みんなのライヴ・ブログ

行ったつもりのリクエスト「おうち DE apple-cart」。毎日朝5時に1曲、全力更新中!

1993.12.17  COVERDALE・PAGE

2014年07月23日 04時44分00秒 | 90年代の回顧録
国立代々木競技場第一体育館(代々木オリンピックプール)

北・1階D 3列8番他 18:00会場19:00開演 ¥7000 by Mr.Rapport & Mr.UNIVERSE

David Coverdale(Vocals)
Jimmy Page(Guitar)
Denny Carmassi(Drums)
Guy Pratt(Bass)
Brett Tuggle(Keybords/Synthesizer)

《Set List》
1.Absolution Blues
2.Slide It In(Whitesnake)
3.Rock and Roll(Led Zeppelin)
4.Over Now
5.Kashmir(Led Zeppelin)
6.Pride and joy
7.Take a Look at Youeself
8.Take Me for a Little While
9.In My Time of Dying(Blind Willie Johnson)
10.Here I Go Again(Whitesnake)
11.White Summer(Led Zeppelin)
12.Black Mountain Side(Led Zeppelin)
13.Don`t Leave Me This Way
14.Shake My Tree
(Encore)
15.Still of the Night(Whitesnake)
16.Black Dog(Led Zeppelin)
17.Feeling Hot

ラ?/span>:よくよく考えてみると、いわゆる三大ギタリスト――クラプトン&ベック&ペイジは、全部、ユニさんと観に行っているんだよね。それで、今回はCOVERDALE・PAGE。何てったって、元ZEPのギタリストと元DP&白蛇のシンガーがコラボしたわけだから、これはオイラにとっても大変な事件だったわけだ。そして、もっとも気になったのが当日のセットリスト。ZEPの曲と白蛇の曲は、やるのは間違いないと思っていたけど、何が演奏されるかはまったくわからない。可能性が限りなくゼロに近いけど、ひょっとしたらDPのナンバーも演奏されるかもしれない……みたいな期待感がホンの少しあったのも事実。まあ、パープルの曲は無理でも、せめてZEPの「アキレス」「Since I've Been Loving You」「カシミール」の三曲だけは切望していた。なんといっても、この三曲はりんごのZEPカウントダウンにおけるオイラのベスト3だからね。白蛇からのナンバーは正直、あまり期待していなかったよ。というか、どうせ、オイラの好きな初期の曲はやらないだろうと踏んでいたから(笑)。

ユニ:「三大ギタリスト」は、確かにそう。しかし皆“イレギュラーな形式”の日本公演というのが面白い。78年のジェフ・ベック&スタンリー・クラークは文字通り当時はレコードで共演した2人のバトル、95年のクラプトンは、ブルース・ナンバーばかりで「レイラ」でさえアコースティック・ギターで演ったくらい。ついでに言えば、いづれも貴兄と行った88年のミック・ジャガーも最初で最後のソロ・コンサートで初の海外アーチストの東京ドーム公演。(美空ひばりに次いで2人目))93年9月のメ[ル・ロジャースもブルース中心のコンサート。だが、それぞれ好演といえるものばかりだった。さて今回は、ZEP再結成が不可能なら“せめてジミー・ペイジのギターでZEPナンバーを聴きたい!”というファンが大勢を占めていたのだから、ZEPナンバーでの盛り上がりは予想通り凄かった。デビカバのファンも大勢いたのだろうが、完全に脇役だったのは仕方ない。けっしてデビカバが不調だったわけではない。声は、意外に絶好調。ただ高音の領域が余りに高すぎて不安定。You Tubeで当時のライブを改めて観る(聴く)と、声は出ているがハイトーンの部分は、“ボールは時速160㎞の剛球を投げるがコントロールの効かないメジャーのピッチャー”のようだ。同年のメ[ル・ロジャース公演での彼の“声”が余りに素晴らしかったのでどうしても比較してしまう。

