みんなのライヴ・ブログ

行ったつもりのリクエスト「おうち DE apple-cart」。毎日朝5時に1曲、全力更新中!

<ケイペイの短期集中参戦記>

2016年04月10日 06時13分00秒 | 90年代の回顧録
1980 年 RAINBOW から始まったケイペイの参戦記録を紐解いてみると年平均 5 アーティストの公演に参戦していることが判明。
大体 2 ~ 3 ヶ月に 1 アーティストって感じが多かったが、1995 年だけはギュッと詰った参戦に!
なんと 11 月の前半だけで 3 アーティストと異例中の異例!(えっ、少ないって言ってる人だれ?)
まさかそんな経験してたとは(まるで他人事)(笑)
ジャンルもすべて ROCK ! これで会場がみんな同じだったらもっと面白かったのに。
さてさて、それではその中身とやらを存分に掻い摘んでご報告~~~(≧∇≦)
by kazypaicy

とっかかりは「VAN HALEN」
1995.11.01(wed)
~ BALANCE TOUR ~ 日本武道館 2 階スタンド 南 W列 3 番


<セットリスト>
1:Right Now
2:Big Fat Money
3:Eagles Fly
4:Feelin'
5:You Really Got Me [The Kinks]
6:Ain't Talkin' 'Bout Love
7:There's Only One Way to Rock
8:Jump
9:Can't Stop Lovin'
10:Top of the World
11:Why Can't This Be Love
12:The Seventh Seal
13Not Enough
14Mine All Mine
15:Best of Both Worlds
Dreams
アンコール:
16:Poundcake
17:Runaround

これは参戦したくてしたんじゃなく、この後控えてたレインボー再結成公演まで何も観ないってのはどうかなって。。急に思い立ってチケットを買った記憶が(笑)
全米 1 位を獲得し、セールス的に成功したアルバム「BALANCE」を引っ提げてのツアー

そんなアルバムでしたが、好んで聴いてはいなかった事が仇となったか。。
89 年の東京ドーム公演と比べるといまいちノレない自分がいました(ははは)
でも安心してください!エディのギタ・ーソロはメチャカッコ良かったですよ!
そうそう。ちなみにこの時の座席は武道館参戦記録上、一番遠い席でした(笑)
この後 1998 年、Vo にゲイリー・シェローンを迎えての来日では一曲目に「You Really Got Me」を持ってきて、めちゃ感激のオープニングでした!



次にその 10 日後
1995.11.11(sat)
~RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW STRANGER IN US ALL WORLD TOUR~代々木OP 2 階スタンド 南 E-C列 3 番


<セットリスト>
~Over The Rainbow~
1:Spotlight Kid
2:Too Late For Tears
3:Long Live Rock'n'roll
4:Hunting Humans
5:Wolf To The Moon
6:Difficult To Cure
7:Keyboard Solo
8:Still I'm Sad
9:Man On The Silver Mountain
10:Temple Of The King
11:Black Masquerade
12:Guitar Solo
13:Ariel
14:Since You Been Gone
15:Perfect Strangers
16:Hall Of The Mountain King
アンコール
17:Burn
18:Over The Rainbow

1985 年 DP 再結成来日で派手なギタークラッシュを披露してくれたリッチー。
1991 年にはジョーを Vo に迎えての来日。この時は微動だにせず観る側は不完全燃焼(笑)
1993 年ギラン復活でファン待望の来日公演??のはずだったが...御大ドタキャンを、会場に到着してから知ったオーディエンスは多かったはず。
あれから 4 年。満を持しての RB 再結成でどんなパフォーマンスが観られることやら
楽しみにしていたライブにワクワクドキドキ!
でもね、正直言って殆ど覚えていないんですよ~(ははは)
今思えば、何かに参戦記録を残しておけば良かった。
セトリを調べてみるとなんと!アンコールで「BURN」演ったんだ(観てたんちゃうんか!)
悔しいのは翌 12 日のセットリストで、あちゃー!って感じ(笑)
オーディエンスもまた歳を重ねつつ狂喜乱舞した 2 DAYS だったんですね。
そういえばこのツアーにキャンディスが同行してたのを、後々パンフを見返して知り得た私でした。



そしてその更に 3 日後
1995.11.14(tue)
~EAGLES HELL FREEZES OVER TOUR~東京ドーム 3 塁側 1 階 17 列 330 番



