みんなのライヴ・ブログ

行ったつもりのリクエスト「おうち DE apple-cart」。毎日朝5時に1曲、全力更新中!

2010.09.23 紫

2013年05月28日 04時43分00秒 | 参戦報告(2000~現在まで)
渋谷 O-EAST by akichan!

Key/ジョージ紫
Dm/宮永英一(チビ)
G/比嘉清正
G/下地行男
Vo/JJ(John Joseph Patterson:新崎裕人)
B/Chris
《演奏曲目》
1.Into The Sun
2.Find Your Way
3.Kaleidoscope Od Love
4.All Our Dreams
5.Why Do You Lie?
6.58
7.And The Address
8.Doomsday
9.Do What You Want
10.On The Edge
11.No Monsters
12.Medley
Starship Rock 'n' Rollers-Just A Rock 'n' Roll Band
-Rock And Roll Nightmare-On Wings Of Love-Free-Devil Woman
13.Mother Nature's Plight
14.I'm On Fire
~Encore
15.Highway Star
16.Double Dealing Woman

 約32年ぶりの新作をひっさげて、本気モード100%の新生紫を観た。
 残念ながらチケット紛失のため座席は正確ではないが、10列目あたりのステージ向かって右側だったと記憶している。
 ステージは新曲メインの前半と、後半は名曲ヒットパレード(結局ニューアルバムは全曲プレイした)。
 JJは、これぞボーカリスト!って風格。パワーもある。最初からこの人だったら良かったのに・・・。だってこの人、“ジョージ紫&マリナー”“HEAVY METAL ARMY”“EASTERN ORBIT”とずっとハードロック畑を歩んで来た人だもん。
 キヨマサのギターは昔から定評があり、今だ健在でうれしーい!。一方当時はストラト担当(リッチー役ってこと)のジジ(下地さん)のギターは、レコードを聴いてもちょっと怪しげだったのだが、それが今回うおーっ!って目を見張るプレイを連発。“カッコいい”ってつい口走ってしまった。でも、やっぱり一番カッコいいのはチビさんだよ。
 ステージ後半の最大の聴きものは、往年のヒットメドレー。でも、名曲「Double Dealing Woman」はプレイしなかった。そんな心配はご無用なことはわかってた。絶対にアンコールでプレイしてくれるって。
 案の定アンコールは、「HIghway Star」で盛り上げておいて、そのまま「Double Dealing~」になだれ込んだ。ついに僕も爆発してしまった。
 ステージ終了、メンバーが現れ、お別れの挨拶をしてる中、僕もソデまで出て行ってメンバーとの握手を求めた。
 残念ながら手が届かない・・・と思ったその時、チビさんと目が合ったのだ。チビさんは“おおっ!”って仕草で僕を指さし、両手で握手してくれたんだ。たぶん、若いのに混じって白髪のオヤジがいたから、同世代と見てくれたんだろうな。チビさんの手、柔らかくて熱かったな。
 オレ、チビさんが大好きだから・・・涙出たよ、マジ。

