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『劇場総集編 ぼっち・ざ・ろっく! Re:』

2024年07月10日 | 映画(は行)
『劇場総集編 ぼっち・ざ・ろっく! Re:』
監督:斎藤圭一郎
声の出演:青山吉能,鈴代紗弓,水野朔,長谷川育美,内田真礼,千本木彩花他
 
イオンシネマ茨木にて、前述の『新・三茶のポルターガイスト』の次に。
 
原作ははまじあきの同名4コマ漫画で、
4コマ漫画雑誌『まんがタイムきららMAX』に2018年から連載中とのこと。
かねてから気になっていたアニメです。
原作に手を出す時間をつくるのはちょっと無理だけど、劇場版だけなら観に行ける。
劇場版は前後編の2部作として製作され、本作はその前編。
 
予習復習なし、登場人物の名前と声優を確認するために鑑賞後にウィキを見ただけなので、
以下、私の認識に誤りがあればお許しください。
 
後藤ひとりは幼い頃から極度の人見知りでコミュ障を自認。
ギターを練習して上手くなれば、友だちができてバンドも組めるだろう。
その一心からギターを始めてかなりの腕前になった。
顔出しはせずにギターヒーローという名前でSNSに動画を投稿し、
いまやフォロワーは数万人、知る人ぞ知る存在になっている。
しかし結局、中学卒業までに友だちはひとりもできず。
 
高校デビューを果たすべく、ギターを背負って鞄には缶バッジ、机の上に音楽雑誌を広げる。
それでも誰ひとりとして声をかけてくれず、意気消沈して公園に佇んでいたところ、
ひとりのその姿を見るなり、他校の女子、伊地知虹夏が駆け寄ってくる。
 
虹夏はひとりより1歳上のドラマーで、同級生でベーシストの山田リョウとバンドを組んでいる。
ライブハウスで演奏予定の今日になって、ボーカルギター担当のメンバーが逃げたらしい。
1日だけギターのサポートメンバーとして参加してくれないかと言うのだ。
 
夢に見たバンド。
だけど自分は一度も人前で演奏したこともなければ、誰かと一緒に演奏したこともない。
戸惑うひとりだったが、無理やりライブハウスまで連れて行かれて……。
 
なんとも楽しいアニメで、ウキウキしました。
ひとりの葛藤が可笑しくて、たまに笑ってしまう。
 
いじめられているわけではないけれど、異様な緊張感を漂わせるひとりに学校では誰も話しかけません。
小中通してあだ名で呼ばれた経験のないひとりに、リョウが付けたあだ名は「ぼっち」。
結構グサッと来るあだ名かもしれないのに、ひとりはそれが嬉しくてたまりません。
 
ひとりとは真逆の明るさで人気者の同校生、喜多郁代が実は逃げ出したメンバーで、
リョウに憧れてギターを弾けると偽っていたことがわかります。
ひとりが参加しているバンドが、自分が逃げ出したバンドだなんて知らないから、
ひとりにギターを教えてもらおうといそいそついて行って慌てるという展開です。
 
ひとりの飼い犬の名前がジミヘンなのも楽しいし、
パック酒を手放さないお姉ちゃんとか酒乱っぽくて怖いけど(笑)、優しい。
それほど登場シーンは多くないひとりの家族も面白いです。
後編も楽しみ。
 
ただ、自販機で飲み物を買ってくれるのはいいけれど、
本人に希望を聞きもせずに買って「コーラでいい?」と手渡すのを見て、
「え、そこはコーラなの?」と驚く。
さらにその後、自分用に買うのはレモネードなのね。これって普通ですか。(^^;

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