厚生年金会館 by Mr.Rapport
座席 一回席のほぼ中央。かなり後方
メンバー
Jan Akkerman(G.)
Thijs Van Leer(Key&Flute&Vo.)
Bert Ruiter(B.)
Colin Allen (Ds.)
《セットリスト》
Focus Ⅲ
Answers? Questions! Questions? Answers!
Focus Ⅱ
Sylvia
Harem Scarem
House of the King
Birth
Tommy
Hamburger Concerto
Encore
Hocus Pocus
Hamburger Concerto Jam
この来日公演が行われたのは、自分が高校二年・16歳のとき。
当時の自分はHR一辺唐ナ、プログレはほとんど聴いていなかった。いや、まったく聴いていなかった……といったほうが正しいだろう。フォーカスもHocus Pocus(悪魔の呪文)という曲しか知らなかった。
その自分がなぜフォーカスの公演を観に行ったのか。
その理由を挙げると、以下のようになる。
●プログレ大好きのクラスメートの女の子から誘われたから。ちなみに、その子は「悦ちゃん」といって、ちょっぴり可愛くて、おっぱいが大きかった(おお、久々、エッチなおじさんの登場だ)。
●一曲しか知らなかったけど、Hocus Pocus(悪魔の呪文)という曲が大好きで、HRとしても格好よくて、生で聴いてみたかったから。
●ヤン・アッカーマンというギタリストが凄腕で、ジミ・ヘンやリッチー・ブラックモアのように、ライブではギター・クラッシュするという噂がまことしやかにささやかれていたから(後年、誰かがでっち上げたデマであることが判明)。
今、思うと、実に軽薄といおうか短絡的な参戦動機である。
そのせいかどうかは知らないが、バチが当たってしまった。梅雨の時期に大食したツケがまわってきたのだろう。公演の前日から、食当たりを起こしてしまったのである。嘔吐と下痢を繰り返し、熱は38度以上。
「どうしよう。フォーカス観に行けるだろうか。悦ちゃんのボインを拝めるだろうか」
そういいながら、ほうほうのていで公演会場にたどり着いた記憶がある。
さて、肝心のコンサートの中味だが、メンバー各々の演奏水準は極めて高く、テク、センスとも申し分なし。
クラシックとジャズの要素が微妙に溶けあったアンサンブルが絶品で、その「壮絶さ」と「緊張感」はライブでしか味わえない魅力。
と言いたいところだが、それに気づいたのは、後年、プログレを本格的に聴くようになってから。
正直に言うと、短絡的な参戦動機に食当たりが加わったせいか、Hocus Pocus以外、聴いたことがなかったせいか、ほとんど記憶に残っていない。今でこそ、身を乗り出して観る(聴く)であろうインプロヴィゼーションの醍醐味すら理解できず、「一曲一曲が長いんだよ」「退屈するなあ」というのが、このときの本音。やはり、勉強不足の16歳の少年にとって、この公演はハードルが高すぎたのかもしれない。
当時、注目されていたヤン・アッカーマンもそれほど印象に残っていない。超絶プレイを見せつけてくれたのかもしれないが、終始、物静かだったように記憶している。
それに比べると、存在感を感じたのはタイス・ヴァン・レアーのほう。ハモンド、ピアノ、ムーグ、メロトロンとありとあらゆるキーボードは弾きまくるわ、フルートは吹くは、歌も歌うは、挙句の果てにヨーデルを口ずさむはの大忙し。
それにしても、運命のいたずらを感じる。
管理人さんのご厚情で「プログレ放浪聴」を書かせてもらっている自分が、こんなリモオか書けないなんて情けない。
なんで、あの時分にフォーカスを観に行ったのだろう。
勉強不足がまことに悔やまれる。
ああ、あのころにタイムスリップできないものだろうか。
もう一度、あのときの公演を生で観たい。
インプロヴィゼーションの本来の意義というものを存分に体感したい。
そして、可能なかぎり、それらを脳にインプットしたい。
ついでに、悦ちゃんのおっぱいも揉みしだきたい。
(マジに悦ちゃん、どうしているかなあ。もう、完全にいい歳のおばさんだよなあ。完全におっぱい垂れているよなあ)。
(おしまい)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/4c/9bbb3d7e14ef29702a07471b34a4dfeb.jpg)
追伸
ちなみに、↓が今のタイス・ヴァン・レアー。
笑わないで観てくださいね。
https://www.youtube.com/watch?v=LW6v-mqo17Q
座席 一回席のほぼ中央。かなり後方
メンバー
Jan Akkerman(G.)