ラ?/span>:比較してしまうといえば、このコンサートの一週間前だか10日前に、同じ会場でディープ・パープルを観たのだけれど、演奏はそっちのほうが断然素晴らしかったよ。リッチーが抜けて、ジョー・サトリアーニが加わった、半ば応急処置的なライブだったけど、各自、本当にいい仕事をしていた。それに比べると、今回はメンバー全員に言えることなんだけど、なんか演奏がガサツなんだよな。テクニック的にもパープルのメンバーに比べると明らかに劣る。ひと言で言ってしまうとB級。だから、ジミー・ペイジのギターも「すごい」とか「うまい」というよりも、「ああ、ジミーが弾いている。目の前にジミーがいる」という感じで、ギタープレイそのものに魅了される……ということはなかったように記憶している。まあ、ジミー・ペイジは元々そんなにテクニシャンではないんだけど(笑)。音もずいぶんと割れているような気がしたし、ドラムもバタバタ、ベースも不快な地響き音。事前のリハでキチンとサウンド・チェックをやったのかと言いたくなる。話題先行のバッド・ライブの典型かもしれないね。ちょっと、辛口になってしまったけど、これが本音。いずれにしても、バックのメンバーは再考の余地があったと思う。ドラムスにサイモン・フィリップス、キーボードにドン・エイリーみたいな、サメ[トをやらせたら当代一流のグルーバル・プロフェッショナルを起用すべきだったというのが個人的な意見。

ユニ:話題先行は、仕方ないね。大多数は、ジミー・ペイジのギターを観に来たわけだから。2人に隠れて全く記憶に無いが、元モントローズ・ガンマ・ハートのドラムのデニー・カーマッシの存在もあったのだが、印象は薄かった。結果的に「Rock and Roll」と「Black Dog」が沸点というわけ。しかし、目の前でZEPを演奏するジミー・ペイジのギターが聴けた、という事実は変わらないので、それだけで行った価値はあるというコンサートかな。2007年のZEP再結成のコンサートには2500万人分の2万人が当選し、オークションのペアチケットに1900万円の値が付いた事を考えれば「一人ZEP」でも高くは無い買い物だった。“話題先行”であれ体験できたということは貴重だった。という結論ですハイ。

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第29回「CHICAGO(シカゴ)」

2014年07月22日 04時37分00秒 | アーカイブス:輸入盤店・中古盤店
 “中古レコード”が全盛期だった頃、池袋西口と西新宿にあった。池袋の方は、シャボン舞う魅惑的なお店が軒を連ねる「ロマンス通り」を抜けた先にあった。
 一方新宿の方は小滝橋通り沿いにあり、今では面影がないが、ちょうど↓辺りだったと記憶している。

 どちらの店も、ROCK全般の中古レコードを適正値段で商売する、いわゆる「正統派」だった。
 僕は、西新宿に出向いた際は“巡回ルート”の一環として必ず覗いていたが、池袋の方は、2~3度しか行かなかった。あまりに環境が良過ぎ、そっちの店の誘惑に負けてしまいそうだったから(笑)・・・by akichan!

