国立代々木競技場第一体育館(代々木オリンピックプール)
北・1階D 3列8番他 18:00会場19:00開演 ¥7000 by Mr.Rapport & Mr.UNIVERSE
David Coverdale(Vocals)
Jimmy Page(Guitar)
Denny Carmassi(Drums)
Guy Pratt(Bass)
Brett Tuggle(Keybords/Synthesizer)
《Set List》
1.Absolution Blues
2.Slide It In(Whitesnake)
3.Rock and Roll(Led Zeppelin)
4.Over Now
5.Kashmir(Led Zeppelin)
6.Pride and joy
7.Take a Look at Youeself
8.Take Me for a Little While
9.In My Time of Dying(Blind Willie Johnson)
10.Here I Go Again(Whitesnake)
11.White Summer(Led Zeppelin)
12.Black Mountain Side(Led Zeppelin)
13.Don`t Leave Me This Way
14.Shake My Tree
(Encore)
15.Still of the Night(Whitesnake)
16.Black Dog(Led Zeppelin)
17.Feeling Hot
ラ?/span>:よくよく考えてみると、いわゆる三大ギタリスト――クラプトン&ベック&ペイジは、全部、ユニさんと観に行っているんだよね。それで、今回はCOVERDALE・PAGE。何てったって、元ZEPのギタリストと元DP&白蛇のシンガーがコラボしたわけだから、これはオイラにとっても大変な事件だったわけだ。そして、もっとも気になったのが当日のセットリスト。ZEPの曲と白蛇の曲は、やるのは間違いないと思っていたけど、何が演奏されるかはまったくわからない。可能性が限りなくゼロに近いけど、ひょっとしたらDPのナンバーも演奏されるかもしれない……みたいな期待感がホンの少しあったのも事実。まあ、パープルの曲は無理でも、せめてZEPの「アキレス」「Since I've Been Loving You」「カシミール」の三曲だけは切望していた。なんといっても、この三曲はりんごのZEPカウントダウンにおけるオイラのベスト3だからね。白蛇からのナンバーは正直、あまり期待していなかったよ。というか、どうせ、オイラの好きな初期の曲はやらないだろうと踏んでいたから(笑)。
ユニ:「三大ギタリスト」は、確かにそう。しかし皆“イレギュラーな形式”の日本公演というのが面白い。78年のジェフ・ベック&スタンリー・クラークは文字通り当時はレコードで共演した2人のバトル、95年のクラプトンは、ブルース・ナンバーばかりで「レイラ」でさえアコースティック・ギターで演ったくらい。ついでに言えば、いづれも貴兄と行った88年のミック・ジャガーも最初で最後のソロ・コンサートで初の海外アーチストの東京ドーム公演。(美空ひばりに次いで2人目))93年9月のメ[ル・ロジャースもブルース中心のコンサート。だが、それぞれ好演といえるものばかりだった。さて今回は、ZEP再結成が不可能なら“せめてジミー・ペイジのギターでZEPナンバーを聴きたい!”というファンが大勢を占めていたのだから、ZEPナンバーでの盛り上がりは予想通り凄かった。デビカバのファンも大勢いたのだろうが、完全に脇役だったのは仕方ない。けっしてデビカバが不調だったわけではない。声は、意外に絶好調。ただ高音の領域が余りに高すぎて不安定。You Tubeで当時のライブを改めて観る(聴く)と、声は出ているがハイトーンの部分は、“ボールは時速160㎞の剛球を投げるがコントロールの効かないメジャーのピッチャー”のようだ。同年のメ[ル・ロジャース公演での彼の“声”が余りに素晴らしかったのでどうしても比較してしまう。