Thijs Van Leer(Key&Flute&Vo.)
Bert Ruiter(B.)
Colin Allen (Ds.)
《セットリスト》
Focus Ⅲ
Answers? Questions! Questions? Answers!
Focus Ⅱ
Sylvia
Harem Scarem
House of the King
Birth
Tommy
Hamburger Concerto
Encore
Hocus Pocus
Hamburger Concerto Jam
この来日公演が行われたのは、自分が高校二年・16歳のとき。
当時の自分はHR一辺唐ナ、プログレはほとんど聴いていなかった。いや、まったく聴いていなかった……といったほうが正しいだろう。フォーカスもHocus Pocus(悪魔の呪文)という曲しか知らなかった。
その自分がなぜフォーカスの公演を観に行ったのか。
その理由を挙げると、以下のようになる。
●プログレ大好きのクラスメートの女の子から誘われたから。ちなみに、その子は「悦ちゃん」といって、ちょっぴり可愛くて、おっぱいが大きかった(おお、久々、エッチなおじさんの登場だ)。
●一曲しか知らなかったけど、Hocus Pocus(悪魔の呪文)という曲が大好きで、HRとしても格好よくて、生で聴いてみたかったから。
●ヤン・アッカーマンというギタリストが凄腕で、ジミ・ヘンやリッチー・ブラックモアのように、ライブではギター・クラッシュするという噂がまことしやかにささやかれていたから(後年、誰かがでっち上げたデマであることが判明)。
今、思うと、実に軽薄といおうか短絡的な参戦動機である。
そのせいかどうかは知らないが、バチが当たってしまった。梅雨の時期に大食したツケがまわってきたのだろう。公演の前日から、食当たりを起こしてしまったのである。嘔吐と下痢を繰り返し、熱は38度以上。
「どうしよう。フォーカス観に行けるだろうか。悦ちゃんのボインを拝めるだろうか」
そういいながら、ほうほうのていで公演会場にたどり着いた記憶がある。
さて、肝心のコンサートの中味だが、メンバー各々の演奏水準は極めて高く、テク、センスとも申し分なし。
クラシックとジャズの要素が微妙に溶けあったアンサンブルが絶品で、その「壮絶さ」と「緊張感」はライブでしか味わえない魅力。
と言いたいところだが、それに気づいたのは、後年、プログレを本格的に聴くようになってから。
正直に言うと、短絡的な参戦動機に食当たりが加わったせいか、Hocus Pocus以外、聴いたことがなかったせいか、ほとんど記憶に残っていない。今でこそ、身を乗り出して観る(聴く)であろうインプロヴィゼーションの醍醐味すら理解できず、「一曲一曲が長いんだよ」「退屈するなあ」というのが、このときの本音。やはり、勉強不足の16歳の少年にとって、この公演はハードルが高すぎたのかもしれない。
当時、注目されていたヤン・アッカーマンもそれほど印象に残っていない。超絶プレイを見せつけてくれたのかもしれないが、終始、物静かだったように記憶している。
それに比べると、存在感を感じたのはタイス・ヴァン・レアーのほう。ハモンド、ピアノ、ムーグ、メロトロンとありとあらゆるキーボードは弾きまくるわ、フルートは吹くは、歌も歌うは、挙句の果てにヨーデルを口ずさむはの大忙し。
それにしても、運命のいたずらを感じる。
管理人さんのご厚情で「プログレ放浪聴」を書かせてもらっている自分が、こんなリモオか書けないなんて情けない。
なんで、あの時分にフォーカスを観に行ったのだろう。
勉強不足がまことに悔やまれる。
ああ、あのころにタイムスリップできないものだろうか。
もう一度、あのときの公演を生で観たい。
インプロヴィゼーションの本来の意義というものを存分に体感したい。
そして、可能なかぎり、それらを脳にインプットしたい。
ついでに、悦ちゃんのおっぱいも揉みしだきたい。
(マジに悦ちゃん、どうしているかなあ。もう、完全にいい歳のおばさんだよなあ。完全におっぱい垂れているよなあ)。
(おしまい)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/4c/9bbb3d7e14ef29702a07471b34a4dfeb.jpg)
追伸
ちなみに、↓が今のタイス・ヴァン・レアー。
笑わないで観てくださいね。
https://www.youtube.com/watch?v=LW6v-mqo17Q