1月24日(土)
本日も、“猟盤”“upset the apple-cart訪問”この2大イベントがメインであることに間違いは無いが、その間に、“鑑賞”やら“用足し”などいろいろと忙しい・・・だから早目に自宅を出発。
“きょうはどんな猟が楽しめるかな~”なんて車内でワクワク感が高まる。
時間的に余裕がある一日のため、まず小一時間ほどティータイムをし、スケジュールの整備に取り鰍ゥる。
結果、猟盤は“茶→吉→池→新”の順と決める。
昼食は猟盤途中で。もちろん“味噌ラーメン”。下調べ無しで偶然見つけた店へ。いずれこのブログで紹介することになるだろうが、これが美味かった!!
だけど・・・ここの店長、どこかで絶対に見たか、それとも会ったことのある人。食べている間中ずっと考えたが、どうしても思い出せなかった。ああ、モヤモヤがつのる。
猟盤途中の池袋にて、ハンズと東武でちょいと用足し。
さらに、腰痛から来る膝の疲労回復のため2度目のお茶休憩へ。
そして最終地“聖地・新宿”へ。
ここでは、いつもの老舗店にて猟盤をする前にやっておかねばならないことがある。もう一つの目的である「長谷部宏の写真で綴る洋楽ロックの肖像」を鑑賞しに。
しかしこれが失敗に終わる。
実は、最初のティータイム時に“最初に観てしまう”か“最後に残す”かで迷った・・・結果、時間調整を兼ね、最後に回したのが仇となってしまったのだ。
6階に到着しエレベーターの扉が開いた途端、眼前には先が見通せないくらいの人だかり。マイクを通した女性の声が響いている。そう、トークショーの真っ最中に行ってしまったのだ。噫無情。
当日17:00~18:30まで、東郷かおる子さん(元ミュージック・ライフ編集長)と長谷部カメラマンによるトーク・イベントとのこと。調べておけば、こんなことにはならなかったのだが・・・。
東郷さんが一人でペラペラと喋っていたのを15分ぐらい聞いて、それで会場を後にした。
そのトークの内容で、印象に残ったのは
・ビートルズ来日とメ[ルの話
・レッド・ツェッペリン来日
・グランド・ファンク・レイルロード伝説の後楽園ライブ
中でも、“ファンの女の子を指さし「あの子がいい」などとレッド・ツェッペリンはケシカラン奴らだ”“でもミュージシャンとしてはちゃんとしてた”発言がおもろかった。
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会場を遠巻きにパチリ。よーく見ると、スクリーンに映っているのは、白蛇時代のデヴィッド・カヴァーデイルだった。
ビームスを出て新宿店舗の最後の猟盤を済ませ、本日の漁獲高は9枚と、なかなかの結果に満足。割引対象との抱き合わせで、枚数の割には出費が抑えられたし。
さて、時は18時50分「リンゴ」へ向かい時間だ。
エレベーターでB2まで降りて地下道をずずーっと進んで、新宿三丁目から地上に上がる。
19時2分前「リンゴ」のビルを仰ぐと、袖カンバン・路上カンバン共にセット済み。珍しく、upset the apple-cartは19時ちょうどにオープンです!
誰かもう来てるのかな?とか、事前に連絡があったヘッドさん、もしかして??とか、想像をたくましくさせながら階段を上がり、店内へ・・・ところが店主一人だった。
本日も“連歌”をする予定だが、この“連歌”が、二週間の間にかなり進化したらしく、誰も客がいないこともあり、店主とそのルール確認を。
“尻取りOK”“言葉遊びOK”と、どんなものでも理由付け出来るならなんでもOKだったものが、現在では、曲に関するもの以外は全て“ノー”になってしまった。
だから、より曲を真剣に聴き、脳みそを最大限に回転させて“何か”を感じ取らねばならないのだ。
これは僕にとっては超難関。なんせ、守備範囲は思いっきり狭いから。
店主、“二人でも出来るから始めよう”と、半ば強引にこの“新・ROCK連歌”を仕鰍ッて来る。
オープニングは
MOTT THE HOOPLE「Born Late '58」。先日観たイアン・ハンターのライブにえらく感動したからだそうな。
んー、何をどう連想して良いやらさっぱりわからん。僕の脳みそが、早くも悲鳴を上げる。焦る・・・。
と、あることが浮かんで来たではないか。タンタンタンタンと小刻みに入る生ピアノが、僕の大好きな曲とつながった。
BAD COMPANY「Run With The Pack」で返す。イントロに入る生ピが似た印象だから。
店主も言っていたが、“自分の感性”コレなんだなと変に納得。理由付けなど何もない“オレはこれを連想した”それでいいんだと思うと、だいぶ気が楽になった。
それともう一つ、同人さんではないお客が来た時点でこのお遊びは終了。これが新ルールなのだ。
店主
AL KOOPER「Where Were You When I Needed You」へ。
この間に、ヘッドさん到着。
僕は、この曲の中間で聴こえたツルツル・キーボードから
RICK WAKEMANを連想
。「Catherine Of Aragon」にする。
来てすぐのヘッドさんに順番が回り、
MIKE OLDFIELD「Tubular Bells」へ。
げげーっ、長い曲しかも単調・・・と思いきや、ショート・バージョン。
店主は“なんだかヤル気のないベースだな”と、
DOORS「Love Me Two Times」を。
もう僕に順番が回って来た。ジム・モリソンのボーカルが、どうにも
デヴィッド・ボウイを連想させるんで
、「Ricochet」を選曲。この間に、ラモウんとおけらさんが来店。この“お遊び”の仲間がどんどん増える。
ラモウん、すかさず順番が来る。
DEAD LINE「Who's Who」へ。
続くおけらさんは
PINk FLOYD「Time」。
ヘッドさんに戻り、
RAINBOW「Street Of Dreams」。僕は“女性コーラス”からの連想かと思ったが、ヘッドさんからの種明かしは、もっと奥が深かった。この曲のプロモにも“時間”がテーマになってるんですね。さすがです!