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Mr.UNIVERSの「リンゴ・リメ[ト」

2013年05月27日 05時46分00秒 | ノンジャンル
2013.05.24(金)
 管理人さんの訪問日記と日にちが前後しますが、24日(金)のリメ[ト。
 5月25日(土)は、オフクロの一周忌法要(実際の命日は29日)。
 墓は杉並区だが親父は日帰りがきついから、カミさんと3人で東京へ1泊。当日は晩飯を食べたら何も予定なし→だったら、行くしかない「リンゴ」単独行。
 金曜だから、様々な好みの常連(同人)でカオス状態か?などと思いつつ、それでも新宿ユニオンを5分程度パトロールしてから店に到着したのは20:40PM頃。
 店主から「こういう曜日に来るのは珍しいな」との一言。すでに同人らしきスーツ姿が2人ほどカウンターに(個別に)鎮座。聞こえてくるのはDoors。
 皿回しならぬ、リクエスト入力作業はマーツー女史。まあ、最近の定番光景である意味ホッとしてから、さあ、まず1曲目。
 自分が提供したブツからにしよう。あるかな?あった。Gary Moore「The Messiah Will Comeagein(メシアが再び)」もちろん、ロイ・ブキャナンの名曲(ラモウんゲイリーヴァージョンも“沁みます”)例のBOXに入っているモンタレーのライヴ・ヴァージョン。
 今日は、これ1曲でも良い。と決め打ちしていたナンバー。リンゴの大音量で聴きたかった。
 その後、多少の入れ替わりもあったが、スーツ姿の方々ばかり、滞在中、ヘビメタ、パンク、日本物はほとんどなく、ハードな曲もこのGaryとかSladeくらいで、まあ70年代中心の真っ当なリクエストばかり。
 当然、この場の空気をはずすことはなく“そうきたか、それならこっちも、という無意識の空間のやりとり?が以下のリクエスト群と、かかった曲です。
 お客さんのリクエストだろうが、店主だろうが、店で自分の提供曲がかかるのは嬉しいのは当然ですが、誰かのリクエストのこれも良いな、あとでチェックしとこう、というのもありました、それも収穫。
(自分のリクエストは、アーチストと曲名。その他は、アーチスト&バンド名のみ記載)
Gary Moor「The Messiah Will Come again(Live)」、Los Lovos「What`s Going On(Live)」、Bobby Bland「Tonight`s the Night」、Ronny Spector & The Estreet Band「Say Goodbye to Hollywood」、J.Geils Band「Jus Can`t Stop Me(Live)」、Rolling Stones「Can`t you hear me Knoking」、Jose Feliciano「Golden Lady」、Doobie Brothers「Wheels of Fortune」。
 その他店内に流れていたバンド&アーチスト。
Doors,Donovan,Star,O`Jays,Van Morrison,Don and Dewey,Jeff Beck,los Lovos,Rolling Stones,ゴールデンカップス,Facis,Atomic Forest,Jimi Hendrix,Graham Parker,Nick decaro,Carole King,Linda Ronstadt etc

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訪問日記「其の140」

2013年05月26日 00時15分00秒 | apple-cart 訪問日記
5月25日(土)
 店の前に着いたのはいつも通り19時。以前はもっと早くに店の前に着くように来ていたが、どーせそんなに早くには開くわきゃねぇだろうと、今はだいたいこんな感じで来ている。
 案の定、店主がカンバンを出しているところだった。このままじゃ、店主のケツを見上げながら階段を一緒に上がることになる。それは避けたい!。
 よーし、歩みをもっとゆっくりにしてタイミングを計りながら行こう!。店の鉄扉が開いた頃、一人階段を上がって行く。
 19時半過ぎ、おけらさんご夫妻が入ってきた。“今日あたり来るんじゃないか”って店主が予想してた。
 だけどおけらさん、不思議に思っただろうなあ。だって店内が静かだったから。
 実は、開店から約30分近く店主と二人で話し込んでたもんだから。ためになる話だった。どうもありがとうね、Gさん。
 “実は”がもう一つ。つい二日前の木曜日の夜、乗り換えで「馬喰横山駅」に降りたら、ドア前で真剣に読書中の背の高い男がいるじゃありませんかあ・・・そう、おけらさんにバッタリ遭遇。手を振って挨拶したら気づいてくれた。
 おけらさん、凄い発見をしたらしい。“AKB48が歌う97年前にカチューシャのことを唄ってるんですよ”だって。
 今宵のupset the apple-cartは、そんな深い探求心がもたらしたおけらだんなさんのリク、松井須磨子の「カチューシャの唄」からスタート。
 この事がキッカケで、“和モノ”のリクエストが比較的多かったように感じます。僕も2曲ほどリクしちゃった。
 本当は天地真理の「虹をわたって」が聴きたかったんだけど残念、ストックされて無いんだもんなあ。
 「カチューシャ~」は、さすがに音源の古さを感じると同時に、この曲の後に続く曲とのギャップがどーなんでしょうか・・・なんて考えていた矢先、続いてかかったのはVAN HALEN「Light Up The Sky」じゃん。僕のリクだよ。
 暫くおけら VS akiのリクエスト攻防戦が続いたが、気付けば男2女1のチームが来店(店のブログ参照ね)、宇都宮殿下(ロクスケくんね)も提供ブツ持参で現れたではないか。
 殿下くん、4月5日の“初体験イベント”で僕が挙げた曲に感動してくれたらしい。一生懸命中古CDを探してるそうで探求熱心な人だ、頼もしいぞよ。ギャップは激しいかもしれないけど、オヂサンたちの仲間に入るかい?。
 そう言えば、おけらさんが僕が取っているメモを覗きこんで、“自分のリクエストは赤色で書いてるんですね”な~んて言ってましたが、その赤字で書いてあるメモを見ながら記しますと、僕のリクは以下の通り。
 VAN HALEN「Light Up The Sky」、CACTUS「One Way ...Or Another」、THREE MAN ARMY「Polecat Woman」、BLACK SABBATH「Neon Knights」、JUDAS PRIEST「Diamonds And Rust」、JAMES GANG「Ride The Wind」、ROLLING STONES「Gimme Shelter」、JIMI HENDRIX「Gypsy Eyes」、WINGS「Letting Go」、URIAH HEEP「Sympathy」、キャンディーズ「やさしい悪魔」、ビリー・バンバン「さよならをするために」、IRON MAIDEN「Can I Play With Madness」、FREE「Be My Friends」、SCORPIONS「In Trance」。
店内で鳴っていたいたのは・・・
松井須磨子「カチューシャの唄」、BETTY WRIGHT「Clean Up Woman」、ROLLING STONES「Jiving Sister Funny」「Memo From Turner」、伊藤咲子「乙女のワルツ」、加藤和彦「テレビの海をクルージング」、SUGAR BABE「Down Town」、村松邦男「Band」、URIAH HEEP「July Morning」、ピンク・レディー「Kiss In The Dark」、EPO「土曜の夜はパラダイス」、すかんち「ミスター・ユニバース」←“ハイ・ハイ・ハイ”がT.REXの「Solid Gold Easy Action」ソックリ。これは、殿下が仕鰍ッたんだな。AC/DC「Let These Be Rock」、WHITE STRIPES「Fell In Love With A Girl」、DOORS「Break On Through」、Y.M.O.「Rydeen」。
まあ、ざっとこんなもんでしょう。
次回は、たぶん6月の第二週目の土曜日を予定しております。
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1975.12.15 DEEP PURPLE