上が新宿店、下が池袋店


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第28回「ココナッツ・ディスク」

2014年07月20日 06時04分00秒 | アーカイブス:輸入盤店・中古盤店
東京・吉祥寺店&代々木店  by Mr.UNIVERSE

 現役で営業しているアナログ中心の中古盤店である。基本的にオールジャンルを扱う。ロックを中心にブラック&ワールドミュージック、ジャズ、クラシック、日本のャbプスまで多岐にわたる。シングル盤も多い。CDコーナーは失礼ながら質量ともにオマケ的な感じ。吉祥寺店はDVDよりVHSが多いのもマニアック。昔は池袋にもあったが、現在は吉祥寺、代々木、江古田の3店舗のようだ。学生や若者の多い場所に展開しているので価格は良心的である。多少レアなレコードもあるが、5ケタの値段はまず無い。店内も見やすいレイアウトで心地よい。壁にかかっているレコードは、涎を垂らして見るだけの店とは違い、思わずジャケ買いできる価格。自分も1回壁のレコードをジャケ買いしたが、たいした金額ではなかった。レコードも綺麗なビニールに入れられており、帰りに指が真っ黒になるような事はない。10年くらい前には入口に「100円・300円・500円コーナー」がダンボール別にあった。お宝物は少ないが古本屋の店先の「均一コーナー」感覚で楽しめたのだ。残念ながら、このコーナーは無くなってしまった。
 全体的に総花的な取り揃えなので量的には物足りないが、近所にいたら、ちょくちょく通いたくなる店である。代々木店は、少々狭いが、こちらはCDが中々良い品揃え。最近は行っていないが、意外な掘り出し物もある。江古田店と池袋店は、かなり前に1度だけ行って記憶に薄いが広くて感じの良い店であったことは他店と同様である。
 ↓写真は、上が吉祥寺店、その下が代々木店、一番下がレコ袋




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夏の夜のショート・ミステリー

2014年07月18日 05時29分00秒 | 単発コラム
「ジョンとリッチーの対話」 by Mr.Rapport

 リッチー・ブラックモアが寝ていたら、突然、ジョン・ロードの亡霊が現れ、こんな会話に……。
ジョン リッチー、リッチー、起きろよ。ボクだ。ボク。ジョンだよ。
リッチー おお、ジョンじゃないか。久しぶり。いつ、こっちの世界に戻ってきたんだい。あっ、わかった。三回忌だから戻ってきたんだな。
ジョン 違う。違う。実はキミに「良い知らせ」と「悪い知らせ」があってね。
リッチー 「良い知らせ」って何だい?
ジョン 実は向こうの世界でもバンドを結成することになってね。ヴォーカルはロニ・ジェームス・ディオ、ドラムスはコージー・パウエル、ベースはフィル・ライノット、そしてキーボードはボク。
リッチー そいつはいい。なかなかの布陣じゃないか。で、ギタリストは誰だい?
ジョン それがゲイリー・ムーアに頼んだんだけど、ブルース一本で行きたいって言われ、断られてしまってね。
リッチー じゃあ、トミー・ボーリンに声をかけたらどうだい?
ジョン それが奴は向こうの世界でもシャブ漬けで、まともにギターが弾けないんだよ。
リッチー あいつにも困ったもんだな。じゃあ、ランディ・ローズとかメル・ギャレーはどうなのさ?
ジョン それはオレも考えたんだけど、奴らじゃ役不足のような感じがして……。
リッチー そうか……。キミたちもギタリスト探しに難航しているんだなあ。で、もう一つの「悪い知らせ」って何だい?
ジョン そういうことで、リッチー、キミにわれわれのバンドのギタリストになってもらおうと思ってね。こうして迎えに来たんだよ。ほら、あそこでロニーもコージーも待っているよ。    (おしまい)

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「中野サンプラザ解体」

2014年07月15日 04時48分00秒 | 単発コラム
 6月27日・日経新聞記事。「五輪へ中野変身 サンプラザ解体 駅ビルも誕生」

 予想された事だが、老朽化を理由に再開発の波に流されて行くようだ。1973年に出来たので、気がつけば当たり前の施設であった。“元・地元で馴染みのあるシンボル的施設が無くなる”というのは一抹の寂しさもある。何回かコンサートにも行ったし、チケットも買ったし。しかし、“中野のシンボルで老朽化が進行”というのは、中野ブロードウェイの方が深刻だろう。1966年だからね、開業が。居住施設には、ジュリーや青島幸男が住んでいたことがあって有名だが、自分の知人も住んでいて1回お邪魔したことがある。屋上は庭園だしプールもある。当時は、高級マンションだっただろうね。今やサブカルの聖地といわれているが、こっちの解体の方がマスコミが大騒ぎするするだろうね。・・・by Mr.UNIVERSE

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFE2304G_T20C14A6000000/


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