9月26日(木) 晴
午前11時、約束の時間に伊賀市から健康推進課の入本理課長と市民活動推進課の垣中良仁さん、秘書広報課の林裕子さんらが来てくださった。
入本さんと垣中さんには、4年前に格別の有難いご縁をいただいている。
平成21年9月。 名張市がん・難病相談室サポーターの会で、私たちにとっては大掛かりな「名張市がんフォーラム」を開催した。
その時は10数人の仲間が心を一つにして開催に向け、準備をしたのだった。
キャパ200人の名張市武道館に250人もの参加者が申込されたのだったが、その裏に、当時名張市役所に出向しておられた垣中さんと、彼のお引き合わせでご縁のできた入本さんの即断即決、優しい思いやりがあった。
伊賀市役所にお願いに参上したその日、即座にチラシを庁内のラックに置いてくださり、ポスターを役所の入り口に張り出してくださった。
おかげで、伊賀市一円から多数の参加者がこれら喜んでいただいた。 有難いことであった。
出された名刺を見て、驚いた。 それぞれに意匠が凝らされ、「お洒落ですね~♪」 と言ったら、 「みんな、自前なんですよ!」 って。
いいねっ、このアイディア♪
右の広報誌の11月号に、『人生の終末期について考えてみませんか』というシリーズを掲載しておられる。 こののちも掲載されるそうで、「名張市民の私が、伊賀市の広報誌に登場しても良いんでしょうか?」 おずおずお訊ねしたら、「あー、構いませんよ。 金つなぎの会の代表として、ですから…」
参考にいただいた9月1日号には、伊賀医師会の水谷敬一会長が、『元気でわが屋で暮らしたい』と題した一文を寄せておられ、 達意の文章を、納得しつつ読ませていただいた。
で。 訊ねられるままに、尊厳死とは、Living Willについて、がん・難病患者が予後をいかに生き、如何に死ぬか、死を身近におき日ごろから死について語る…など、自分と病友方で実践していることを中心にお話しさせていただいた。、
ふと気づいて、「お茶淹れますね。 ちょうど、長崎堂さんから美味しい復元カステラを頂戴しているので…」、「いえ、せっかくですが、今日はこの後会議があってもう、帰らなければ…」
長崎堂の復元カステラは、杉の香りがそこはかとなくただよう味の芸術品だ。 「卵は有精卵を使い、バターも砂糖にも本物を追求した、こだわりの逸品なんですよぉ」
「大阪・心斎橋の、あのお店のお洒落なマダムが、名張のご出身なんですよ♪」、「えっ、知りませんでした」
長崎堂の荒木美江子マダム、牛肉の金谷のおかみさん、西條コンクリートの西條社長を、『伊賀の3女傑』と言うんですって♪
この日、床の間の掛け軸を、六字名号から山水の幅に替えた。
毎年亡夫の逝去月の2月とお盆の8月は、必ず六字名号の幅をかける。 いや、もとい。 息子夫婦が掛け替えてくれる。
今年も、お盆灯篭の出し入れはしてもらったのだけれど、うっかり、掛け軸はそのままに鳴っていた。
もう、秋。 あっという間に晩秋から冬になるわ。 今日の取材のテーマのように、ほどなく、人生の冬!
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