
4月1日(火) 曇
昨年の暮れ、名張自動車学校に免許証の更新予約を入れた。
「3月の誕生日?、4月半ばまでもう申し込みがいっぱいで、予約は取れません」「そんな、バカな! まだ4か月近く先なのに?」「伊賀上野か桑名が空いてるかも?」と電話番号を聞いて申し込んだら、伊賀上野自動車学校が、「3月に2日空きがあるので、受け付けますよ」とのことで、有難い、有難い。
とは言え、伊賀市は隣の市だけれど乗換えなどのアクセスが1時間はかかる。
しかも2日通わなければならないと聞いて、3月1日に、ふとひらめいたのだ。
「1回で済むと聞いた名張で受けたい! もしや、キャンセルが出てるかもしれない! 善は急げ」。
で、すぐに電話を入れたら、ドラマのように「今、4月1日にキャンセルが出ました。 でも、あなたの場合はこの日を逃したら、免許証はもらえませんよ」って。
それほど切羽詰まった予約だったわけで。
午後1時前に受付を済ませ、9000円支払って後期高齢者講習を受けた。
ペーパーテストで年月日と時間を聞かれ、2分違いで、ほっ。
16枚のイラストを思い出すテストでは、2枚が思い出せず3年前の前回は1枚だけだったのに、残念!
…と老婆、年甲斐もなく悔しがる。
視力検査も異状なく、2時間ほどで「合格」の証書をいただき、警察署で今日から新たな免許証が交付されることになった。
合格証にペーパーテストの結果が記されていないので、訊ねたら「36点以下は認知症の疑いで免許証交付がされないのですが、それ以上の得点の方は皆合格です。今は点数は書かないことになりました」と、肩すかし。
バイクの場合は実地テストもなく、3年前には小さなサークルをなぞって回るテストで不覚にも足を着いてしまい、悔しくて、以来折あるごとに近くの空き地で練習をし、体の柔軟性を利用して、ゆるゆる走行も会得した。
今回こそは、と意気込んでいたのに、これも外されたっ。
簡単に済んで喜べばよろしいのに、残念がる私は、「なんと、めんどくさい老婆だこと!」
◆
帰途、そのまま名張警察署に新たな免許証の交付を受けに行った。
「では、ここで受付をして…」「あっ、このあと写真を撮るのですね?」
ダメっ。 今日はすっぴんをキャップとマスクで隠して自動車学校のテストをけに行ったのだ。
もごもご言い訳しながら立ち去ろうとする老婆、、、カウンターの向こうでお巡りさんが呆れておられた。

今日から4月。
3月の真っ黒に書き込まれたカレンダーを破ったら、4月の日々が現れた。
4月も毎日何かの予定が入り、体を休める暇がない。
毎日動きながら、休むことにいたしましょう。
それしかテが無いのだから。
それで、元気に生かされているのだから。
免許更新の手続きもかなり変わりましたね。
埼玉も昨年私が手続きをした時も更新に関する手続きはiPadで・・そして支払いはすべて電子決済となっていますね。
便利なようで不便なところもありましたが、テストの結果なども点数は関係なく○○点以上ならば合格・・というのも物足りなく、拍子抜けのような感じでした。
ここだけの話ですが、試験の結果にこだわって点数を聞きたがる私は、少しヘンですね。
この歳で認知症もなく、ペーパーテストは100点でした、とささやかな自己満足に浸りたいのです。
恥ずかしくて、穴があったら入りたい心境ですぅ。