“やる気が無い演奏だな~”が、これまた店主の印象。確かにね、RAINBOWの末期だし。
GFRの「Closer To Home」を仕鰍ッて来る。
この曲のスタジオ・テイクの方には、途中、ストリングスが入って来る。そんな理由から僕は、
LED ZEPPELIN「Kashmir」を。
実は同じ理由から、RAINBOW「Gates Of Babylon」にしかたったのだが、店のリストに載ってない!!こりゃあ一大事だぁ。さっそく増量の準備をしなければ。
ラモウんは、“カシミール”のイントロから閃いたのが、
DEEP PURPLE「Wicked Ways」。
ここでナント珍しや、土曜日なのにプログレ取締役のFKSMさんも来店。
オヤジ率100%、同人率100%、そしてコモンストック率が60%となり、さらに“新・ROCK連歌”は走り続ける。
おけらさん、
LOVERBOY「Working For The Weekend」を。この曲には、みんながおお!!と感心した。ジョー・リン・ターナーがオーバーラップするよ~。
おけらさんに続くのはFKSMさん。
STEPPEN WOLF「Born To Be Wild」と、選択肢の範囲を大きく広げてくれた。
ヘッドさんは、
DOORS二度目の登場で
「Light My Fire」へ。
ところが店主は、
GRAHAM BOND ORGANISATION「Oh Baby」と、またしても範囲を狭めて来る。
次は僕の番だ。しかし心配はご無用だった。この曲には大きな特徴があった。
曲の途中にドラム・ソロ(ジンジャー・ベイカー)が入る。同じく曲間にドラム・ソロが入ることで、これまた二度目の登場ながら、
GFR「T.N.U.C.」を。
ラモウんは
JOHNNY WINTER「Johnny B. Goode」へ。本来は別の曲にしたかったそうだが、店に入ってなかったので、已む無くこの曲を選択。ラモウん、がっかりのご様子だった。
おけらさんは納得の選曲で
CAROL「ルイジアンナ」。
FKSMさん
JERRY DOUGLAS「Gone To Fortingall」。原点に戻したとのこと。
ヘッドさんは
JEFF HEALEY「While My Guitar Gently Weeps」へ。
店主
JIMI HENDRIX「Wild Thing(モンタレーのライブ)」。
僕の番。直感で閃いた。このギターのノイジーなグジャグジャ感は、
DEEP PURPLEの「Speed King」。その冒頭の“ワッフル”と呼ばれているらしい部分に類似する。
末期レインボーで、ヤル気の無さを店主に指摘された御大だが、この頃は前途洋々、ヤル気に満ち溢れたプレイではないか。
これにラモウんは
KING CRIMSON「21st Century Schizoid Man(live 71)」をぶつけて来る。アースバウンド、ボズ・バレルのバージョンだ。
いよいよ凄まじくなってきた“新・ROCK連歌”だが、当初の予定だった21時を遥かに超え、現在は22時少し前。
そろそろ帰らねば電車も無くなってしまう。
我ら「みんブロ」つながりのオヤジ3人衆は、ここで退店となる。
店にはまだ3人いるので、この“お遊び”はまだまだ続いたのかな?
非常に悩ませる、難易度が高くなった“新・ROCK連歌”だが、“自分の感性”と言う比較的曖昧な部分がOKだから、“良し”ってことでしょうかね。
次回はまだ未定ですが、別件との絡みで2月7日(土)が有力候補です。
それでは、また。
※ヘッドおやじのガンズT~イエーイ
追伸
ジミヘンの「Wild Thing」の途中、アドリブで入るフランク・シナトラの曲名がなんだっけ?ってことだったが、ようやく曲名が判明。
「Strangers In The Night(夜のストレンジャー)」ですね。