ラ?/span>:比較してしまうといえば、このコンサートの一週間前だか10日前に、同じ会場でディープ・パープルを観たのだけれど、演奏はそっちのほうが断然素晴らしかったよ。リッチーが抜けて、ジョー・サトリアーニが加わった、半ば応急処置的なライブだったけど、各自、本当にいい仕事をしていた。それに比べると、今回はメンバー全員に言えることなんだけど、なんか演奏がガサツなんだよな。テクニック的にもパープルのメンバーに比べると明らかに劣る。ひと言で言ってしまうとB級。だから、ジミー・ペイジのギターも「すごい」とか「うまい」というよりも、「ああ、ジミーが弾いている。目の前にジミーがいる」という感じで、ギタープレイそのものに魅了される……ということはなかったように記憶している。まあ、ジミー・ペイジは元々そんなにテクニシャンではないんだけど(笑)。音もずいぶんと割れているような気がしたし、ドラムもバタバタ、ベースも不快な地響き音。事前のリハでキチンとサウンド・チェックをやったのかと言いたくなる。話題先行のバッド・ライブの典型かもしれないね。ちょっと、辛口になってしまったけど、これが本音。いずれにしても、バックのメンバーは再考の余地があったと思う。ドラムスにサイモン・フィリップス、キーボードにドン・エイリーみたいな、サメ[トをやらせたら当代一流のグルーバル・プロフェッショナルを起用すべきだったというのが個人的な意見。
ユニ:話題先行は、仕方ないね。大多数は、ジミー・ペイジのギターを観に来たわけだから。2人に隠れて全く記憶に無いが、元モントローズ・ガンマ・ハートのドラムのデニー・カーマッシの存在もあったのだが、印象は薄かった。結果的に「Rock and Roll」と「Black Dog」が沸点というわけ。しかし、目の前でZEPを演奏するジミー・ペイジのギターが聴けた、という事実は変わらないので、それだけで行った価値はあるというコンサートかな。2007年のZEP再結成のコンサートには2500万人分の2万人が当選し、オークションのペアチケットに1900万円の値が付いた事を考えれば「一人ZEP」でも高くは無い買い物だった。“話題先行”であれ体験できたということは貴重だった。という結論ですハイ。
北・1階D 3列8番他 18:00会場19:00開演 ¥7000 by Mr.Rapport & Mr.UNIVERSE
David Coverdale(Vocals)
Jimmy Page(Guitar)
Denny Carmassi(Drums)
Guy Pratt(Bass)
Brett Tuggle(Keybords/Synthesizer)
《Set List》
1.Absolution Blues
2.Slide It In(Whitesnake)
3.Rock and Roll(Led Zeppelin)
4.Over Now
5.Kashmir(Led Zeppelin)
6.Pride and joy
7.Take a Look at Youeself
8.Take Me for a Little While
9.In My Time of Dying(Blind Willie Johnson)
10.Here I Go Again(Whitesnake)
11.White Summer(Led Zeppelin)
12.Black Mountain Side(Led Zeppelin)
13.Don`t Leave Me This Way
14.Shake My Tree
(Encore)
15.Still of the Night(Whitesnake)
16.Black Dog(Led Zeppelin)
17.Feeling Hot