<セットリスト>
1:Hotel California
2:Victim of Love
3:Love Will Keep Us Alive
4:The Heart of the Matter
5:The Boys of Summer
6:You Belong to the City
7:Dirty Laundry
8:Funk #49 [James Gang]
9:All She Wants to Do Is Dance
10:Life's Been Good
11:Tequila Sunrise
12:Help Me Thru the Night
13:Wasted Time
14:New Kid In Town
15:The Girl From Yesterday
16:Pretty Maids All in a Row
17:Ordinary Average Guy
18:I Can't Tell You Why
19:One Of These Nights
20:Lyin' Eyes
21:Heartache Tonight
22:Life In The Fast Lane
アンコール #1:
23:Get Over It
24:Rocky Mountain Way
アンコール #2:
25:Already Gone
26:Desperado
アンコール #3:
27:Take It Easy

3 度目の来日で初参戦! RB よりもむしろこっちが本命の参戦(笑)
定刻どおりだったか、一曲目から「Hotel California」で鳥肌もの。。
フロントにズラリと並んだ 4 人。美しいハーモニーとジョー・ウォルシュとドン・フェルダーの円熟味の鰍ッ合い
テクニカルではないけれど確実にリズムを刻み歌うドンヘンリー。それとは対照的なハイトーンヴォイスで歌うティモシー・B・シュミット
そしてアコギが良く似合ってた今は亡きグレン・フライ...
メンバー各々のソロ曲やら往年の代表曲、もちろん「HELL FREEZES OVER」からの楽曲等々
3 回にも及ぶアンコールを含め全 27 曲のロングランいや長丁場。3時間は越えていたような気がします。
この後 2 度来日公演を果たしている彼ら。もう観る事も無いのかと思うと残念至極。
改めてグレン・フライの功績を称えつつ、謹んでご冥福をお祈りいたします(-人-)


今ではこんな体験したくても出来ず寂しい我が身(笑)
1995 年と言えば、同じ会社内のレコード( CD )ショップから楽器ショップに異動した年。
それと自宅マンションを購入した年と、非常に思い入れの深い年でありました。
もし、このライブに参戦した方がいらっしゃいましたら
当時のエピソードなどを、ぜひともコメントいただきたく存じま~す♪

※ワイナリードッグス参戦したいなぁ...(⌒▽⌒;
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1994.01.19 JAY GRAYDON BAND

2016年01月20日 06時48分00秒 | 90年代の回顧録
Jay Graydon(ジェイ・グレイドン)
この名前を初めて聞いた(知った)のは大学3年の頃
一枚のアルバムを友人に勧められたのがきっかけでした。
80年代の音楽シーンで、所謂`AOR(Album-Oriented RockまたはAdult-oriented Rock)`の名盤である
「Airplay(邦題:ロマンティック)」
名うてのミュージシャン達が参加し、音数に溢れた楽曲で構成された傑作中の傑作!
そのアルバムを手鰍ッたプロデューサーであると同時にギタリストでもあり
共同制作にあたった‘デヴィッド・フォスター’と共に時代を駆け巡った超売れっ子アーティスト!
そのジェイ・グレイドンが1994年1月に来日した際に参戦したコンサートを回顧します。
とは言え、内容的には正直思い出せそうもありませんので(笑)
セットリストは既発となってるDVDからのコピペという事にてお許しを~!

そもそも、うちの女房が根っからのデヴィッド・フォスターファンということもあり
エアプレイもご多分に漏れず聴きこんでまして...その片割れである彼が満を持して来日!
この機会を逃すまじと、いち早くチケット予約!場所は中野サンプラザで音も良いし
果たしてどんな楽曲をプレイするのだろうと、公演日までが待ち遠しくあったことを覚えてます。

数少ない記憶の中で、彼のプレイは少し上にギターを抱えて
テクニカルでリズミカルなパフォーマンスをしてた事と少~しぷっくらした容姿(笑)
冬真っ只中のライブなのに、会場内は爽やかな風の吹く初夏を思わせるような
そんな雰囲気の中、あっと言う間に時間が経ってましたね♪
しかし20曲って、今思うとこんなに演奏してたんだなって改めて感服します。
最後の‘STANDED’は「Airplay(邦題:ロマンティック)」の一曲目
そして大学時代にサークルの定期コンサートで取り上げた事もある大好きな曲です。
そんな曲で締め括ってくれてとても感動的なライブであったことは言うまでもありません。
そんなこと書いてたら、なんだかDVD欲しくなってきたぞっ(笑)・・・by kazypaicy