2013年05月24日 22時37分00秒 | 70年代の回顧録
日本武道館 by Mr.Rapport
※このリメ[トは私の日記と記憶をたよりに作成したものです。
DEEP PURPLE LIVE IN TOKYO 1975 Dec.15【第三話】

■12月15日(月曜日)
午後7時40分~9時40分頃
◎ Teaser(本当はWild Dog)
Smoke on the water~Georgia on my mind終了後、再び、ジョンがトミーを呼び寄せる。トミーは二度・三度とうなずく。また、叱られているのかな。イアン・ペイスも冷ややかな眼差しでトミーを見ている。トミーよ。いくらグレンと仲が良くても、この二人ににらまれたら、パープルをお払い箱になるぞ。
そんな個人的な不安・緊張感を打ち消すかのようにで、デイブが改めてこう言う。
「新しいギタリストのトミー・ボーリンだ。今度は彼のソロアルバム『ティーザー』。歌うのはもちろんトミーだ」
やがて、Teaserがスタート。スャbトライトはいっせいにトミーに集中。と、そのとき観客の一人が大声で「リッチーーーー」。気持ちはわかるんだけどね。
トミーの歌は可もなければ不可もなしといったところ。でも、この人、鼻声だな。蓄膿症かな。しばらくして、ジョン、イアン、グレンも演奏に加わり、グレンがバック・ヴォーカルを務める。ちょっと待て。またグレンが歌うのか。デイブはなぜ歌わない。なぜ参加しない。それにしても出番が少ないな。キチンと演奏に加われ。
そうこうしているうちにギターソロ。さすが、自分のソロからのナンバーとあって、手抜きはない。やればできるじゃないか。トミー。

◎ I need love
ここで再びデイブが登場。「今度はカムテイストからI need love、それとマシンヘッドからLazy。二曲つづけて演奏しよう。Lazyではミスター・ジョン・ロードとミスター・イアン・ペイスのソロを堪能してもらおう」とコメント。この瞬間、場内はどよめく。そりゃあ、そうだ。Lazyと聞いて冷静になる奴がいたら、そいつはパープルファンじゃない。
そのとき、隣にいたOがオレにこう言う。「そうきたか。オレはこのあたりでYou fool no oneをもってくると思っていたのだが」
Oのコメントに納得。FC幹部さんも中盤でYou fool no oneを演るのではないかと、いっていたなあ。
間もなくして、I need loveがスタート。生で聴くと確かにファンキー。これが新しいパープルの魅力なのかな。やがて、曲の後半、デイブがアカペラでわけのわからないメロディーを口ずさむやいなや……、意外な曲をご披露。

◎ Soldier of Fortune
なんと、突然、Soldier of fortuneを歌い出した。おお、すっかり忘れていたぞ。アルバム「ストーム・ブリンガー」を。こいつはサプライズ。Sにとっては一番のお気に入りの曲らしく、じっくりと聴き惚れている。
しかし、フルで歌うことなく、ワンロールで終了。ジョンに向かって丁寧に頭を下げながら、「ミスター・ジョン・ロード」と、ジョンを紹介。こいつ、意外と礼儀正しいな。リッチーにもそうしていたのかな。

