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ラモウんの「プログレ放浪聴(ほうろうき)100選」その1

2013年08月07日 04時53分00秒 | 僕の私のプログレ放浪聴(ほうろうき)
Beggar's Opera『Act One』(1970)

 ボクがこのアルバムを購入したのは20代半ばのころ、新宿レコードで。
 購入のきっかけはマダムとのこんな会話がきっかけだった。
「すさまじいオルガン・ロックでお勧めのモノあります」
「あるある。これこれ」
「そんなにすさまじいの?」
「これ名盤よ。オルガン好きなら、聴かないと一生後悔するわよ」
 ということで、自宅に戻り、「期待度満点状態」で、ワクワクしながら、早速、レコードの針をおろすことに。
 ところが、つまらない。オルガン中心のブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックであることには違いないのだが、なんかサイケっぽくて、琴線にふれないのだ。しかも、音質も悪く、メンバーのテクもB級。
「なんだ。こんなものか。マダムにだまされたな」
 そう思いながら、盤を裏返し、B面にチェンジ。しかし、この瞬間、度肝を抜かれた。「レイモンズ・ロード」という曲から始まるのだが、これがA面とは打って変わってハード。しかも、DPの「マンドレイク・ルート」にそっくりなのだ。もっと、たまげたのはオルガンのソロ。モーツァルトのトルコ行進曲をはじめ、トッカータとフーガ、ウィリアムテル序曲、ペールギュントなど、クラシックのナンバーを「これでもか。これでもか」というくらい弾きまくる(ここまでやられると、クラシックのパロディみたいで笑ってしまうけど)。
延々11分に及ぶ、この曲を聴き終えた後、マダムの「これ名盤よ。オルガン好きなら、聴かないと一生後悔するわよ」という言葉にも少しは納得した次第。
 その後、脱サラ・創業資金を捻出するため、このレコードを売ってしまったが、この曲を「りんご」に行ったら大音量で聴きたいという衝動にかられることがしばしばあるのである。

 YOU-TUBEを貼り付けておきましたので、興味のある方はご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=NYGAOeUW9kA
 ボーナストラックのついたアルバムもフルに聴けます。その場合、「レイモンズ・ロード」は18分経ったあたりから始まるので早送りしてネ。
https://www.youtube.com/watch?v=rYitRpgo7Jo

 なお、セカンドアルバムに関しては、管理人さんが「Long Live Rock 'n' Roll」の項で紹介していますので、そちらを参照ください。

 そういうわけで、ラモウんの「プログレ放浪聴(ほうろうき) 100選」は「ライブ・リメ[ト」「Come Taste The 上州」とともに、定期的にこのブログに投稿していきます。メジャーなモノだけではなく、マイナーなモノ、皆さんが知らないモノも数多く紹介できると思いますので、どうかお楽しみに。
コメント (4)
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