<ジェイ・グレイドン バンド JAPAN TOUR `94>
1994年 1月19日(水)18:00開場 18:30開演
於:中野サンプラザホール 1階 30列 32番


1.CRIMINAL(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
2.SATISFACTON(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
3.SHE JUST CAN'T MAKE UP HER MIND(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
4.HOLDIN' ON TO LOVE(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
5.WALK THE WIRE(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
6.AFTER THE LOVE HAS GONE(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
7.FIRST AND LAST(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
8.INSINCERE(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
9.IN THE HEAT OF THE NIGHT(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
10.BABY,BYE BYE(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
11.STEVE PORCARO,BILL CANTOS,JOHN VAN TONGEREN,KEYBOARD SOLO(スティーヴ・メ[カロ)
12.WHEN YOU LOOK IN MY EYES(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
13.ROXANN(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
14.NOTHIN' YOU CAN DO ABOUT IT(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
15.BAND INTRO(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
16.TURN YOUR LOVE AROUND(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
17.PAT MASTELOTTO DRUM SOLO and KENJI SANO BASS SOLO(Pat Mastelotto)
18.SHOW ME THE MAGIC(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
19.PAMELA(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)
20.STANDED(ジェイ・グレイドン・オールスターズ)

<メンバー>

JAY GRAYDON : GUITAR. VOCALS
BILL CHAMPLIN : VOCALS, B3 ORGAN, GUITAR (シカゴ)
STEVE PORCARO : KEYBOARDS (TOTO)
JOSEPH WILLIAMS : KEYBOARDS, VOCALS (ex TOTO)
KENJI SANO : BASS, VOCALS (カラパナ)
SHERWOOD BALL : GUITAR, VOCALS
BILL CANTOS : KEYBOARDS, VOCALS
JOHN VAN TONGEREN : KEYBOARDS
PAT MASTELOTTO : DRUMS (キング・クリムゾン)

後記:このエアプレイを私に教えてくれた友人は
   2010年5月に癌(大腸がん)により他界。享年49歳でした。
コメント (3)
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1990.05.16 MOTLEY CRUE

2015年02月12日 04時32分00秒 | 90年代の回顧録
1980年代、一世を風靡したL.Aメタル
その中の代表格「MOTLEY CRUE」が、ファイナルツアーと銘打って来日!
Dokken、Cinderella、L.A Guns、Ratt、Poison、Winger etc...
数あるL.Aメタルバンドの中で、レジェンド的存在のMOTLEY CRUE
1981年デビュー以来、度重なるメンバーチェンジにも決してブレることなく走り続けてきた4人。
その活動にピリオドを打つと宣言して遂に日本上陸!本当に見納めなのぉ~?あぁ~、観に行きてぇ~!!

モトリーは過去に2度、1990年と2005年に参戦してますが
今回は1990年の「Dr. Feelgood Tour」を回顧してみる事に。

初の全米1位を獲得した5枚目のアルバム「Dr. Feelgood」を引っさげての来日はこの時で3度目。
武道館西スタンドで、角度的には難アリでしたが1階なのでステージは近い。
セットリスト見つけてみました(たぶん合ってるかと)(笑)
アルバムの中でタイトル曲同様大好きなこの曲‘Kickstart My Heart’で幕開け!
そしてタイトル曲で締めて、最後の最後はE・プレスリーのカバー‘Jailhouse Rock’まで
新旧織り交ぜての選曲に酔いしれ、時にはコーラスのセクシー姉ちゃんに目を奪われ
ニッキー、ミック、ヴィンスそしてトミー4人のパフォーマンスに拍手喝采!
ただ、トミー・リーのパフォーマンス機材が日本ではNGだったのがちょっと残念。
その代わりにトミーさん、おケツ丸出しの‘出ケツ’大サービス(笑)感動の一夜となりました!!