ラ?/span>:よくよく考えてみると、いわゆる三大ギタリスト――クラプトン&ベック&ペイジは、全部、ユニさんと観に行っているんだよね。それで、今回はCOVERDALE・PAGE。何てったって、元ZEPのギタリストと元DP&白蛇のシンガーがコラボしたわけだから、これはオイラにとっても大変な事件だったわけだ。そして、もっとも気になったのが当日のセットリスト。ZEPの曲と白蛇の曲は、やるのは間違いないと思っていたけど、何が演奏されるかはまったくわからない。可能性が限りなくゼロに近いけど、ひょっとしたらDPのナンバーも演奏されるかもしれない……みたいな期待感がホンの少しあったのも事実。まあ、パープルの曲は無理でも、せめてZEPの「アキレス」「Since I've Been Loving You」「カシミール」の三曲だけは切望していた。なんといっても、この三曲はりんごのZEPカウントダウンにおけるオイラのベスト3だからね。白蛇からのナンバーは正直、あまり期待していなかったよ。というか、どうせ、オイラの好きな初期の曲はやらないだろうと踏んでいたから(笑)。
ユニ:「三大ギタリスト」は、確かにそう。しかし皆“イレギュラーな形式”の日本公演というのが面白い。78年のジェフ・ベック&スタンリー・クラークは文字通り当時はレコードで共演した2人のバトル、95年のクラプトンは、ブルース・ナンバーばかりで「レイラ」でさえアコースティック・ギターで演ったくらい。ついでに言えば、いづれも貴兄と行った88年のミック・ジャガーも最初で最後のソロ・コンサートで初の海外アーチストの東京ドーム公演。(美空ひばりに次いで2人目))93年9月のメ[ル・ロジャースもブルース中心のコンサート。だが、それぞれ好演といえるものばかりだった。さて今回は、ZEP再結成が不可能なら“せめてジミー・ペイジのギターでZEPナンバーを聴きたい!”というファンが大勢を占めていたのだから、ZEPナンバーでの盛り上がりは予想通り凄かった。デビカバのファンも大勢いたのだろうが、完全に脇役だったのは仕方ない。けっしてデビカバが不調だったわけではない。声は、意外に絶好調。ただ高音の領域が余りに高すぎて不安定。You Tubeで当時のライブを改めて観る(聴く)と、声は出ているがハイトーンの部分は、“ボールは時速160㎞の剛球を投げるがコントロールの効かないメジャーのピッチャー”のようだ。同年のメ[ル・ロジャース公演での彼の“声”が余りに素晴らしかったのでどうしても比較してしまう。
ラ?/span>:比較してしまうといえば、このコンサートの一週間前だか10日前に、同じ会場でディープ・パープルを観たのだけれど、演奏はそっちのほうが断然素晴らしかったよ。リッチーが抜けて、ジョー・サトリアーニが加わった、半ば応急処置的なライブだったけど、各自、本当にいい仕事をしていた。それに比べると、今回はメンバー全員に言えることなんだけど、なんか演奏がガサツなんだよな。テクニック的にもパープルのメンバーに比べると明らかに劣る。ひと言で言ってしまうとB級。だから、ジミー・ペイジのギターも「すごい」とか「うまい」というよりも、「ああ、ジミーが弾いている。目の前にジミーがいる」という感じで、ギタープレイそのものに魅了される……ということはなかったように記憶している。まあ、ジミー・ペイジは元々そんなにテクニシャンではないんだけど(笑)。音もずいぶんと割れているような気がしたし、ドラムもバタバタ、ベースも不快な地響き音。事前のリハでキチンとサウンド・チェックをやったのかと言いたくなる。話題先行のバッド・ライブの典型かもしれないね。ちょっと、辛口になってしまったけど、これが本音。いずれにしても、バックのメンバーは再考の余地があったと思う。ドラムスにサイモン・フィリップス、キーボードにドン・エイリーみたいな、サメ[トをやらせたら当代一流のグルーバル・プロフェッショナルを起用すべきだったというのが個人的な意見。
ユニ:話題先行は、仕方ないね。大多数は、ジミー・ペイジのギターを観に来たわけだから。2人に隠れて全く記憶に無いが、元モントローズ・ガンマ・ハートのドラムのデニー・カーマッシの存在もあったのだが、印象は薄かった。結果的に「Rock and Roll」と「Black Dog」が沸点というわけ。しかし、目の前でZEPを演奏するジミー・ペイジのギターが聴けた、という事実は変わらないので、それだけで行った価値はあるというコンサートかな。2007年のZEP再結成のコンサートには2500万人分の2万人が当選し、オークションのペアチケットに1900万円の値が付いた事を考えれば「一人ZEP」でも高くは無い買い物だった。“話題先行”であれ体験できたということは貴重だった。という結論ですハイ。