◎ Keyboard solo
ここで有り難かったのは、ようやく着席できたこと。ずっと立ちっぱなしだったもんな。Sの隣にいたYも「足がイテーよ。イテーよ」の連発。「おまえ、サッカー部にいる割にはヤワなんだな」と思わず言ってしまう。
肝心のジョンのソロだが、これがまた長い。それも二期のころと音色がどことなく違う。そういえば、開演前、OがハモンドB-3とかC-3とか、わけのわからないことを言っていたなあ。リング・モジュレーターとやらも使っているのだろうか。
そのうち、オルガンを揺さぶりはじめ、ギュイーンとかシュイーンとかいうものすごい轟音を出し始める。こいつはすごいや。地面まで揺れているぞ。もっとやれ。もっとやれ。
程なくして、バッハのフレーズが登場。「どこかで聴いたことあるなあ」とOが言ってきたので「これはバッハのトッカータとフーガ」とオレがサメ[ト。おお、ベートーヴェンの「エリーゼのために」も弾きだしたぞ。
と、ここで突然、観客が「オオー」と騒ぎ出す。それもそのはず、Woman from Tokyoのフレーズを弾き始めるではないか。ドラムもベースも呼応する。しかし「ひょっとしたら……」という期待感も束の間。演奏はリフだけで終了。
やがて、アルバム「ライブ・イン・ジャパン」のサイドC二曲のイントロを彷彿させるメロディに移行。Lazyの始まりだ。

◎ Lazy~Drum solo
ところが、このLazy。とんだクセモノだった。オープニングのBURNショックに続いてLazyショックに見舞われる。
とにかく演奏が軽い。しかも雑なのだ。これだったら、ジョージ・紫が率いる「紫」の演奏のほうがはるかにいいと思ってしまう。例によってヴォーカルもグレンが最初に歌い、デイブは二番手。最後の頼みとして、デイブのハーモニカの演奏を期待するものの、やっぱりというか、やるわけがない。そして雑な演奏のまま、イアン・ペイスのドラム・ソロへと突入していく。
ここからは、もう完全に、アルバム「ライブ・イン・ジャパン」のサイドB二曲の世界。しかも、場所は同じ武道館(大阪じゃないよ)。
いやー、すさまじい。ほれぼれする。この手数の多さ。この迫力。これが本当のドラム・ソロというやつか。すると、以心伝心でOも次のようにいう。「オレは観たことないけど、こりゃあ、ボンゾよりもすごいかも。それに比べると、リッチーの新しいバンドのドラマーはいまいち冴えないな。レコードだけでは判断できないけど……」。オレもラジオで聴いた限り、Oに同感。
イアンが上半身裸なのもうなずける。これだけ必死になってドラムを叩けば、真冬だろうと汗だっていっぱい出るわな。
ところが、ペイスのソロの最中、思わず不快な気分に陥ってしまった。
なんと、PAの裏でデイブがローディーとじゃれあいながらタバコをふかしているではないか。こいつ何考えているんだ。グレンにばかり歌わせて、ほとんど歌おうとはしない。挙句、タバコか……。
そうこう思ううちに、ようやくドラム・ソロも終了。「イアン・ペイイイイス」とグレンが叫ぶと拍手も倍増。グレンはそのままマイクを握ったまま、何かを喋り出す。

◎ This time around~Owed to G
自分が歌う曲は自分で紹介。ということで、This time around~Owed to Gのスタート。スタジオテイクとは違って、ジョンの奏でる音色はピアノではなくハモンド。
スャbトライトが二人に集中。グレンのソフトで甲高い声が会場中に鳴り響く。
それにしても考えていることは、オレもOもSもYも同じ。誰からともなくこんな言葉が。「カヴァーディールの出番、ホント、少ないな」
そして、こんな会話に進展していく。
「ノドの調子が悪いんじゃないのか」
「ノドの調子が悪ければ、あんなバカ声出さねえだろう」
「そりゃ、そうだな」
「それにしてもグレンが幅をきかせているな。どちらがリード・ヴォーカリストかわかんないな」
「リッチーがいたときも、こんな感じだったのかな?」
「ここまで出番が少ないということはなかったはずだよ」
やがて、Owed to Gへと移行。スャbトはトミーにも当たり出す。うん、トミー。なかなかのプレイだ。いいぞ。その調子だ。新しいパープルはおまえにかかっているんだぞ。そんな激励を飛ばす。そして、エンディングからトミーのソロへと移り、スャbトライトはトミー一人にだけ当たる。