1990.05.16(水)日本武道館 1階 西 J列 34番
~Set List~
1. Kickstart My Heart
2. Red Hot
3. Rattlesnake Shake
4. Too Young to Fall in Love
5. Shout at the Devil
6. Live Wire
7. Same Ol' Situation (S.O.S.)
8. Slice of Your Pie
9. Guitar Solo
10. Drum Solo
11. Looks That Kill
12. Don't Go Away Mad (Just Go Away)
13. Smokin' in the Boys' Room (Brownsville Station cover)
14. Without You
15. Wild Side
16. Girls, Girls, Girls
17. Home Sweet Home
18. Dr. Feelgood
19. Jailhouse Rock (Elvis Presley cover)

<この後のモトリー足跡>
1992年 ヴィンス・ニールが解雇 後任のヴォーカリストにThe Screamnoジョン・コラビが加入
1999年 トミー・リー正式脱退 後任にオジー・オズボーン・バンドでプレイしていたランディ・カスティロが加入
    加入後カスティロが緊急入院。その時「癌」と診断される(ツアーサメ[トドラマーにはサマンサ・マロニーが帯同)
2000年 7度目の来日 地方の小ホールでも公演しファン垂涎のツアーでもあった。
2002年 3月治療の甲斐なく、カスティロが他界。サマンサ・マロニーが正式ドラマーに。
2003年 ニッキー・シックスが新プロジェクトを開始した為、バンドはほぼ解散状態
    しかしニッキーは12月に新プロジェクトを脱退
2004年 トミーリーが復帰 2005年2月に3枚目のベストアルバム‘Red White&Crue'をリリース
    元に戻った4人で11月に8度目の来日を果たす。
2008年 およそ11年ぶりとなる9thアルバム‘Saints Of Los Angeles’をリリース全米チャート最高4位に。
    LOUD PARK meets CRUE FESTで来日
2011年 結成30周年を迎え10度目の来日公演を行った
2014年 1月に「7月からスタートするライブツアーをもって<活動停止>する」との正式発表
    今回来日公演の運びとなりました。
・・・by kazypaicy

※ウィキペディアを参考にしました

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1992.09.19 EMERSON,LAKE & PALMER

2014年10月18日 06時11分00秒 | 90年代の回顧録
東京:渋谷公会堂 by akichan!

Keith Emerson(Key)
Greg Lake(Vo.B)
Carl Palmer(Ds)

《セットリスト・・・たぶん》
・Karn Evil 9:1st Impression,Part 2
・Tarkus
・Knife Edge
・Paper Blood
・Black Moon
・Close To Home
・Creole Dance
・From The Beginning
・Still You Turn Me On
・Lucky Man
・Honky Tonk Train Blues
・Romeo And Juliet
・Pirates
・Pictures At An Exhibition
Encore~
・Fanfare For The Common Man
・America
・Rondo

誠に申し訳ない!ほとんど記憶に残ってなかったので、今まで躊躇しておりましたが、“こーゆー報告もアリですよ”のこれも一つの例と思いupしました。

唯一記憶に残っていること・・・それは、2曲目の「タルカス」でのグレッグ。♪ドゥルル・ドゥルル・・・って、始まってすぐのベースを弾き始めた途端にプレイをストップ。
“あれれ~何か間違えちゃったの??”と思って見ていたら、何も無かったかのように最初からもう一回やり直してました。

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1993.12.17  COVERDALE・PAGE

2014年07月23日 04時44分00秒 | 90年代の回顧録
国立代々木競技場第一体育館(代々木オリンピックプール)

北・1階D 3列8番他 18:00会場19:00開演 ¥7000 by Mr.Rapport & Mr.UNIVERSE

David Coverdale(Vocals)
Jimmy Page(Guitar)
Denny Carmassi(Drums)
Guy Pratt(Bass)
Brett Tuggle(Keybords/Synthesizer)

《Set List》
1.Absolution Blues
2.Slide It In(Whitesnake)
3.Rock and Roll(Led Zeppelin)
4.Over Now
5.Kashmir(Led Zeppelin)
6.Pride and joy
7.Take a Look at Youeself
8.Take Me for a Little While
9.In My Time of Dying(Blind Willie Johnson)
10.Here I Go Again(Whitesnake)
11.White Summer(Led Zeppelin)
12.Black Mountain Side(Led Zeppelin)
13.Don`t Leave Me This Way
14.Shake My Tree
(Encore)
15.Still of the Night(Whitesnake)
16.Black Dog(Led Zeppelin)
17.Feeling Hot

