4月2日(火) 晴
一見、穏やかな日常が戻ってきた。
午後はひまわりコーラス。 『青い空』『一本の鉛筆』と、上質な反戦歌を優しいハーモニーで歌い、ここまでは良かったのだけれど、『さんぽ』『いつも何度でも』に至って、欠席の多いさくら♪は楽譜と音楽記号を目で追うのに必死だ。
スタジオジブリ音楽は、耳馴染じみが良くて聴くには抜群、鼻歌なら歌える。
でも、楽譜を追って音楽記号に従って、正確に歌うのはほんとうに難しい。
『さんぽ』は、子どもたちの代表的な愛唱歌だけれど、コーラスの三部合唱になると、メゾパートのさくら♪は悪戦苦闘。 千と千尋の神隠しの『いつも何度でも』も、軽やかで夢多いメロディラインに惹かれつつも、LaLaLa・・・、HoHoHo…、Uh、Uh、Uh、が混在する歌詞について行くのは大変!
心癒される歌なのだけれど、それを正確に伝えようとするには、まだまだ練習を重ねなければ!!
歌友・美恵子さんがコーラスの帰りに回り道をしてくださって、名張運動公園の桜道を散策する。
毎年各地の病友がたと、少し大仰に謂うなら【人生観・死生観の涵養】を確かめる観桜会を催して、今では30回近くも大阪、東京ほか各地を訪ね「金つなぎ・花追い旅」と称している。
今年は、山梨・笛吹の桃と櫻が二分咲きとのことで訪問を止めて帰宅した。
そのため、名張の桜をゆっくり見せてもらえて、ありがとうございます。
「富貴ヶ丘の桜は、今朝はまだ三分咲き遣ったけれど、広野さんの桜は咲いていたよ」「えっ? 八重の牡丹桜はカミキリムシの幼虫に食べられて枯れたわよ」「そっかぁ。 残念やね。 背の低いこの木と間違えていたわ」
この街に先住された笹尾氏が、生前にお一人で芒の生い茂った法面を開墾なされ、20本近くの吉野桜を植えて逝かれた。 後を托された友人のご近所さん・福井氏が根方に紅白の曼殊沙華を植えて逝かれ、今は、自治会の依頼を受けて蕗の会のボランティア部長・ヤマムラ氏が下草の狩り払いをしてくださっている。
おかげさまで桜花を楽しみ、自らの死生観を改めて思い返すことで出来る。
ありがとうございます。
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