◎ Guitar solo
深夜のラジオ番組で得た情報だが、トミー・ボーリンは手を怪我している。だから、百歩譲ったつもりだが、それにしてもこのソロ・タイムは先ほどのOwed to Gとはうって変わって退屈だ。ギターを弾いているというよりも、ギターとじゃれていると感じ。この人、じゃれるのが本当に好きなんだなあと思う。
そのうち、前半で演奏されたLove Childのフレーズを弾きだす。ああ、こんなフレーズ弾く暇があったら、ビリー・コブハムの「4分円」でも弾いてくれればいいのに……。それでも、選ばれしパープルのギタリスト。ケガさえしていなければ、すさまじいプレイをするんだろうなあ。
PA裏ではまたしてもデイブがタバコをふかしている。「声にいいわけがない。オレは大人になってもタバコだけは絶対に吸わない人間になろう」と強く心に誓う。
そして、ようやくこの退屈なギターのソロタイムが終了。おお、デイブがタバコをもみ消したぞ。久々にステージに登場か。今度は何の曲をやるつもりだろう。

◎ Drifter
聴き覚えがある。Drifterだ。カムテイストのB面一曲目。ようやくデイブが歌い出した。再び、観客は総立ち。自分もOもSもYも奇声を張り上げる。とはいうものの、これといったインプロなし。スタジオ・テイクそのまま。演奏は瞬く間に終了。

◎ You keep on moving
ここでグレンがベースのチューニング。ペイスはノドが渇いたのか、紙コップに入ったドリンクをガブ飲み。ジョンは再びトミーを呼び寄せるものの、今度は二人とも笑っている。「おまえ、やればできるじゃないか」みたいなことを言っているのだろうか。
その間、「ニッャ唐ヘとてもいいところだよ。美しい」みたいなデイブのMC。そして、You keep on movingがスタート。デイブとグレンは仲良く頬をすり合わせ歌い出す。この二人、仲がいいのか悪いのか、わからん。
この曲もこれといったインプロなし。スタジオ・テイクそのまま。強いていえば、オルガンソロが長かったくらい。
腕時計の針に目をやると、午後9時をとうに過ぎている。
「もう一時間半は演奏しているな」とSが言う。いよいよ、次あたりがクロージング・ナンバーかなと思ってしまう。でも、そうだとしたら、クロージングは何を演奏するのだろう。この時間帯を考えれば、Mandrake rootやSpace truckinのようなロング・ヴァージョンの演奏はありえない。じゃあ、何? Burnはもうやったし、いくらなんでもChild in timeはありえないよな。
すると、デイブも「ラスト・ナンバー」とか「ラスト・ソング」とか言い始める。こりゃあ、間違いないな。次がクロージングだ。場内は静まり返る。いや、嵐の前の静けさといったほうがいいだろう。アリーナの前方部分の客の大半は自分たちを含め、ステージに向けて突撃体制に入った。いつでも出撃可能。出遅れたら負けだ。皇国の興廃、この一戦にあり。と、そのとき、デイブが大声でこういななく。
「ストーーーーーーーーーブリガーーーーーーーーーーーーーーーーー」
...to be continued

★★ラモウんからのお知らせ★★
このシリーズは次回で完結しますが、ここで問題。
第二話の予告編でもふれましたが、ラモウんがボインを押し当てられ不条理な錯覚に陥ったとき、ディープ・パープルはいったい何の曲を演奏していたでしょう。
正解者の中から抽選で一名様の方に(ジャンケンを考えています)、「りんご」での暑気払い・もしくは忘年会の折、ラモウんから缶ビール一本、もしくはノン・アルコールビール一本、もしくは中国茶を一杯進呈させていただきます。ラモウんが参加できなかった場合、そのツケはラモノまわすようにマスターに伝えておきます。
締切りは6月1日いっぱい。
回答はコメント欄にお書きください(複数回答もしくは回答の変更は不可)。
なお、回答は次回・最終話の本文で記します。
ヒント → 二者択一だけど、ステージ付近の状況はどちらも同じ。
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新しい枠組みですが

2013年05月23日 23時24分00秒 | 管理者より
 僕はupset the apple-cartを訪問したら「訪問日記」を書くようにしています。
 次回は25日(土)を予定しておりますが、このブログをご覧の方々の中で「リンゴ」を訪問された方がいらっしゃたら、サックリで結構ですのでリクエストした曲目など交えてお知らせ願います。
 「リンゴ・リメ[ト」にて公開させていただます。
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