ラ?/span>:よくよく考えてみると、いわゆる三大ギタリスト――クラプトン&ベック&ペイジは、全部、ユニさんと観に行っているんだよね。それで、今回はCOVERDALE・PAGE。何てったって、元ZEPのギタリストと元DP&白蛇のシンガーがコラボしたわけだから、これはオイラにとっても大変な事件だったわけだ。そして、もっとも気になったのが当日のセットリスト。ZEPの曲と白蛇の曲は、やるのは間違いないと思っていたけど、何が演奏されるかはまったくわからない。可能性が限りなくゼロに近いけど、ひょっとしたらDPのナンバーも演奏されるかもしれない……みたいな期待感がホンの少しあったのも事実。まあ、パープルの曲は無理でも、せめてZEPの「アキレス」「Since I've Been Loving You」「カシミール」の三曲だけは切望していた。なんといっても、この三曲はりんごのZEPカウントダウンにおけるオイラのベスト3だからね。白蛇からのナンバーは正直、あまり期待していなかったよ。というか、どうせ、オイラの好きな初期の曲はやらないだろうと踏んでいたから(笑)。

ユニ:「三大ギタリスト」は、確かにそう。しかし皆“イレギュラーな形式”の日本公演というのが面白い。78年のジェフ・ベック&スタンリー・クラークは文字通り当時はレコードで共演した2人のバトル、95年のクラプトンは、ブルース・ナンバーばかりで「レイラ」でさえアコースティック・ギターで演ったくらい。ついでに言えば、いづれも貴兄と行った88年のミック・ジャガーも最初で最後のソロ・コンサートで初の海外アーチストの東京ドーム公演。(美空ひばりに次いで2人目))93年9月のメ[ル・ロジャースもブルース中心のコンサート。だが、それぞれ好演といえるものばかりだった。さて今回は、ZEP再結成が不可能なら“せめてジミー・ペイジのギターでZEPナンバーを聴きたい!”というファンが大勢を占めていたのだから、ZEPナンバーでの盛り上がりは予想通り凄かった。デビカバのファンも大勢いたのだろうが、完全に脇役だったのは仕方ない。けっしてデビカバが不調だったわけではない。声は、意外に絶好調。ただ高音の領域が余りに高すぎて不安定。You Tubeで当時のライブを改めて観る(聴く)と、声は出ているがハイトーンの部分は、“ボールは時速160㎞の剛球を投げるがコントロールの効かないメジャーのピッチャー”のようだ。同年のメ[ル・ロジャース公演での彼の“声”が余りに素晴らしかったのでどうしても比較してしまう。

ラ?/span>:比較してしまうといえば、このコンサートの一週間前だか10日前に、同じ会場でディープ・パープルを観たのだけれど、演奏はそっちのほうが断然素晴らしかったよ。リッチーが抜けて、ジョー・サトリアーニが加わった、半ば応急処置的なライブだったけど、各自、本当にいい仕事をしていた。それに比べると、今回はメンバー全員に言えることなんだけど、なんか演奏がガサツなんだよな。テクニック的にもパープルのメンバーに比べると明らかに劣る。ひと言で言ってしまうとB級。だから、ジミー・ペイジのギターも「すごい」とか「うまい」というよりも、「ああ、ジミーが弾いている。目の前にジミーがいる」という感じで、ギタープレイそのものに魅了される……ということはなかったように記憶している。まあ、ジミー・ペイジは元々そんなにテクニシャンではないんだけど(笑)。音もずいぶんと割れているような気がしたし、ドラムもバタバタ、ベースも不快な地響き音。事前のリハでキチンとサウンド・チェックをやったのかと言いたくなる。話題先行のバッド・ライブの典型かもしれないね。ちょっと、辛口になってしまったけど、これが本音。いずれにしても、バックのメンバーは再考の余地があったと思う。ドラムスにサイモン・フィリップス、キーボードにドン・エイリーみたいな、サメ[トをやらせたら当代一流のグルーバル・プロフェッショナルを起用すべきだったというのが個人的な意見。

ユニ:話題先行は、仕方ないね。大多数は、ジミー・ペイジのギターを観に来たわけだから。2人に隠れて全く記憶に無いが、元モントローズ・ガンマ・ハートのドラムのデニー・カーマッシの存在もあったのだが、印象は薄かった。結果的に「Rock and Roll」と「Black Dog」が沸点というわけ。しかし、目の前でZEPを演奏するジミー・ペイジのギターが聴けた、という事実は変わらないので、それだけで行った価値はあるというコンサートかな。2007年のZEP再結成のコンサートには2500万人分の2万人が当選し、オークションのペアチケットに1900万円の値が付いた事を考えれば「一人ZEP」でも高くは無い買い物だった。“話題先行”であれ体験できたということは貴重だった。という結論ですハイ。

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