師団”の中尉・鶴見篤四郎(玉木宏)や、
戊辰戦争で戦死したはずの新撰組“鬼の副長”こと土方歳三(舘ひろし)。
顔かたちまで変わるような特殊メイクではないにもかかわらず、
誰が誰やら確信が持てないほどに顔が変わっている人もいます。
エンドロールを見て初めて、あれ、こんな人も出てたんやと思ったりもしました。
玉木宏や舘ひろしはわかるとして、工藤阿須加のことは見逃しました。どこに?
 
マキタスポーツは冒頭であっけなくサヨナラでしたが、
やはり24人の囚人のうちのひとり、白石由竹役の矢本悠馬が大活躍。いいキャラでした。
 
前知識ゼロだった私は、本作はもっとシリアス一点張りの話かと思っていました。
笑えるシーンが結構あって、単純に楽しい。
公開初日のレイトショーに来る客には原作ファンも多かったかと思いますが、
原作ファンの人はどうでしたか。わりと評判いいようですね。
 
最近、1作では終わらない作品が多くて、あれもこれも続くのかよぉとは思う。
生きている間に、というのか、話を覚えている間に続編をお願いします。

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