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IT業界17年。60代になっても現役で頑張るおばちゃんがアレコレ綴ってるブログです。

アウトプット

2020-05-07 02:24:17 | Work
緊急事態の延長で5月もほぼテレワークが確定しました。
私の所属するチームは8割がテレワーク。
残りの2割の人が出勤してることになるんですが、2割の内の何人かは週イチ程度に出勤するリーダーを始めとするプロパーさんたちや、たまに出勤する私達協力会社のメンバーが含まれます。
ややこしくてわかりにくいですね(汗)
つまり、テレワークをせず、毎日出勤してるメンバーが1割いて、この1割である数人は全員協力会社の男子たちです。

この男子たちが5末で撤退が決まりました。
以前の記事で紹介しましたが、派遣元の会社があれこれと要望を出し、クライアントと意見が合わなかったことも含め、彼らにとってベストな方向には向かいませんでした。
もっとも、彼らがここではなく、違う場所で仕事がしたいと思っていれば別ですが。

一ヶ月前、会社がテレワークの調整に入った時、彼らは休業してもらう予定でした。
ですが、もう少し彼らに寄り添った形を取ろうと言うことになり、休業とはせず、出勤するメンバーとして勤務してもらいながら今後の彼らの身の振り方を会社は模索しました。
彼らのためにプロパーの誰かが交代で週に一度出るようにシフトが組まれたのもそのためです。

契約終了という結論を出す前に、イケメンリーダーは「本人たちに今後どんな仕事をしたいか、どうなりたいかを聞いて欲しい」という打診を派遣元にしたそうです。
協力会社である立場の私達は、プロパーであるリーダーと日々の実務について打ち合わせすることはあっても、今後どうしていきたいかについての面談をすることはありません。
そういった内容は自社の営業と話すのです。
リーダーの要望は所属会社の営業に伝えられ、営業経由で聞かされることになります。

で、その会社の営業さんからこんな返事が来たそうです。
「自分たちのやりたい仕事をやらせてもらえないって言ってます」

じゃあ何がやりたいの?
ってことなんですが、彼らのやりたいことはサーバ構築らしいです。
サーバ構築であればできるのに、やらせてもらえない・・・ってのが彼らの不満らしいです。
PCの設定はもううんざり・・・とも言ってるそうです。
彼らは大きな勘違いをしています。
なぜなら、その、彼らが毎日携わっているPCの設定は、完璧な手順書があるんです。
そしてその手順書は過去にいた先輩や、PLの立場の誰かが作成したものをアップデートしたものです。
手順書に沿って手を動かしていただけの彼らが、同じ感覚でサーバの構築をしたいと言っているのであればそれは間違っています。
サーバの構築はうんとレベルが上がり、サーバの構築者は設計(つまりは手順書)から書かないといけないからです。
PC設定の手順書も書いたことのない彼らが、サーバの設計~構築ができるとは思えません。
彼らのイメージするサーバ構築とは、おそらく手順書が用意されていて、それに沿って手を動かすレベルを言っているのだと思います。

同じフォーマットでガシガシ設定すればいいPCとは違い、一つ一つ役割もスペックも異なるサーバはひとつのフォーマットを使い回すことができません。
よって、1台ずつ設計書を作成するんですが、いちいちパラメータを確認しないと設計書が作れない人にサーバ構築を任せられるはずがないのです。
まぁ、そんな彼らの返答もあり、こりゃ駄目だと判断したイケメンリーダーは5末で終了を決めたのでした。

私も今でこそサーバの設計~構築、それに関わるネットワークの設計も(なんとか)できますが、彼らのように未経験の時は勿論ありました。
同じ未経験なのに、彼らはできないと判断され、なぜに私はできると判断され今もなおこのチームに残っているのか・・・
今回の件をきっかけに過去を振り返り考えてみました。
んが・・・・思いつかないんです(汗)
私の何を見てポテンシャルがあると思ってくれたのか謎でしかない(汗)
ひとつ言えるのは、私は「できるできる!」とは一言も言っていなかったこと。
だって、できる自信ないもん(笑)
むしろ、できない理由を詳しく伝えていました。
〇〇が足りていないのでできません。〇〇のことについて詳しくないのでできません・・・みたいな感じで。

引っかかったとしたらそれなのかもしれません(笑)
つまり、〇〇について詳しくないのでできません ということは、△△までなら知っている を同時に言っているんです。
この業界だけでなく、いろんな業種でも同じだと思うんですが、完成に至るまで、いくつもステップを重ねる必要があります。
ステップが10あるとして、7を知ってて、1~6を知らないってのはあり得ない。
1~6を理解した先に7があるからです。
私が言っていたことは、「(1~6は経験したことがあるので理解していますが)〇〇(7~10)について詳しくない(経験がない)のでできません」
で、こういう言い方をすること自体、「経験がそれなりにあるんだな」とラッキーにも見られたのかもしれません(笑)
あるいは、だったら6までの作業ならやってもらえるな という目安がつけやすかった とかね。

少し上に戻り、では彼らがどういったアウトプットをしていれば可能性があったのか。
1.サーバの手順書があれば構築はできます
もしももっとレベルが高かったのであれば
2.何かを参考にしてもいいなら設計書は作成できます

1.は、手順書がなければ手を動かせない ということなんだけど、手順書がなければ手を動かせない自分のレベルを理解しているということになります。
2.はサーバ構築には設計書というものがあり、設計書が作成できないと構築はできない ということを理解しており、そして、稼働しているサーバの設計書を参考にしても良いなら作成できる と言ってるので1.よりうんとレベルが高いです。
チームとして望むのは2.のレベルなんだけれど、1.の答えを出していても残れたと思います。
自分の力を理解することは、人とコミュニケーションを取りながら作業をするにあたり、なくてはならないスキルだからです。
彼らはおそらく、1.でも2.でもなく、手順書ありきのワーカーとも自覚していなかったのでしょう。
これだけ早くPCの設定ができるんだからサーバなんて楽勝じゃん?くらいの感覚だったと思います。
そしてそのレベルのアウトプットだった。

何かを尋ねられた時、どう答えるかを用意して人は生きていません。
不意を突かれた質問にうまく対応できず、見当違いな回答を出してしまいます。
けれどそれって見当違いなのでしょうか?
日頃自分の中で無意識に溜まっている思考が言葉となって出るのではないでしょうか。
たとえそれが自分の生活設計に深く関わるような重要な場面であったとしても。


とりとめのない記事になってしまいました(汗)
GW中朝昼逆転みたいな生活になってしまい、こんな時間なのに全然眠くならなーーーーい(笑)

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